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素人には難しい? 商品先物で選択肢を広げる

先物取引は扱う商品が豊富


 FXは証拠金を使う差金決済です。この仕組みは他の投資にも使われています。その1つが、商品先物取引です。

 これから投資を始める人にとって、商品先物への投資はハードルが高いと感じるかもしれません。

 しかし、投資の幅を広げれば、それだけ利益獲得のチャンスも広がります。

 将来的に投資するかもしれない可能性を踏まえて、ここではその概要を押さえておきましょう。

 商品先物取引は、投資先となる商品が多様である点が特徴で、金やプラチナなど貴金属や非鉄、原油などのエネルギー、大豆やトウモロコシなどの農産物などを扱います。

 取引の仕組みとしてはFXに似ている点が多いといえるでしょう。

 例えば、先物取引で生じる利益と損失は、FXと同じように証拠金に反映されます。証拠金を使う差金決済ですので、レバレッジをかけることができ、少額で大きな金額の取引ができます。

 また、FX取引を行う為替市場のように、商品市場も長時間開いています。これは、日中働いている人にとってメリットといえるでしょう。株取引が行われる時間(9時から15時)に相場を確認するのが難しい人でも、商品先物の取引であれば夜間や早朝の時間を使い、取引に参加できるのです。




 

いまの価格で将来の売買を契約する


 先物取引のポイントは、各種商品をいま取引するのではなく、将来の決められた日に、いま決めた価格で売買するという点です。先物取引は、その契約をすることをさします。

 例えば、現在の金の価格が1グラム4000円だったとしましょう。仮にこれから半年間で値上がりしていくとすれば、いま4000円で買う契約をしておくと利益が得られます。そのような時に、先物取引で金を買います。つまり、半年後に4000円で買う契約をしておくわけです。

 実際に値上がりした場合は、値上がり分が利益になります。半年後の金価格が4500円になっていたとしたら、1グラムにつき500円の利益が得られるわけです。

 逆に、値下がりが予想できる場合にも利益が狙えます。

 仮に半年後に3500円になった場合、あらかじめ4000円で売る契約をしておけば、差額の500円が利益になります。 このように、買いと売りの両方向で取引ができることから、商品先物取引は利益のチャンスが広くなるのです。

 ちなみに、ここで例に挙げた「半年後」(売る日)のことを限月といい、その日までに反対売買をします。株は、上場廃止になるまでずっと持ち続けられますが、売買の期限が決まっている点が先物取引の特徴です。

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