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リスク許容度を計算する

資産運用や投資において「リスク許容度」という言葉を耳にします。投資における「リスク」とはリターンの振れ幅のことを指します。

そもそも、投資はすべてがプラスに動くわけではありません。マイナスに作用することもあります。このマイナスをどこまで受け入れられるかが「リスク許容度」です。

実際の金融市場では、ハイリスク・ハイリターンな投資対象とローリスク・ローリターンな投資対象しか存在しません。投資家は、大きなリターンを求めるために、自分がどれだけのリスクを許容できるかを知っておく必要があるのです。

リスク許容度を考えるうえでのポイントは「年齢」「家族構成」「年収」「資産」「投資経験」「性格」などです。

例えば、一般的に年齢が若い方が運用期間を長く取れますので、損失が出たとしても取り返す機会があると考えられることから、リスク許容度は大きくなります。
 
家族が多い人は、支出も多く、投資に回せるお金が少ないと考えると、リスク許容度は小さくなります。

つまりは、金融商品を選ぶ際に、マイナスになった時を考えてみて、自分が経済的にも精神的にも耐えることができる基準ということです。

したがって、リスク許容度は、大きい方が良い、あるいは小さい方が良い、という性質のものではありません。実際に自分のリスク許容度を把握するのは面倒だと思うかもしれませんが、投資商品を決めるうえでは非常に重要です。
 
「全国銀行協会」やロボアドバイザーの「ウェルスナビ」のサイトなどでは無料診断ツールが提供されていますので、活用するといいでしょう。
 

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