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中長期投資のメリット

長期運用になるほど単利と複利の差が大きくなる

 

100万円を年利5%で運用した場合(20年間1年複利と単利)


 

 

金利の計算方法は「単利」と「複利」


投資における金利の計算方法には、大きく分けて「単利」と「複利」2つの種類があります。単利では、元本に対して利息が計算されますので、元本部分は預けた当初の金額から増えることはありません。一方、複利は利息が元本に組み込まれ、「当初元本+利息」に対して利息が計算されます。つまり、利息が出るたびに元本が増えていくことになります。

例えば、単利で100万円を利回り5%で20年運用した場合、毎年5万円ずつ利息を受け取り、元本100万円+利息5万円×20年で、合計200万円となります。一方、複利で運用した場合は、元本に毎年の利息を加えた額に対して利息がつくので、20年で合計265万3298円となり、単利よりも65万円以上も資産が残ることになります。単利と複利の差は、長期運用になるほど大きくなります。

 

分配金を再投資すれば収益が増加する

 

投資信託の再投資運用(複利効果)

元本100万円を年5%で運用した場合

複利効果を狙って分配金を再投資する


「複利効果」とは、運用で得た収益や利息を再び投資することで、利息が利息を生んでふくらんでいく効果のことを指します。複利効果は中長期の投資でより大きな効果を発揮します。時間をかければかけるほど、お金自身が働いて稼ぐ金額が増えていくことになるからです。

投資信託では決算ごとに分配金が支払われますが、複利効果を狙って、その分配金を受け取らずに再投資するという方法があります。分配金を再投資して元本を増やすことで、より大きな収益が期待できるのです。

分配金を受け取るか、受け取らずに再投資に回すかは、基本、ファンド購入時に設定します。投資効率を高めたい場合は、分配金の再投資コースを選ぶほうが有利になります。商品によっては、分配金を受け取るコースから再投資コースに途中から変更できるものもあります。
 

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