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ETFで自由度アップ ~投資信託でお金を増やす(5)~

市場でいつでも売買できる投資信託

投資信託の中には、株と同じように市場で売買できるタイプのものもあります。これをETF(上場投資信託)といいます。市場で売買できることでどんなメリットがあるのでしょうか。

一般的な投資信託のなかで単位型と呼ばれるものは、投資家から資金を集める期間(募集期間)が設定されます。この期間に集まった資金を基に実際の運用がスタートし、期間を過ぎた場合は購入できません。

また、いつでも買える投資信託(追加型・オープン型)もありますが、このタイプも売買は1日1回のみ。市場が閉じた後で、その日の取引価格(基準価額)が決まります。そのため、急に現金化する用事ができたり、相場の急変に合わせて売買したい時(平日9時~15時・昼休みあり)などに対応できません。

一方、ETFは市場が空いている時であればいつでも売買可能です。「買いたい」「売りたい」と思ったタイミングで売買できるため、自由度が高くなります。

日経平均株価などさまざまな指数と連動

ETFはインデックス型の投資信託の一種で、日経平均株価やTOPIXなどの指数(インデックス)と連動するように設計されています。

そのため、銘柄入れ替えの手間などがかからず、運用管理費用などのコストが安く抑えられています。この点は、長期保有したい人にとってメリットといえるでしょう。

また、日経225採用銘柄や東証プライム上場銘柄など多数の銘柄に投資しますので、分散投資効果が高いのも特徴です。

例えば、個別銘柄は1日に20%近く値動きすることがありますが、日経平均株価やTOPIXは、大きく動いても数%です。

リスクを抑えつつ株に投資でき、注文や売買の方法が株と同じですので、将来的に個別株の投資をしたいと思っている人にとっては株取引に慣れる手段にもなります。

ニュースを見れば値動きがわかる

さらに、値動きが把握しやすい点も特徴といえるでしょう。例えば、日経平均株価やTOPIXなどの指数は、日々の経済ニュースなどの中で報じられます。

手間をかけて調べようとしなくても、少しニュースを意識するだけで自分が保有していたり、買いたいと思っているETFの値動きが、かんたんにわかるのです。

ちなみに、日経平均株価など株価指数と連動するETFのほかに、金、原油、小麦、REITなどと連動するETFもあります。海外の株や債券と連動するETFもあるため、海外投資に興味がある人は検討してみるとよいでしょう。

ETFは、1口数万円から買えるものがほとんどですので、これから株式投資を始めたい人にとっても、株のほかに投資対象を広げたい人にとっても、手軽な商品といえます。


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