代表的なBNPLサービス ~BNPL(後払い)を活用しよう! (2)~
BNPLでお得に買い物しよう
日本におけるBNPLは、この分野で先行したペイディの「あと払いペイディ」や、ネットプロテクションズホールディングスの「NP後払い」と「atone」などのサービスが広く利用されている。類似サービスもあるが、明確にBNPLであると断言することが難しいサービスも少なからず存在している状況だ。
世界でのBNPL動向をみてみると、2021年アメリカ・Amazonがペイディを「後払い(Paidy)」として採用。その後Appleの日本語版購入サイトにも採用され、人々の認知度は急激に上がることになる。「ペイディあと払いプランApple専用」では、iPhoneなど特定機種に限り最大36回の分割に対応。Macは最大24回まで金利ゼロで分割購入が可能だ。
クレジットカードを持っていない人でもほしい商品が、初期費用を抑えて購入できるメリットは大きい。
Paidy「あと払いペイディ」
2014年7月日本初の翌月まとめ払いサービスとしてスタートすると話題に。現在のサービスとなる「3回払い」は、2020年10月にスタートした。スマホと携帯電話番号、メールアドレスだけで決済できるので、クレジットカード情報を入力するのに抵抗感がある人たちも気軽に使えるようになった。後日請求書がメールとSMSで届くので、支払い方法を選んで決済するだけ。本当に個人情報を入力する必要がない。
DATA
- 請求方法 最大分割回数3回
- 決済方法 メールアドレス・携帯電話番号
- 支払方法 コンビニ(手数料最大356円)・口座振替・銀行振込(要振込手数料)
- 主な加盟店 Amazon、Apple、DMM.com、Rakuten ラクマ、ビックカメラ、エアトリ ほか
利用方法
3回あと払いの変更画面もグラフィカルに日付と金額を確認できる。
使いすぎを防止するために利用上限金額内で予算を設定できる。
ネットプロテクションズホールディングス「NP後払い」
2022年にスタートした「NP後払い」は、多くの大手通販サイトに採用されている信頼性の高い後払いサービス。現在使えるショップは、6万9000店舗以上あり、実際に使われる頻度も増えてきている。
支払いを済ませると、お得なNPポイントが貯まるサービスも提供。貯めたポイントは、商品への交換、買い物の値引きなどに使える。支払いは郵送の請求書が送られてくるので、自分で支払い方法を選ぶことができる。
DATA
- 請求方法 請求書の発行から14日間
- 決済方法 メールアドレス・携帯電話番号
- 支払方法 コンビニ・郵便局・銀行振込・LINE Pay
- 使える主なショップ アディダス、西松屋、叙々苑、ニチレイフーズ ほか多数
利用方法
- お支払い方法でNP後払いを選択
- 購入商品と請求書が到着
- 好きなタイミングでお支払い
最寄りのコンビニ・郵便局・銀行・LINE Payでお支払いください。請求書の箱うご、14日以内であれば好きなタイミングでお支払いいただけます。
ネットプロテクションズホールディングス「atone」
「atone(アトネ)」は、スマホだけで手軽に翌月払いにできる決済サービス。無料の会員登録だけで使え、面倒なクレジットカード情報の登録もない。登録する情報は、携帯番号とパスワードのみとシンプルだ。基本操作はスマホアプリから行い、買い物履歴や支払い履歴、各種手続きまで確認可能。「atone」にもポイントサービスがあり、買い物ごとにポイントが貯められ、代金の値引きに利用することができる。
DATA
- 請求方法 1カ月分・月末締め、翌月20日支払い(分割不可)
- 決済方法 携帯電話番号・パスワード
- 支払方法 コンビニ払い・口座振替
- 使える主なショップ Qoo10、ナノ・ユニバース、めちゃコミック、トリンプ・オンラインショップ、URオンラインストア
利用方法
step1 携帯電話とパスワードでログイン
ネットショップの画面で、atoneにログイン。
step2 使用するポイントを確認
値引きに使うポイントを入力。1ポイント1円として使える。
step3 注文確定
注文金額を確定して、決済完了。