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金融機関と商品の選び方 つみたてNISAと iDeCoでお金を増やす(4)

手数料の金額を確認して金融機関を選ぶ

iDeCoを始める際に重要なのが、「管理金融機関」選びです。

iDeCoはつみたてNISAと違って、商品ラインナップが金融機関によって異なります。また、手数料も金融機関によって差があります。場合によっては4千円以上の手数料がかかることもありますので、金融機関は慎重に選ぶことが大切です。

iDeCoでは、どの金融機関でも共通で加入時に2829円、毎月171円(国民年金基金連合会に105円+信託銀行に66円)の手数料を支払います。そしてさらに「口座管理料」が発生します。

この口座管理料は、金融機関によって、0円から500円程度までまちまちです。月々では数百円の差でも、長期で積み重なると馬鹿にならない額となりますので、金融機関を選ぶ際には事前に各手数料の金額を調べておくことをおすすめします。

iDeCoの運用商品は元本確保型と元本変動型

iDeCoの運用商品には、「元本確保型」と「元本変動型」があります。

元本確保型は、文字通り積み立てた元本が確保されるタイプをいい、具体的な商品として「定期預金」と「保険」があります。元本割れのリスクがないというメリットがありますが、低金利の状況だと将来の生活に必要な年金資産を増やせないというデメリットがあります。

一方、元本変動型は積み立てた元本が運用によって変動するタイプをいい、「投資信託」がこれに当たります。投資信託の種類は、金融機関によりさまざまです。

運用成績によっては、値下がりして資産が減ってしまうこともあるので、自分のリスク許容度に合わせて選びましょう。

iDeCoでは原則、商品の入れ替え(スイッチング)や、配分変更(リバランス)を自由に行うことができます。資産運用に慣れてきたら、定期預金を減らして投資信託の割合を増やしたり、より積極的な運用を目指すファンドも取り入れたりと、ステップアップしていくこともできます。

運用当初は元本確保型の割合を多めにし、運用に慣れてから徐々に元本変動型の運用に移行するという方法をとっても良いでしょう。

iDeCoで運用する投資信託の種類

元本変動型で運用する場合、投資信託の中にも種類があります。

「債券投資信託」は、国債や社債など債券と呼ばれる金融商品に投資するタイプの投資信託です。リスクの低い国内債券タイプ、為替リスクを伴う先進国の外国債券タイプ、金利が高く為替リスクも大きい新興国・エマージング債券タイプ、為替リスクがあり金利が高い反面信用リスクが高いハイイールド債券タイプなどさまざまな種類があります。

債券=ローリスクと思っている人もいると思いますが、ハイリスク商品も存在します。

「株式投資信託」は、上場している会社の株式に投資するタイプの投資信託です。国内企業に投資する国内株式タイプ、アメリカの株式に投資する米国株式タイプ、アメリカを中心とする先進国株式に投資する先進国株式タイプ、世界中の株式に投資する全世界株式タイプ、新興国の株式に投資するエマージング株式タイプなど、地域を指定して運用するタイプがあります。

ほかにも株式指数に合わせて投資するインデックス運用タイプ、株式指数よりも高い利益を求めて投資するアクティブ運用タイプがあり、これも選ぶ銘柄により、リスクは異なります。さらに、不動産に投資する「不動産投資信託(REIT)」や債券、株式、REITなどの各資産を複合的に組み合わせて投資する「バランス型投資信託」、運用会社が自動的に資産配分を調整する「ターゲットイヤー」などもあります。

自分の取れるリスク許容度を考えながら商品を選びましょう。

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