2023年12月に契約者数が600万を超えた人気の格安SIM「楽天モバイル」。
同年6月からは新プラン「Rakuten最強プラン」の提供も始まり、これまでより利便性がアップしました。
ですが、「安くしたいけど通信速度ってどうなんだろう」と気になる人が多いと思います。
そこで今回は、楽天モバイルの通信速度を実際に計測してみました!
この記事では時間帯別の速度のほか、地域別の速度や他社との比較結果も解説しています。
また、実際に楽天モバイルを使っている人からメリット・デメリットを含めたリアルな口コミも集めたので、ぜひ参考にしてくださいね。
総合ランキングが気になる方は以下の記事も参考にしてください。
楽天モバイルの通信速度を測ってみました
当サイト速度ランキング | ||||
平均速度 | 昼休み時間の平均速度 | |||
59.1 | 12.3 | |||
8時 | 12時 | 15時 | 18時 | 22時 |
33.0 | 12.3 | 67.3 | 128.1 | 55.1 |
- 5G
- 使用端末:iPhone15
- 計測アプリ:https://app-liv.jp/394792/
- 計測場所:8時・22時は大阪市内の住宅街、12時~18時は大阪市内のオフィス街
楽天モバイルの速度を測定したところ、平均では約60Mbpsあるものの、時間帯によって大きく差が出る結果になりました。
一般的に、安定して50Mbpsほどあれば動画視聴やビデオ通話、アプリゲームなどは問題なく利用できます。
そのため、15時以降はストレスなく利用できるでしょう。
一方、お昼の12時にはかなり速度が落ちています。
これは、お昼休みに一気にネットの利用者が増え通信回線が混雑することなどが影響しています。
10MbpsほどあればメールやSNSのチェック、ネットサーフィンをする程度では気にならないかもしれませんが、最高画質での動画視聴などデータ消費量が多い操作の場合は支障が出るかもしれません。
とはいうものの、YouTubeやNetflixでは解像度1080pの高画質で視聴する場合の推奨速度は5Mbpsです。
動画の画質を落とせば、お昼休みでも十分楽しめる可能性はあります。
なお、今回の12時の測定はオフィス街で実施しましたが、2024年から建物内や地下でも電波がつながりやすいプラチナバンド(※)の提供が始まったため、これから通信状況は改善していくでしょう。
今後の動向にも注目してみましょう。
700〜900メガヘルツ(MHz)の周波数帯のこと。
ビルなどの障害物に強く、屋内や地下などこれまでは電波が届きにくかった場所でも電波が届くという特徴がある。
楽天モバイルと他の格安SIMの速度比較
格安SIM名 | 順位 | 平均速度 | 8時台 | 12時台 | 15時台 | 18時台 | 22時台 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
LINEMO | 1位 | 681.8 | 127.1 | 738.5 | 1227.5 | 1268.0 | 48.0 |
楽天モバイル | 6位 | 59.1 | 33.0 | 12.3 | 67.3 | 128.1 | 55.1 |
イオンモバイル | 9位 | 43.3 | 40.1 | 25.7 | 71.1 | 58.3 | 21.2 |
mineo | 10位 | 38.5 | 30.8 | 31.7 | 62.7 | 30.9 | 36.4 |
ahamo | 4位 | 82.6 | 79.1 | 81.6 | 113.0 | 115.0 | 24.5 |
IIJmio | 7位 | 48.1 | 29.8 | 11.3 | 69.3 | 97.5 | 32.6 |
irumo | 5位 | 76.0 | 101.0 | 14.6 | 100.0 | 128.0 | 36.6 |
NUROモバイル | 12位 | 30.3 | 36.7 | 18.3 | 30.8 | 33.4 | 32.2 |
HISモバイル | 8位 | 44.6 | 52.3 | 23.0 | 67.4 | 15.7 | 64.6 |
Y!mobile | 2位 | 474.6 | 230.0 | 958.0 | 50.9 | 976.0 | 158.0 |
UQモバイル | 11位 | 35.1 | 31.9 | 23.5 | 33.9 | 44.6 | 41.9 |
povo | 3位 | 168.1 | 66.0 | 196.0 | 188.5 | 221.0 | 169.0 |
当サイトで格安SIM12社の速度を測定したところ、楽天モバイルは第6位という結果になりました。
ほかの格安SIMと比べると15時以降は楽天モバイルは速いほうですが、やはり12時台の速度はかなり遅めです。
さきほども説明したとおり、動画視聴時の画質を調整するなどの対応をすれば問題ないかもしれませんが、お昼どきにもガンガン高速通信を利用したいという人はストレスがたまるかもしれません。
なお、楽天モバイルでは、6月27日からプラチナバンドの対応を開始しているので、今後の通信状況は改善されていく見通しです。
今後の動向にも注目しておくとよいでしょう。
地域別の楽天モバイルの通信速度
北海道 | 東北 | 北陸 | 東京 | 関東 | 中部 |
24 | 34 | 35 | 46 | 40 | 61 |
大阪 | 関西 | 中国 | 四国 | 九州 | 沖縄 |
45 | 44 | 36 | 31 | 46 | 21 |
最後に、地域別の通信速度を紹介します。
楽天モバイルではエリアによって21〜61Mbpsと差がありました。
そのため、利用するエリアによっては「つながりにくい」と感じる人もいるかもしれません。
とくに、地方にお住まいの人や出張が多い人は事前に対応エリアを確認しておくとよいでしょう。
ただし、楽天モバイルではどんどん基地局が増えています。
直近では、2024年1月16日〜31日に全国46都道府県309市区町村で新たな基地局が設置されました(Rakuten最強プランプロジェクト)。
さまざまなエリアで通信状況がどんどん良くなっていくでしょうから今後に期待できます。
なお、2024年2月時点での状況は下記サイトから確認できますよ。
楽天モバイルの速度に関する口コミをアンケートしてみた
ここでは、当サイトで実施したアンケートから楽天モバイルの通信速度についての口コミを紹介します。
良い点も悪い点も含め、実際のユーザーからリアルな声が届いたのでぜひ参考にしてください。
大手のプロバイダーからの乗り換えですが、以前と比較すると、平均的な月額費用が半額程度にまで抑えることができたので非常に経済的で満足です。安くても回線速度は十分なのでストレスゼロで使用することができています。
店舗のスタッフさんがとても丁寧に説明をしてくださり、加入するプランも「契約時の今入ってもらって、こちらですぐ解約しますね」と忘れがちな解約手続きまでして頂けました。モバイルルーターを無料で貰えたという人もいたので、楽天モバイルは安心して人に勧められます。少し前は繋がらないと言われていましたが、今は楽天のアンテナの基地局がどんどん建っているので、回線は安定していて問題なく使えています。
ギガ数が無制限で金額が打ち止めになるので、気にせず動画なども見て、使うことができる点です。以前は通信がスムーズにいかないことがたまにありましたが、現在は全くといっていいほど困ることなくスムーズに使用できています。
大手3大キャリアよりは通常時でも通信速度が遅く感じます。
電波が場所によってはほとんど入らないことが特に気になります。田舎の祖父母宅へ行くと、ほかのキャリアは電波がしっかり入っていても、楽天モバイルは必ず圏外になります。
平日は仕事でオフィス街に勤務していますが、昼休み時には一斉に楽天モバイルユーザーが利用するので、通信速度が他の時間と比較しても遅くなり、昼休み前には快適に通信利用できたアプリが、全く利用できずにストレスが溜まる点が不満です。
ポジティブな口コミとしては「回線速度は十分」「以前はつながりにくかったけど現在はスムーズ」というような声がありました。
やはり、楽天モバイルでは基地局を増やしているため回線状況が少しずつ良くなっているようです。
一方、ネガティブな口コミとしては「大手3大キャリアより遅い」「平日のオフィス街はつながらない」「田舎は圏外」などがありました。
楽天モバイルは2024年6月27日からプラチナバンドの利用を開始したため、平日のオフィス街でも状況が改善されることが見込まれます。
また、近年多くのエリアで基地局の増設が進んでいるので、田舎でも少しずつ利用できるエリアは広がっていくでしょう。
ネガティブな口コミが気になる人は、現時点での対応エリアをしっかり確認し、今後の動向にも注目してみてくださいね。
ネット上にある楽天モバイルの速度に関する口コミ
次に、ネット上にある楽天モバイルユーザーのリアルな口コミを紹介します。
今回は、以下の媒体から口コミを集めました。
- X(旧Twitter)
- 価格.com
こんだけ速度出て無制限なら最初から楽天モバイル契約しとけばよかった😩 pic.twitter.com/RhFbdpUoCF
— rixy (@113_rarara) February 14, 2024
首都圏での体験談になりますが、世間で言われているほど電波が弱いとは思いません。心配なら、日本通信のドコモSIMで300円の音声プランがあるので、それと組み合わせれば困ることはまずないでしょう。
23区内では殆ど全域で楽天回線に繋がりますし、最近は5Gエリアもかなり拡大しています。
地方のことはよく分かりませんが、一度新幹線で関西に向かった際は、車中でローミング回線に切り替わることは滅多に無かったです。
コンクリ壁の分厚い古い建物は厳しい傾向にありますが、その場合はドコモも同じくらい電波が弱まることも多く、楽天だけ特別弱いとはあまり思えません。
引用:https://kakaku.com/mobile_data/sim/report/?si_companycd=37
スマホ(モバイルルーター)を置く位置に左右されますが、下りで60~40Mbps、上りで10~20Mbps程度は出てくれます。ADLS使用時は下りで1.5~2Mbpsでした。アンテナ直近だと100Mbps以上は出ました(お外で計測)。
少し前から、回線状態が良くなった感触です(契約当初は下り20~30Mbps程度でした)。雨戸を閉めても繋がります(嬉しい誤算です)。
たまに外にスマホを持ち出しますが、ショッピングモールなど屋内・移動中の電車でも繋がります(電車だと偶に切れるけれど・・・)。
引用:https://kakaku.com/mobile_data/sim/report/?si_companycd=37&si_page=3
2年くらい前までは時々繋がらなくなりましたが、ここ1年ほどは不都合を感じていません。
ただ、山やトンネルに入った時に途切れることがあります。
ドコモを使っている友人は平気なので、この辺はちょっと弱いのかもしれません。
引用:https://kakaku.com/mobile_data/sim/report/?si_companycd=37
楽天を使用していましたが、出張時(長野県の奥地、鳥取県の山の中)で電波が繋がりにくく、取引先とオンラインでの打ち合わせができなかったため解約しました。
— のん🍀365日野草生活®️ (@365nitiyasou) February 16, 2024
都心や街中で使う分には問題ありません。
ポジティブな口コミもネガティブな口コミも見られましたが、総括すると楽天モバイルでは高速通信エリアに対応しているかどうかで満足度が大きく分かれている印象です。
都市部や街中では速度は十分に満足できるレベルで、屋内施設でも利用できていますが、山間部やトンネル内などでは通信が難しそうです。
ただ、楽天モバイルは現在進行形で基地局を増やしたりプラチナバンドへの対応を進めたりしているので、今後はまた違った内容の口コミが出てくるでしょう。
速度以外についての口コミも知りたい方には、以下の記事もおすすめです。
楽天モバイルの速度が遅くなる理由と対処法
アンケートや口コミでは「楽天モバイルの速度は十分速い」という声も、反対に「遅い」という声もありました。
ここでは、楽天モバイルの速度が遅くなる理由3つとその対処法について説明します。
- 回線を増強している途中だから
- 回線が混雑する時間帯に利用しているから
- 通信障害やスマホの不具合が起きているから
ぜひ参考にしてくださいね。
理由①回線を増強している途中だから
これまで、楽天モバイルが大手キャリアに比べ通信速度が遅いと言われる理由としては主に以下が挙げられていました。
- 基地局の数が少ない
- 対応エリアが狭い
- プラチナバンドに対応していない
より快適に、より多くのユーザーが通信を行うためには基地局を増やす必要がありますが、楽天モバイルでは大手キャリアよりも基地局の数が少ないです。
そのため、対応エリアが狭いというデメリットもありました。
また、楽天モバイルはプラチナバンドに対応していないことで、屋内や地下、ビル街などではつながりにくいという状況も起きていました。
ですが、楽天モバイルでは近年、通信品質の改善にかなり力を入れています。
直近では、2024年1月16日〜31日に全国46都道府県309市区町村で新たな基地局が設置されました(Rakuten最強プランプロジェクト)。
また、2024年6月27日からユーザー待望のプラチナバンドの提供が開始されました。
これにより、現在速度が遅めのエリアであっても通信状況はどんどん改善されていくでしょう。
対処法
楽天モバイルの契約を検討中の人は、下記のポイントに注目してみてください。
- 対応エリアを確認する
- 実際に契約して使い心地を確かめる
- 通信を行う場所に注意する
まずは自分がスマホを使うエリアが楽天モバイル高速通信の対応エリア内にあるか確認しましょう。
最新の対応エリアは下記サイトから確認できますよ。
その場合は、やはり一度契約して使い心地を確かめてみることをおすすめします。
しかしながら、自宅や職場、出張先などさまざまな場所を移動する人は「実際に使ってみなければわからない」ということが多いのではないでしょうか。
楽天モバイルでは実質無料で利用できるおためしキャンペーンを実施中です。
利用できる期間が1カ月と長いので、さまざまな場所で通信状況を確認できるでしょう。
キャンペーン達成条件はとても簡単なものですし、解約料も発生しないので安心してくださいね。
また、契約後に通信速度が遅くなった場合は通信を行う場所を工夫してみましょう。
プラチナバンドに対応していないエリアでは、屋内や地下、高層ビル街などでは電波が通りにくくなります。
部屋の中では中心部より窓側で通信する、高層ビルの近くではなく障害物の少ない場所で通信するなど、いろいろな場所を試してみてください。
理由②回線が混雑する時間帯に利用しているから
一般的に、ユーザー数が一気に増える時間帯は回線が混雑し、通信速度が低下します。
平日の場合は以下の時間帯で遅くなる傾向にあります。
- 朝の通勤ラッシュ(7〜9時)
- 昼休み(12時〜14時)
- 夕方の帰宅ラッシュ(17〜19時)
- 帰宅後のリラックスタイム(21時〜23時)など
当サイトで計測した楽天モバイルでも、15時以降は速度が55Mbps以上出ていたものの、8時台と12時台ではそれぞれ33.0Mbps、12.3Mbpsと速度が低下していました。
対処法
主な対処法としては、以下が挙げられます。
- 利用する時間帯をずらす
- 利用する内容を工夫する
- 速度が安定して速い格安SIMに変える
- 災害時は専用回線を利用する
まずは、利用する時間帯をずらしてみることを検討してみてください。
楽天モバイルの場合は12時ごろは速度が落ちますが、15時以降は速度が速くなります。
動画視聴などデータ消費量が大きい作業をする場合は15時以降なら快適に行えるでしょう。
ですが、「仕事のお昼休みに動画を見たい、ネットサーフィンしたい」という人もいると思います。
その場合は、利用する内容を工夫してみましょう。
たとえば、動画を見る際には画質を少し落としてみてください。
動画を高画質(4K)で見る場合の推奨速度は、YouTubeで20Mbps、Netflixで15Mbps以上です。
当サイトの測定結果では楽天モバイルではお昼の速度は12.3Mbpsだったので、画質を標準(480p)まで落せば快適に視聴できる可能性が上がりますよ。
ちなみに、標準画質(480p)の推奨速度はYouTubeで1.1 Mbpsです。
もし、細かな設定の変更が面倒だという場合は、時間帯を問わず速度が安定して速い格安SIMに変えるのもひとつの方法です。
当サイトが調べたなかでは、楽天モバイル、Y!mobile、povo、ahamoなど大手キャリアのサブブランドがおすすめです。
ですが、さきほども説明したとおり、楽天モバイルでは現在通信回線の増強が行われています。
自分がスマホを使うエリア近くに基地局ができたり、プラチナバンドが使えるようになれば、また状況が変わるかもしれません。
詳しくは後述しますが、楽天モバイルには多くのメリットがあるので、慎重に判断してみてください。
なお、少し特殊な例ですが、災害発生時にも通信速度が遅くなることがあります。
災害が原因で通信障害が発生している場合は「00000JAPAN(ファイブゼロ・ジャパン)」が使えるようになります。
これは、大手キャリア5社が設置する公衆無線LANサービスで、被災者の安否確認などに活用できます。
通信会社に関係なく誰でも利用できるので、万が一のときには利用してみてくださいね。
理由③通信障害やスマホの不具合が起きているから
理由①と②が原因ではない場合は、楽天モバイル側でトラブルが起きている可能性も考えられます。
通信障害などが発生すると公式サイトでお知らせがあるはずなので確認してみましょう。
スマホ端末に不具合がある場合には、いくつかの原因が考えられます。
- 端末の故障
- 経年劣化
- スマホ端末の空き容量が少ない
- 複数のアプリを同時に開いている
- パケ詰まり(※)が起きている
- 機内モードがオンになっている
- OSが古いバージョンのままになっている
- 圏外ではないのに通信速度が遅くなること
対処法
端末の故障や経年劣化が原因の場合、速度が遅くなること以外にも不具合が出ている可能性があるので原因を特定しやすいでしょう。
「速度が遅くなる原因がいまいちわからない」というときには以下の作業を試してみてください。
- 端末を再起動する
- バックグラウンドで動いているアプリを終了する
- 使用頻度が低いアプリは削除する
- WiFi通信のオンとオフを切り替える
- 機内モードをオフにする
- OSをアップグレードする
とくに、端末の再起動で症状が改善するケースも多いので一番初めに試すと短時間で解決できるかもしれません。
楽天モバイルの回線に関すること
ここでは、楽天モバイルの通信回線について知っておいてほしいことを紹介します。
- 容量制限・速度制限がない
- 5G回線を利用できる
- テザリングを利用できる
ひとつずつ見ていきましょう。特徴①容量制限・速度制限がない
現在楽天モバイルで契約できるのは「Rakuten最強プラン」の1つのみです。
このプランでは実際に使用したデータ量に応じて自動的に料金が決まります。
- ~3GBまで:月額1,078円(税込)
- ~20GBまで:月額2,178円(税込)
- 20GB~無制限:月額3,278円(税込)
20GB以降は無制限に利用できるため、楽天モバイルには契約データ容量を越えた場合の速度制限はありません。
なお、楽天モバイルには以下の2つの回線があり、それぞれ通信エリアが異なります。
- 独自回線エリア:楽天回線
- パートナー回線エリア:au回線
少し前まではau回線には容量制限と速度制限がありましたが、現在の「Rakuten最強プラン」では撤廃されました。
そのため、au回線を使っている人もデータ容量無制限・速度制限なしで利用できますよ。
さらに、楽天モバイルでは時間帯による速度制限もありません。
自分の好きな時間帯にガッツリデータ容量を使いたい人にはぴったりの格安SIMです。
ただし、回線の混雑が予想される場合、大量通信を行っていると公平なサービス提供を維持するために速度が低下する可能性があることは覚えておきましょう。
特徴②エリアによって5Gが使える
楽天モバイルではエリアによって5G回線を利用できます。
5G回線では4G回線に比べ超高速で大容量のデータのやりとりが可能になるため、かなり快適に通信ができますよ。
5G回線を利用するにあたって料金プラン以外に追加料金は発生しません。
ただし、5G回線を利用するためには以下の2つの条件があります。
- 5Gに対応したスマホ端末であること
- 5G対応エリアであること
最近は5G対応の端末が増えてきましたが、少し前の端末を使っている場合は対応していないものも多いです。
5G対応端末かどうかは下記のサイトで確認ができますよ。
また、お住まいのエリアが5G対応かどうかは下記のサイトでチェックしましょう。
なお、5G対応エリア内であっても状況によっては4Gや3Gに接続されることがあります。
たとえば、商業ビルの屋内や地下、山間部などは電波が届きにくい傾向にあるので覚えておきましょう。
特徴③テザリングを無料で使える
テザリングとは、スマホのデータ容量を消費してパソコンやタブレットなどをネットに接続できる機能のことです。
出張先でノートパソコンをつないで仕事をしたり、家の中でWiFiの代わりに使ったりなど、ネット環境が整っていない場所で活躍します。
楽天モバイルはテザリング機能を無料で利用できますよ。
事前の申し込みは不要で、端末の簡単な設定のみですぐにスタートできます。
テザリングはデータ消費量が多いのがデメリットですが、楽天モバイルならデータ容量を無制限に使えるためストレスなく使えるでしょう。
ただし、ユーザーに公平なサービスを提供するため、環境によっては速度が低下する可能性があることは覚えておいてください。
なお、お手持ちの端末がテザリングに対応しているかどうかは事前に確認しておきましょう。
楽天モバイルの基本スペック
総合ランキング 2位 | |||
主なプラン | |||
~3GBまで 1,078円 ~20GBまで 2,178円 20GB~無制限 3,278円 | |||
使用回線 | iPhone購入 | android購入 | |
楽天モバイル | |||
最安値プラン | 5G | パケットシェア | パケット繰越 |
3GB 1,078円 | |||
口座引落 | LINE年齢認証 | かけ放題 | 最低利用期間 |
1,100円/15分~ | なし |
楽天モバイルは自社回線を持つ4つ目の携帯キャリアとしてだけでなく、価格の安さから格安SIMとしても数えられています。
何度かプラン内容の変更がありましたが、現在は利用したデータ容量で料金が変動する段階制の「Rakuten最強プラン」を提供しています。
Rakuten最強プランは速度制限がなく、20GBを超えた時点で無制限に利用できるプランであり、楽天モバイルの魅力の1つです。
楽天モバイルには、新規契約や乗り換え、その他楽天グループ関連の商品を購入することで楽天ポイントが付与されるなど、楽天経済圏の方に嬉しいメリットがたくさんあります。
通信品質に対して不安を感じている方が多いかもしれませんが、2024年6月から開始されたプラチナバンドの影響や基地局拡大に伴い、その問題も改善していく見通しです。
サービス面では、海外利用にも対応しているほか、通常の通話が無料になるRakuten Linkアプリの提供など、充実していますが、今後まだまだ進化していくことは間違いありません。
楽天モバイルがおすすめな人・おすすめできない人の特徴
楽天モバイルはサービス内容が使いやすいことで知られている格安SIMですが、もちろん人によっては合う、合わないがあります。
そこで、楽天モバイルがおすすめな人とおすすめできない人の特徴を紹介します。
契約を検討中の方はぜひ参考にしてみてください。
【おすすめ】店舗で対面サービスを受けたい人
楽天モバイルは全国各地に1,200を超える店舗を展開しており、現在もその数を拡大しています。
手続きやサポートへの問い合わせがオンラインではなく、対面で行いたい方にはおすすめです。
一部の格安SIMでも店舗を設置していますが、楽天モバイルは携帯キャリアの面もあることから店舗数が非常に多いことが特徴です。
店頭では専門のスタッフが各種サービスを提供してくれるため、利用していて困ったことやトラブルなどにも迅速に対応してくれます。
主に店舗では以下のようなサービスが受けられます。
- 新規契約/MNP乗り換え
- 契約内容の追加/変更
- 解約手続き
- その他各種手続き
- Rakutenオリジナル製品の故障受付
- あんしん操作サポート(有料:550円/回)
- データ移行サポート(有料:1,100〜2,200円/回)
楽天Wi-Fiや楽天モバイル製品の端末販売も行っており、同時購入も可能です。
もちろん、オンラインや各種相談に対する電話問い合わせもできます。
ただし、店舗によって可能なサービス内容が異なるため、事前に楽天モバイルの公式サイトでお近くの店舗の詳細を確認しておきましょう。
【おすすめ】楽天経済圏の人
楽天経済圏とは、楽天グループが提供するサービスや提携店舗を利用していることを指します。
他のサービスと楽天モバイルを連携させることで、楽天ポイント付与や端末割引などの特典を獲得できるキャンペーンが提供されており、楽天経済圏の方には楽天モバイルを利用するメリットしかありません。
主に楽天経済圏に該当するサービスは以下の通りです。
- 楽天市場
- 楽天モバイル
- 楽天銀行
- 楽天ペイ
- 楽天カード
- 楽天証券
- 楽天ひかり
- 楽天生命
- 楽天ペイ加盟店
上記はあくまで一部であり、他にもふるさと納税関連や書籍関連のサービスもあります。
上記のサービスを利用するだけでもポイントは貯まりますが、複数利用している場合はさらに特典のグレードが高くなります。
楽天グループのサービスを利用している方は、楽天モバイルを契約して通常以上の特典を獲得しましょう。
【おすすめできない】毎月のデータ使用量が3GBに満たない人
楽天モバイルが提供しているRakuten最強プランは、使ったデータ量に応じて基本料金が変動する段階制です。
料金形態は3段階となっており、最安値は0〜3GBを利用した場合に発生する1,078円となっています。
ユーザーの中には通話メインでデータはほとんど使わず、1GBや2GBの使用量で収まる方もいるかもしれませんが、月のデータ使用量が1GBだったとしても3GB使った場合と料金が変わりません。
そういった方は、楽天モバイルのような段階制プランではなく、定額データ容量プランの方が適しています。
1〜3GBのプランであれば、LINEMOやNUROmobileといった格安SIMが楽天モバイルよりも低価格でプランを提供しているので、検討してみてください。
楽天モバイルのおすすめキャンペーンをピックアップ
楽天モバイルは、他の格安SIMと比較してもキャンペーンの豊富さが圧倒的に多いことが特徴の1つです。
ここからは、数あるキャンペーンの中から、楽天モバイル契約時にぜひ利用していただきたい5つのキャンペーンをご紹介します。
- 他社から乗り換え&初めて申込みで6,000ポイントプレゼント
- 初めての契約で2,000ポイント還元
- 他社から乗り換え&対象 iPhone購入で最大32,000円相当おトク
- 楽天モバイル申込み&対象製品購入で最大26,930円値引き
- 楽天モバイル紹介キャンペーン
既存ユーザーとなってからも利用できる紹介制度についても解説しますので、最後までチェックしておきましょう。
他社から乗り換え&初めて申込みで6,000ポイントプレゼント
キャンペーン期間 | 2023年11月1日(水)~ 終了日未定 |
内容 | 他社からMNPで楽天モバイルへ乗り換えると6,000ポイントプレゼント |
適用条件 | ①MNPでRakuten最強プランへ乗り換え[※1] ②契約申し込みの翌月末日23:59までにプランを開始すること ③契約申し込みの翌月末日23:59までにRakuten Linkを利用した発信で10秒以上の通話を行う |
- 1:データタイプはキャンペーン対象外
- 特典は条件達成後の翌々月末日に付与される
- ポイント付与は2,000ポイントずつ3回に分けられる
- ポイント有効期限は付与日から3ヵ月後の月末まで
こちらのキャンペーンは、他社から電話番号を引き継いだ状態で乗り換える「MNP」で契約した方限定のキャンペーンです。
獲得したポイントは3ヵ月にわたって付与される形となります。
楽天モバイルの基本料金にも充当できるので、毎月のデータ使用量が3GB以内に収まる場合は、5ヵ月分を実質無料で利用できることになります。
もちろん付与されたポイントの用途は様々ですので、必要に応じて利用しましょう。
条件内容は簡単ですが自動的に適用されるわけではなく、乗り換え後にRakuten Linkの利用が必要であるため、注意が必要です。
初めての契約で2,000ポイント還元
キャンペーン期間 | 2023年11月21日(火)~ 終了日未定 |
内容 | 楽天モバイルを新規契約で2,000ポイントプレゼント |
適用条件 | ①新規契約・プラン変更でRakuten最強プランを契約[※1][※2] ②Rakuten最強プランを利用開始 ③Rakuten Linkを利用した発信で10秒以上の通話を行う ④楽天モバイルの契約が初めてであること |
- 1:データタイプはキャンペーン対象外
- 2:データタイプからのプラン変更はキャンペーン対象外
- 特典は利用開始後の翌々月末日に付与される
- ポイント付与は400ポイントずつ5回に分けられる
- ポイント有効期限は付与日から3ヵ月後の月末まで
初めて楽天モバイルを契約した場合に適用されるキャンペーンで、合計2,000ポイントの特典が付与されます。
ポイントは1ヵ月400ポイントずつ付与される流れとなり、付与開始から5ヵ月後に最後のポイントを獲得できます。
その間に楽天会員から退会していると付与されなくなるので注意しておきましょう。
なお、MNPで他社から乗り換えて初回契約した場合は前項で紹介した6,000ポイント付与が適用されます。
適用条件はほとんど同じですが、内容部分が異なるので、MNPで楽天モバイルを初めて契約される方は確認しておいてくださいね。
他社から乗り換え&対象 iPhone購入で最大32,000円相当おトク
キャンペーン期間 | 2024年2月21日(水)~ 終了日未定 |
内容 | 端末代金最大20,000円割引+合計12,000円のポイント還元 |
適用条件 | 併用するキャンペーンの条件をそれぞれ達成すること |
- 併用するキャンペーンの各条件をすべて達成する必要がある
こちらのキャンペーンは、複数のキャンペーンを併用することで利用できるキャンペーンとなっており、併用するにあたって全てのキャンペーンの条件を満たしておく必要があります。
楽天モバイルで割引対象の端末はiPhoneのみとなりますので、新規契約や乗り換えと同時にiPhoneを購入される方は要チェックです。
利用できるキャンペーンの例は以下の通りです。
一括または24回払いで端末を購入する場合
一括または24回払いで対象iPhoneを購入&楽天モバイル申し込み | 端末代金を最大20,000円割引 |
対象iPhone購入&初めて申し込み | 6,000ポイント |
電話番号そのまま他社から乗り換え&楽天モバイル初めて申し込み[※] | 6,000ポイント |
- 他社から乗り換え以外の方は「対象製品購入&初めてプラン申し込み 2,000ポイント」が適用
48回払い(買い替え超トクプログラム)の場合
対象iPhone購入&初めて申し込み | 6,000ポイント |
電話番号そのまま他社から乗り換え&楽天モバイル初めて申し込み[※] | 6,000ポイント |
【買い替え超トク】48回払いで対象iPhoneを購入&25ヵ月目以降に製品を返却 | 最大半額分の支払いが不要 |
- 他社から乗り換え以外の方は「対象製品購入&初めてプラン申し込み 2,000ポイント」が適用
別途申し込みは不要で、契約時に条件を満たしていれば適用されます。
契約手続きの際に楽天モバイルからの案内もありますので、よく確認しておきましょう。
楽天モバイル申込み&対象製品購入で最大26,930円値引き
キャンペーン期間 | 2023年2月16日(金)~ 終了日未定 |
内容 | 対象端末が最大26,930円割引 |
適用条件 | ①新規契約・プラン変更・MNP乗り換えでRakuten最強プランを契約[※1][※2] ②割引対象商品を申し込みと同時に購入 |
- 1:データタイプキャンペーンは対象外
- 2:データタイプ・Rakuten UN-LIMIT VIIからのプラン変更はキャンペーン対象外
契約と同時に楽天モバイルで販売されている対象Androidを購入することで、端末代金を安くできるキャンペーンです。
対象端末はXperia 10VやAQUOSシリーズ、OPPOなど高性能な機種が対象となっているため、気に入った機種が対象の人はぜひ利用してみてください。
各端末の割引後の料金は以下の通りです。
- Xperia 10V:32,360円
- AQUOS sense8:43,800円
- AQUOS wish3:9,700円
- AQUOS Reno9 A:20,700円
割引対象の端末は定期的に販売終了と追加が行われているので、気に入った商品があれば販売終了となる前に申し込みましょう。
楽天モバイル紹介キャンペーン
キャンペーン期間 | 2023年2月15日(水)~ 終了日未定 |
内容 | 紹介URLから申し込むことで特典を獲得 【紹介する人】 7,000ポイント獲得[※1] 【紹介される人】 MNP乗り換えの場合:13,000ポイント[※2] 乗り換え以外:6,000ポイント[※3] |
適用条件 | 【紹介する人】 キャンペーン紹介URLを紹介相手に送信 【紹介される人】 ①紹介者から届いた紹介URLに記載されているページから申し込み手続き ②新規契約・プラン変更・MNP乗り換えでRakuten最強プランを契約[※4][※5] ③Rakuten最強プランを利用開始 ④Rakuten Linkを利用した発信で10秒以上の通話を行う |
- 1:ポイント付与は2,000ポイント2回、3,000ポイント1回に分けられる
- 2:ポイント付与は4,000ポイント2回、5,000ポイント1回に分けられる
- 3:ポイント付与は2,000ポイントずつ3回に分けられる
- 4:データタイプはキャンペーン対象外
- 5:データタイプ・Rakuten UN-LIMIT VIIからのプラン変更はキャンペーン対象外
- ポイント有効期限進呈後6ヵ月間
こちらは、紹介者と被紹介者の両者が特典を獲得できるサービスで、楽天モバイルを契約する方はぜひ利用してもらいたいキャンペーンです。
具体的な方法は、専用のURLを紹介者が被紹介者に共有し、被紹介者がそのURLから申し込みを行う形となります。
共有の方法はメールはもちろん、LINEやX、SMSなどが利用可能です。
なお、1ヵ月の紹介人数の上限はありません。
注意点として、紹介者と被紹介者で併用できるキャンペーンと併用できないキャンペーンが異なるので、条件についてよく確認しておく必要があります。
また、被紹介者がMNPによる乗り換えではなく、新規契約やプラン変更の場合は、被紹介者のポイントが少なくなるので、その点も理解しておきましょう。
楽天モバイルの速度以外のメリット
楽天モバイルは非常にメリットが多い格安SIMです。
とくに料金面でのメリットが多いので、ひとつずつ詳しく解説します。
- ライトユーザーからヘビーユーザーまで料金がお得
- Rakuten Link利用で通話料が無料になる
- 楽天ポイントがたまりやすい&支払いにも使える
- 2024年2月21日から家族割を利用できる
- 初期費用も解約料もかからない
- 海外でもそのまま使える
- LINEのID検索ができる
- 支払い方法を選べる
- オンライン・ショップ・電話で申し込みができる
- 実質無料で利用できるおためしキャンペーンあり
ライトユーザーからヘビーユーザーまでお得に利用できる料金設定
楽天モバイル最大のメリットは、利用料金の安さとデータ無制限プランが用意されていることです。
あまりネットを使わない人は3GBまで1,078円、20GBまで2,178円と安く抑えられますし、ガッツリデータを使いたいという人は3,278円で使い放題になります。
月によってデータを使う量が変動する人はもちろん、たくさん使う人はかなり安くスマホを利用できますよ。
動画やゲームも思う存分楽しめますし、自宅にWiFiがなくても通信制限を気にする必要がありません。
仕事で大量のデータ送受信をする場合も料金の上限があるので安心です。
現行のプランでは楽天回線だけではなくパートナー回線(au回線)でもデータ容量無制限で利用できるようになったので、利便性が高いです。
詳しくは後述しますが、専用の通話アプリを使えば通話料も0円になりますし、家族割を適用したり楽天ポイントを毎月の支払いに重要したりすればさらに料金を安く抑えられます。
長く使い続けるには性能だけではなく料金も重視すべきポイントだと思うので、楽天モバイルはメリットが大きい格安SIMと言えるでしょう。
Rakuten Linkを使えば通話料が無料!パソコンでも通話可能に
楽天モバイルでは通話専用アプリ「Rakuten Link」を使うと通話料が無料になります。
家族や友人との通話はLINEがメインという人もいると思いますが、勤務先や仕事関係の人、固定電話を利用している実家や病院などに連絡する場合は通常の電話を利用する人が多いのではないでしょうか。
格安SIMの通話料金は30秒11〜22円ほどかかるケースが多いので、いつのまにか電話料がかさんでいることもあるかと思います。
ですが、「Rakuten Link」を使えばいくら話しても通話料は0円です。
ほかの格安SIMのように通話かけ放題プランを契約する必要はありません。
気軽に実家に電話をかけたり、長話を楽しむこともできますよ。
最近はパソコンでも「Rakuten Link」を利用できるようになったので、パソコンで仕事をしながら通話することも可能です。
ただし、無料通話の対象外となる番号も一部あるので、下記のサイトでチェックしておきましょう。
楽天ポイントがたまりやすい&支払いに使える
「楽天経済圏で生活しているなら楽天モバイル一択!」と言えるほど、楽天ポイントの使い勝手が良いです。
「Rakuten最強プラン」に契約していればSPU(※)の対象になり、楽天市場でショッピングでもらえるポイントが毎日5倍になります(月の獲得上限は2,000ポイント)。
たまった楽天ポイントはスマホ料金の支払いに充当できる点も大きなメリットです。
期間限定ポイントでの付与になりますが、スマホ料金の支払いに使えば使い忘れることはないはずです。
- 普段のショッピングは楽天市場
- 固定費の支払いは楽天カード
- 旅行は楽天トラベル
- 給与振込は楽天銀行など
楽天グループのサービスをよく活用する人であれば簡単にポイントがたまるので、楽天モバイルの料金を実質0円にすることもできるでしょう。
楽天グループが提供している対象サービスの条件をクリアすると楽天市場でのショッピングポイントが増えるサービス。
楽天モバイル初!家族割「家族最強プログラム」が登場
これまで楽天モバイルでは家族割がありませんでしたが、2024年2月21日より「最強家族プログラム」を利用できるようになりました。
契約者と同一名字の家族なら「Rakuten最強プラン」を毎月100円(税込110円)割引で利用できます(最大20回線まで)。
3GBまでの使用であれば月額880円(税込968円)という安さで利用できますよ。
名字が同じなら離れて住む家族でも割引対象になるのが嬉しいですね。
ただし、結婚で名字が変わった場合などは家族であっても割引対象にはならない点に注意しましょう。
また、家族割を申し込む際には紹介キャンペーンとの併用が可能です。
紹介した人とされた人を合わせると最大で2万ポイントがもらえますよ。
・紹介した人:7,000ポイント
・紹介された人:今回が初めての申し込みで、他社から電話番号そのままで乗り換えた場合(MNP)、13,000ポイント。MNP以外で初めて申し込んだ場合は6,000ポイント。
家族6人で乗り換えた場合(新たに5人に紹介した場合)は、なんと最大で10万ポイントももらえます。
家族割の割引額は毎月110円割引とそれほど大きい金額ではないので、紹介キャンペーンを上手く活用してポイントをガッツリためましょう。
参考:家族みんなで使えばずっとおトク!最強家族プログラム | Rakuten最強プラン(料金プラン) | 楽天モバイル
初期費用も解約料もかからない
格安SIMのなかには乗り換えの際に契約事務手数料やSIMカード発行手数料などの初期費用がかかることがありますが、楽天モバイルでは初期費用がかかりません。
楽天モバイルはオンラインだけではなくキャリアショップでも手続きが可能ですが、ショップを利用した場合でも契約事務手数料は0円です。
また、楽天モバイルは最低契約期間の縛りがなく、いつ解約しても解約料はかかりません。
楽天モバイルの契約を迷っている人のなかには「通信回線が遅かったらすぐに乗り換えたい」という人もいるでしょう。
高速通信に対応したエリアであっても、実際のところは回線につないでみないとわからないこともあります。
とくに、自宅や職場以外に出張先や帰省先などさまざまな場所で使う人もいるでしょうから、実際に試してみることは大切です。
その点、楽天モバイルなら費用をかけずに契約・解約ができるので安心ですよ。
海外でも追加料金なし・申し込み不要でそのまま使える
楽天モバイルでは海外でもそのままネット通信を利用できます。
毎月2GBまで無料でデータ通信ができて、Rakuten Linkアプリ同士なら電話かけ放題、SMSの送受信も無料です。
追加料金の支払いや事前の利用申し込みも不要で、「my 楽天モバイル」から「海外ローミング」をONにするだけでOKです。
海外専用の端末を新規契約したりSIMカードを差し替えたりなどの手間がかからないので、短期間の海外出張や海外旅行でもとても便利ですよ。
対象になる国やデータ消費量の目安は下記のサイトを参考にしてください。
参考:楽天モバイルは海外でも2GB無料!追加設定なしでそのまま使える | 国際サービス | オプションサービス | 楽天モバイル
LINEのID検索ができる
LINEで連絡先を交換するときに便利なID検索機能ですが、実は格安SIMによってはLINEの年齢確認に対応していないため、ID検索が使えないことがあります。
ID検索以外にも連絡先を交換する手段はありますが、仕事で使うときにサクッとID検索ができないと困るという人もいるのではないでしょうか。
その点、楽天モバイルはID検索に対応しているので安心してください。
LINEの年齢確認に対応しているので、乗り換える前のスマホと同じように利用できますよ。
支払い方法を選べる
格安SIMによっては支払い方法がクレジットカード限定というところもありますが、楽天モバイルでは以下の4つの方法から選択できます。
- クレジットカード
- デビットカード
- 口座振替
- 楽天ポイントの利用
クレジットカードを持っていない人・使いたくない人でも利用できるので安心してくださいね。
なお、楽天ポイントでの支払いは、クレジットカードまたはデビットカードでの支払いを設定している場合のみ利用できます。
期間限定ポイントも支払いに充当できるので、使い勝手が良いでしょう。
自分に合った方法を選んでくださいね。
オンライン・ショップ・電話で申し込みができる
格安SIMのなかには、契約手続きはオンライン対応のみというところが多くあります。
オンラインは好きな時間にサクサクできるというメリットがありますが、格安SIMの利用が初めてという人やスタッフに直接相談しながら申し込みを進めたいという人には少しハードルが高く感じてしまうでしょう。
実は、楽天モバイルではオンライン以外にもショップや電話で申し込みをすることが可能です。
まずは、自宅近くに楽天モバイルショップがあるか下記のサイトで確認してみましょう。
ただし、ショップの数はそれほど多いわけではありません。
近くにショップがない人は電話での申し込みサポートを利用してみましょう。
実質無料で利用できるおためしキャンペーン実施中
「自分がよく使うエリアで楽天モバイルがつながるかどうか不安」という人は、本契約の前におためし利用をしてみましょう。
楽天モバイルでは、「Rakuten最強プラン(データタイプ)」3GB(月額1,081円)を実質無料で利用できるキャンペーンを実施しています。
「Rakuten最強プラン(データタイプ)」への申し込みが初めてで、指定日までに利用を開始すれば1,080円相当分のポイントが還元されます(期間限定ポイント)。
データ通信専用なのでできることは限られますが、インターネット通信、SMSの送受信、LINEなどアプリを利用した通話はできますよ。
利用できる期間が1カ月と長いので、自宅や職場以外に出張先・帰省先などでも通信状況を試してみましょう。
なお、利用できるのは楽天カードを持っている人限定です。
支払い方法も本人名義の楽天カードのみという点に注意してください。
詳細については下記のサイトを確認してみましょう。
楽天モバイルの注意点とデメリットも知っておく
メリットが多い楽天モバイルですが、もちろん注意点やデメリットもあります。
- つながりにくいエリア・時間帯がある
- 通話品質が悪いことがある
- 家族割の割引額が少ない
- 楽天サービスを使わない人はお得感がない
- データ使用量1GBまで0円プランはすでに終了
使い勝手や料金面での注意点があるので、ひとつずつ紹介します。
つながりにくいエリア・時間帯がある
今回当サイトが実施したアンケートによると、「楽天モバイルは速度は十分でストレスなく使える」という口コミがあった一方、「田舎などエリアによってはつながりにくい」「お昼時の速度が遅い」という口コミもありました。
これは、楽天モバイルはほかの大手キャリアに比べ基地局の数が少ないため、対応エリアが狭いことが影響しているのでしょう。
また、これまでの楽天モバイルはプラチナバンドに対応していなかったため、屋内や地下、ビル街などではつながりにくいという状況も起きていました。
ですが、楽天モバイルでは現在、通信品質の改善に取り組んでいます。
2024年1月16日〜31日にかけて全国46都道府県309市区町村で新たな基地局が設置されましたし、プラチナバンドも2024年6月27日から本格的な提供が始まりました。
そのため、現在速度が遅めのエリアであっても通信状況が改善していくことが期待されます。
通話品質が悪いことがある
楽天モバイルでは通話専用アプリ「Rakuten Link」を使うと通話料が無料になります。
ですが、一般的にアプリを介して通話する場合は通常の電話回線を利用するときに比べ品質が落ちます。
実際、当サイトのアンケートでは「地下や屋内で通話ができないので不便」「電話をする場所によっては品質が悪くなる」という口コミがありました。
仕事で電話を多く使うから通話品質は妥協できないという人には大きなデメリットですよね。
ですが、一方で「普通に話すぶんには問題はない」という口コミもありました。
通話料が無料になるので、少し品質が落ちるくらいは許容範囲という人も多いと思います。
料金が無料というメリットと通話品質を天秤にかけて判断することになるでしょうが、人によっては通話品質の悪さがデメリットになるケースがあることは覚えておいてください。
家族割の割引額が少ない
これまで楽天モバイルでは複数回線の割引サービスがない点がデメリットとして挙げられていましたが、2024年2月21日から家族割「最強家族プログラム」を利用できるようになりました。
それ自体はメリットなのですが、割引額が1人あたり月額110円(税込)と少額なのが残念な点です。
他社の家族割と比べるとどうしても物足りなく感じてしまうかもしれません。
ただ、家族割を申し込む際には紹介キャンペーンを利用すれば、紹介した人とされた人を合わせて最大2万ポイントがもらえます。
キャンペーンを利用すればお得にスタートできるので、利用を検討してみてくださいね。
楽天サービスを使わない人はあまりお得感がない
楽天モバイルをもっともお得に使えるのは楽天経済圏で生活している人です。
楽天モバイルを契約するとSPUの対象になり、楽天市場のショッピングでもらえるポイントが5倍にアップします。
たまったポイントはスマホ料金の支払いに充当できるので、スマホ料金をかなり安く抑えることが可能です。
もちろん、ほかの楽天サービスでためたポイントも充当できますよ。
ですが、普段から楽天市場で買い物しない人や他社のサービスを使っている人はあまりポイントがたまらないので、その恩恵は受けられません。
楽天モバイルの料金支払いでもポイントはたまりますが、微々たるものです。
現在楽天経済圏で生活している人が格安SIMを選ぶなら楽天モバイルはメリットが大きいですが、楽天サービスをあまり使っていない人は自分にどれくらいのメリットがあるか考えてみてくださいね。
データ使用量1GBまで0円プランはすでに終了
楽天モバイルの旧プランでは1GBまで月額料金0円で利用できる「0円運用」がかなり注目されていました。
ですが、このプランは2022年6月末で廃止されています。
翌年の2023年6月からは新しく「Rakuten最強プラン」がスタートしていますが、残念ながら0円サービスは復活していません。
現行プランでは3GBまで1,078円で利用できますが、低用量でより低価格のプランを利用したい場合は他社の格安SIMも候補に挙がってくるでしょう。
ただ、楽天モバイルは毎月の支払いに楽天ポイントを使えるので、普段から楽天経済圏で生活してポイントをためている人なら料金を安く抑えられる可能性があります。
楽天モバイルのメリットもデメリットも考慮して、自分に合うプランか判断してみてください。
楽天モバイルを契約して分かった速度についてまとめ
楽天モバイルは、利用するエリアや時間帯によって通信速度の満足度が大きく分かれている印象を受けました。
都市部や街中では十分に速いですが、少し郊外へいくとうまくつながらなかったり、遅くなったりするケースが多いようです。
ただ、楽天モバイルは現在進行形で基地局を増やしたりプラチナバンドへの対応を進めたりしているため、速度の面ではこれからどんどん改善されていくでしょう。
「自分のエリアでつながるか不安」という人は、実質無料で利用できるおためしキャンペーンの活用をおすすめします。
「かなり速いから大満足」「料金が安くなるからこの程度の速度でOK」「昼休みに高画質で動画を見たいからちょっと物足りない」など、自分の落としどころが見つかるはずです。
楽天モバイルは速度以外にも多くのメリットがあるキャリアなので、注意点やデメリットも踏まえて自分に合うかどうかを検討してみてくださいね。