将棋世界11月号発売


将棋世界11月号が発売になりました。

巻頭カラーでは今もっとも熱い戦いが繰り広げられている渡辺王座VS羽生二冠の王座戦を紹介。今月号では第2局をメインで取り上げています。ネット中継も行われていたのですでにご覧になった方も多いでしょうが、羽生二冠の戦型選択は相変わらず魅せてくれます。角交換四間飛車は自身が王位戦で藤井九段にやられた形。やられてイヤなことをやり返すとは…将棋でなければ怒られてしまいそうです。

結果は際どく羽生二冠の勝ち。この後も激戦が…と思ったら、本誌発売日にちょうど決着してしまいました。この模様は12月号で。

さて、その羽生二冠の王位戦もすでに決着しています。決着局となった第5局は本家藤井システムに対し、羽生王位は新手▲1六角を繰り出す展開。結果は新手が奏功し羽生王位の勝利。羽生王位の新手はこの形の決定版になるのか、藤井九段の今後の研究に注目です。それにしてもつい先日タイトル81期の新記録を達成したと思ったら、すでに83期目を獲得(上記の王座戦)とは。まったくもって凄いとしか言いようがありません。

ちなみに人気連載の突き抜ける!現代将棋、今月号は「なぜプロは藤井将棋に憧れるのか」です。王位戦の記事とあわせてお読みいただくと藤井九段の凄さが一層感じられるのではないでしょうか。

ほかにも、今月から始まった羽生三冠の連載対談や週刊将棋との合同企画、双龍戦など盛りだくさんの内容です。

ぜひご覧ください。

カテゴリ: 週刊将棋/将棋世界