購入方法と取引単位 ~購入方法は「金額指定」と「口数指定」~
2022.11.21
投資信託の買い方は2パターン
「金額指定」で購入した場合
基準価額は1万口あたりの価格
投資信託を購入する際には、買い方のパターンが2種類あります。「金額指定」で買う方法と「口数指定」で買う方法です。投資信託の「口数」とは、投資信託の取引単位です。株式の場合は「1株」で表しますが、株式の1株が投資信託の「1口」になります。公表されている基準価額は、1万口あたりの価格となっています。多くのファンドは新規に運用開始する際、1万口当たり1万円(1口=1円)で販売されますので、新規の投資信託を購入した投資家はすべて1万口=1万円で投資を開始しているということになります。
「口数指定」で購入した場合
「口数指定」では購入額が高くなることも
まず「金額指定」ですが、これは単純に◯○万円分を購入するという方法です。証券会社によっては100円から買うことができます。ファンドを1万円分購入する場合、基準価格が1万円であれば口数は1万口です(投資額÷1万口=1口あたりの値段)。基準価格が1万5千円なら6666口、基準価格が5千円なら2万口と、基準価額によって購入口数が変わってきます(購入時販売手数料なしで計算した場合)。次に「口数指定」ですが、こちらは購入金額を考えないで、口数を指定して投資信託を購入する方法となります。例えば、基準価額8千円のファンドを5万口で口数指定した場合、購入金額は4万円ということになり、基準価額1万8千円のファンドの場合は、9万円の購入金額が必要ということになります。
口数指定の場合は、1万口単位での注文となりますので、購入するファンドの基準価額によっては、投資金額が大きくなる可能性があります。 購入金額に合わせて購入口数が決まる金額指定のほうが、初心者には始めやすいでしょう。