週刊将棋8月8日号発売!


 皆様こんにちは、週刊将棋編集部です。最近はまだ耐えられる暑さです。
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 今週は王位戦第3局が行われました。藤井九段ペースかと思われましたが、難しく、激しいねじり合いを羽生王位が制しました。
 1~3面で詳しく解説しています。さるくちゃんとツーショットの藤井九段も!
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週刊将棋8月8日号

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 今週はマイナビ女子オープン一斉予選が行われました。タイトルホルダーが1回戦で敗れたり、懸賞金が過去最高の20口ついたりと、今年も見どころ満載の熱い1日でした。また、我々裏の人たちは一年で一番忙しい日。特に前日はてんやわんやでした。
 会場設営が終わり、19時か20時くらいに編集部に戻ると、1人で寂しそうに作業しているY記者の姿が。なにやら、明日来場者の方に配る資料(9枚)×600部程をまとめてホッチキスで止める作業をしている模様。なぜ今になってこれを!どうやら資料のコピーが早くできず、今になってしまったらしい。しかも他の作業の人は、資料ができていない事実を知らず、こちらに人が回ってこない。取り急ぎ筆者が加わり、2人で1枚ずつ紙を取ってくるくるしていました。
←―――――
↓        ↑ ←人の流れ
―――――→
□□□□□□□□□□ ←紙 
 しかしこのやり方では足がだるく(Y記者は腰が)、座って4枚と5枚を分けてまとめることに。そして加わったA編集者が2束をまとめてホッチキス。そうしているうちに、1人、また1人と人は増えていき、より効率のいい方法ができ、あとはひたすら目の前の資料を捌くだけになりました。今までは試行錯誤していたのでよかったのですが、もう効率は完成形なので、手を動かすだけの作業はだるい。
 そこで始まったのが将棋縛りしりとり。筆者は何回かやったことがあるので、次が難しい「矢倉」と「羽生善治」をNGワードにしてスタート!
 ○○→○○→…→○○や→Y記者「矢倉…、あ、だめか、矢倉規広!」→筆者「それならOK!って『ろ』?!ろ…ろ…、6筋…」という具合にかなり甘めのしりとりが続き、何かしらで『る』が来た書籍編集部のSは、『ルーク!』と自身ありげに発言。しかし「ルークはだめだろ」「それチェスじゃん」「ビショップだったらなんとなくOKだったな!」と周りのさじ加減で却下。
 その後も楽しく続いたのですが、われらがA編集長にピンチが。
Y記者「リーグ」
筆者「ぐぅ?!ぐーないよ。ぐーぐー、…、グループ…?」
 →まあリーグがありならね!と激アマ採点で通過
A編集長「ぷ?!俺ぷ?!」
 →一同ぷに爆笑
A編集長「おいおい将棋界にぷなんてないよ」
 →ここで編集長の敗退決定かと思われたその時
A編集長「!! あった、ぷあった。プロ棋士!!」
一同「おおおおおお!!!!しかも王道!文句なし!」
A編集長「ふふーん」
一同「ファインプレー!」←Qさま風に
と週刊将棋編集長が編集長たる所以の知識(?)を見せ付けられたしりとりになりました。
 手を動かしている最中、じっと考慮していたおかげか、資料作りの疲れは無く、楽しい気持ちの中資料600部が出来上がりました。9種類の資料の枚数の残りが違っていたのは内緒の話。(なんか抜けていたり多かったりした人、スミマセン)
 当日お越しいただいた皆さんは、当日を懐かしむように、11~14面をご覧下さい。大盤解説以外の対局も解説しています。また、当日こちらにお越しいただけなかった皆さんは、11~14面で笑いあり涙ありの緊張感あふれるリポートをお楽しみ下さい。
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 今週は他にも、
・山崎七段が初の挑決三番勝負へ進出、丸山九段が三浦八段破って準決勝へ進出した竜王戦決勝トーナメント、
・自信ない局面から追い上げ辛勝の佐藤康王将、いまだ勝ちなしの新参橋本八段のA級順位戦、
・あと1勝!杉本七段、広瀬七段が徐々に上に上りつめる竜王戦昇級者決定戦、
・今泉アマまたもプロ破る!ベテラン桐山九段の三間飛車の猛攻を振り切った朝日杯、
・いよいよ決着の時!ケミカルな対局室で勝利の女神はどちらに微笑むのか!関西豊島七段vs振り飛車戸辺六段の双龍戦、
・2曲かぶっていました、1人も楽しいですよね、石橋女流四段の「私のお気に入り」、
などなど、盛りだくさんでお届けします!

カテゴリ: 週刊将棋/将棋世界