サブスマホのためや家族との携帯キャリアの統一など、さまざまな理由から携帯の2回線目を契約するユーザーは多いでしょう。
2回線目を契約するなら、複数回線の利用に適した機能を持つ格安SIM「IIJmio」がおすすめです。
データシェアやデータプレゼントといった機能が多いことに加え、複数回線の契約者だけが使える割引特典などの2回線目を作る上でのメリットが数多くあります。
本記事では、IIJmioで2回線目を契約するメリットや、IIJmioがおすすめな人の特徴などを紹介します。
記事の後半では、契約状況に応じた申し込み方法や2回線目でも適用できるキャンペーンの条件・契約に際して気をつけるべき注意点もお伝えしますので、ぜひ最後までご覧ください。
以下記事ではIIJmioユーザーの口コミをご紹介しています。是非、参考にしてください。
IIJmioで2回線目を契約するメリット
冒頭でもお伝えしましたが、IIJmioは2回線目を契約することに適した格安SIMです。
その理由は、複数回線契約者だけが適用される家族割引や、回線でデータを共有できる機能が備わっているからです。
ここからは、上述のポイントを含めてIIJmioで2回線目を契約するメリットを解説します。
月額料金が割引される
IIJmioでは、2回線目を契約することで月額料金が安くなる特典を提供しています。
その特典が、2024年10月1日から開始した「IIJmioの家族割引」です。
IIJmioの家族割 | |
---|---|
特典概要 | 同一mioIDで契約した回線すべての月額料金から100円割引 |
適用条件 | ①同じmioIDで契約すること ②ギガプランの音声SIMまたは音声eSIMを契約すること |
こちらの特典は「家族割引」とされていますが、同じmioIDで契約した回線が対象であるため、1人で複数回線を契約しているユーザーにも適用されます。
また、割引を適用させる回線は必ずしも同居している必要はなく、条件さえ達成していれば離れて暮らしている場合でも特典の対象になります。
他社の格安SIMでは、家族割引の適用に同居の事実や家族である証明が必要になることもあるため、手軽に家族割引が適用できる点はIIJmioの魅力だと言えるでしょう。
さらに、同じmioIDの回線には契約すると同時に「ファミリー通話割引」が適用されます。
IIJmioの通常の通話は30秒あたり11円の通話料ですが、ファミリー通話割引が適用された同じmioID同士の通話の場合、30秒あたり8.8円にまで通話料が安くなります。
「同じmioIDであれば適用される」という比較的簡単な条件もIIJmioならではのメリットです。
複数回線の契約を検討中の方で毎月の支出をできるだけ抑えたいのであれば、IIJmioがおすすめですよ。
データ容量に困らない
IIJmioには、所有しているデータ容量を同じmioIDの回線にシェアまたはプレゼントできる機能が備わっています。
データシェアは、mioID内の回線でグループを作成し、各回線からシェアされたデータ容量を全員で共有できるシステム。
一方、データプレゼントは名前の通り、データ容量を別の回線に与える仕組みのことを指します。
使い方はユーザー次第ですが、契約したデータ容量がなくなっても別の回線で補えるため、通信速度が低下する事態は回避できるでしょう。
また、追加でデータを購入する必要がないので料金の節約にもつながります。
ただし、シェアやプレゼントした場合は、当然与えた側の回線のデータ容量が消費されるので、使いすぎると全回線のデータ容量が月の早い段階でゼロになるリスクがあります。
利用する際は計画的に行いましょう。
別々の通信事業者回線を使える
IIJmioは、ドコモとauから回線を借りてサービスを提供している「MVNO」系の格安SIMです。
契約時に2つの回線のいずれかを選ぶことになるのですが、2回線目を契約するのであればドコモとau両方の回線を契約することをおすすめします。
2つの回線を持っておくことでどちらかの回線に通信障害が発生しても、もう一方の回線を利用できるからです。
緊急時につながらないときなどにも効果的ですね。
この点は、IIJmioで別々の回線を契約できることによるメリットです。
IIJmioで2回線目を契約することがおすすめな人は?
2回線目を契約することがおすすめな人は「毎月のデータ使用量が50GBを超える人」と「家族で使う回線を統一したい人」です。
各項目を詳しく解説しますね。
毎月のデータ使用量が50GBを超える人
IIJmioで契約できる1か月のデータ容量上限は50GBまでとなります。
ただ、中には動画視聴やアプリなどの影響で50GBを超える人もいるでしょう。
そういった人は、IIJmioで2回線目のサブ回線の契約がおすすめです。
わかりやすくするために、まずはIIJmioで2回線目を契約した際の料金をご覧ください。
契約可能なデータ容量 | 2回線以上契約した場合の基本料金 |
---|---|
2ギガ | 750円 |
5ギガ | 890円 |
10ギガ | 1,400円 |
15ギガ | 1,700円 |
20ギガ | 1,900円 |
30ギガ | 2,600円 |
40ギガ | 3,200円 |
50ギガ | 3,800円 |
例えば1か月に60GBを使いたい場合、1つの回線だけだと50GBから60GBにするには、1GBあたり220円の追加データを10回購入する必要があります。
最終的には追加データだけで2,200円がかかり、月の合計支出が6,000円となってしまいます。
1回線目 (50ギガプラン) | 追加データ分 (220円/1GB×10回購入) | 合計 | |
---|---|---|---|
追加データの場合 | 3,800円 | 2,200円 | 6,000円 |
2回線目を契約した場合 | 3,800円 | 1,400円 | 5,200円 |
一方で、2回線目を契約していれば、1回線目で50GB、2回線目で10GBを契約して合計60GBにすることで、かかる料金を5,200円(税込)にまで抑えられます。
2回線目を利用して60GBにした方が、オプションでデータ容量を追加購入するより800円も安くなるのです。
現在IIJmioを契約していて毎月50GB以上を使う人は、2回線目を契約するとお得にデータを使えるのでぜひ検討してみてください。
家族で使う回線を統一したい人
家族割引とファミリー通話割引・データシェア・プレゼント機能など、同一mioIDで契約するメリットがたくさんあるため、家族で使う回線を統一したい人にはピッタリの格安SIMと言えます。
ギガプラン専用のアプリである「My IIJmio」からデータ使用量の確認や通信速度設定の切り替えなどが可能なので、お子さんの容量の使いすぎ防止にも効果的です。
また、家族の誰かが解約する場合に契約者1人で手続きを完結できる点も、IIJmioで回線を統一するメリットの1つです。
ただし、利用者が自分の使用回線の設定変更はできない点は家族内で理解しておく必要があります。
IIJmioで2回線目を申し込む方法
IIJmioの2回線目の申し込みは、新規契約者か既存契約者かで少し方法が異なります。
各申し込み方法を詳しく解説します。
新規契約者の場合
新規契約の場合、オンラインで必要事項を記入していけば最後に以下のメッセージが表示されます。
「もう1枚 申し込む」を選択すれば、再度契約に必要な項目を入力する流れに入ります。
なお、2回線目の申し込みの最後には3回線目を申し込むことができますので、家族やサブ回線の数に応じて進めましょう。
既存契約者の場合
既存契約の場合は、IIJmio公式サイトの会員専用ページにログインして進めていきます。
簡単な流れは以下の通りです。
- 新規申し込みを進める
- プランやSIMの種類を決める
- 「mioIDはお持ちですか?」という質問に「持っている」と答える
- 契約者情報を反映する
この後は手続きに沿って進めていけば2回線目の追加が完了します。
なお、利用者情報の登録はあとから変更可能ですので、契約者と利用者が異なる場合は設定しておきましょう。
IIJmioで2回線目を契約する際に知っておくべきこと
ここでは、IIJmioの2回線を契約するにあたって知っておいてもらいたいことを紹介します。
後から後悔しないよう、事前にしっかり理解しておきましょう。
データプランは割引対象
本記事で紹介した家族割が適用されるのは、通話機能とデータ通信機能が備わった「ギガプランの音声SIMまたは音声eSIM」のみです。
ドコモ回線で通信のみ使えるデータプランも提供されていますが、上述の通り家族割引は対象外となります。
割引を利用したいなら音声SIMまたは音声eSIMを契約しましょう。
なお、データプランは通話機能がない分、料金が安めに設定されているため、割引不要で2回線目を契約したい人にはおすすめです。
データをシェアするならグループ作成が必要
データシェア機能を利用するなら、mioIDの設定画面でグループを作成する必要があります。
流れは以下の通りです。
- データシェアを申し込む
- データシェアページへアクセスする
- シェアグループを作成する
- グループ名を入力する
- 回線選択画面にアクセスする
- グループに入れる回線を選択する
グループに入った各回線でシェアするデータ容量を決められます。
なお、データシェア機能を利用した後はすぐにデータを利用できますが、不具合により高速通信できないことがあります。
そのようなトラブルが発生した場合は、端末を再起動してみてください。
事務手数料は回線ごとにかかる
IIJmioでは、契約の際に初期費用として「事務手数料」と「SIMカード発行手数料またはeSIMプロファイル発行手数料」が必要になります。
これらの手数料は、回線を契約するたびに必要ですので、理解しておきましょう。
なお、必要になる各手数料の価格は以下のとおりです。
タイプD(ドコモ) | タイプA(au) | データeSIM(ドコモのみ) | |
---|---|---|---|
パッケージ価格/初期費用 | 3,300円 | 3,300円 | 3,300円 |
SIMカード発行手数料(SIMカードの場合) | 433.4円 | 446.6円 | – |
SIMプロファイル発行手数料 (eSIMの場合) | 433.4円 | 220円 | 220円 |
選択する通信回線ごとに料金が異なるので、契約の前にチェックしておいてください。
使わなくても料金がかかる
IIJmioが提供しているプランは定額制であり、1か月ごとに使うデータ容量を購入する仕組みです。
そのため、2回線目のデータ容量を使わなくても、料金は発生します。
余ったデータ容量はデータシェアやプレゼントで1回線目にシェアするか、もしくは翌月繰り越し機能を利用しましょう。
なお、データを翌月に繰り越した場合、繰り越した月で使い切らないとデータは消滅します。
IIJmioで2回線目を契約することに関するよくある質問
まとめに入る前に、IIJmioにおける2回線目の契約に関する質問をまとめました。
2回線目の契約を検討中の方は参考にしてみてください。
まとめ|2回線目を契約するならIIJmioがお得
今回は、IIJmioの2回線目を契約した場合のメリットや注意点などを解説しました。
結論として、IIJmioは2回線目を契約することに適した格安SIMです。
その理由は契約した全回線に家族割が適用されることと、データシェアやデータプレゼント機能が使えることです。
これらのサービスを利用すれば、料金を抑えつつデータ容量を効率的に消費できるようになるメリットが得られます。
もともと低価格なサービスで人気のIIJmioですが、2回線目を契約してうまく利用すれば、さらにお得にできますので、ぜひこの機会に検討してみてくださいね。
他社の格安SIMと比較したい方は、以下の記事もおすすめです。