こんにちは 囲碁人編集部です。
2013年3月下旬に発売された『ひと目の実戦問題―慈風編―』(二十五世本因坊治勲・著)の中には、治勲先生の書いた書が5点掲載されています。
サブタイトルの「慈風」という言葉もそのひとつですが、果たしてどういう意味があるのか、不思議に思った読者の方もいらっしゃるのではないでしょうか?
実は……
治勲先生ご本人も由来をご存知ないとのことです!
単にイメージや雰囲気が良いので、よくお使いになっているそうです。
治勲先生は「恋月」という言葉も書かれています。こちらは先生ご自身で意味を調べられたところ、「満月と同じように、恋も最高潮に達した後は欠けていくだけ」というあまり縁起の良くないものだったそうです……。
由来を知らない・あまり良くない意味の言葉を用いていたことを、先生は持ち前の明るさで大変面白がっていました。
書籍に掲載されている書にもぜひご注目ください。