2026.05.02
牧野晴海さんが北海道代表に! 横浜冷凍杯 関口慎吾記念 研修会トーナメント[北海道編]
「横浜冷凍杯 関口慎吾記念 研修会トーナメント」(特別協力・横浜冷凍株式会社)の北海道研修会大会が、3月21日に開催された。
レポート・野月浩貴八段(北海道研修会幹事)
会場「北海道将棋会館」のある札幌市は、前日夜に雪が降り積もる天気。17名が参加し、総平手のクラス差による持ち時間時間ハンデ戦で行われた。負けた選手には敗者戦もあり、夕方まで練習対局を指すなど将棋三昧の一日を過ごした。
決勝に勝ち上がったのは、北嶋真晴さんと牧野晴海さん。C2クラスの北嶋さんは高校1年生(現高2)で、前回の優勝者。進学校に通いながら将棋に励んでいる。もう一方の牧野さんはE1クラスの小学5年生(現小6)で、弟と一緒に研修会参加している。二人とも上位者を破っての決勝進出で、時間ハンデがあるとはいえ、素晴らしい活躍である。
先手はクラスが下の牧野さんで、持ち時間は時間ハンデにより、牧野さんが20分(切れたら1手30秒)で北嶋さんが15分(切れたら1手30秒)。
角換わりの出だしから、先手の牧野さんが相手に飛車先を切らせて銀冠に組む展開。第1図は、北嶋さんが△6五歩と仕掛けた局面で、ここから戦いが始まった。
第1図以下の指し手
△6五歩に対して▲同桂と取り、△同桂に▲6四角から馬を作っていった。
△4五歩に対する▲5五歩は、後手にと金ができる展開となったので、先手が少し損をした。ここは▲5五銀と銀をぶつけておくほうがよかった。
ただし、その後は5筋で拠点を作った後に▲2四歩△同歩▲2三歩と、次の▲6四馬を狙いとして嫌味を付けたのが実戦的なうまい指し方だった。
北嶋さんはじっくりと考えて指すのを得意としていて、早指しはやや苦手な印象がある。持ち時間もなくなって秒読みとなり、▲6四馬を必要以上に恐れてしまった。
実戦は、第2図から△4二金寄▲6三馬に△7七銀と勝負に出たが、この順はあまりうまくいかなかった。△4二金寄では△5七と▲6四馬△4二歩▲5三歩成△同金▲同馬△6七と(参考図)。また△7七銀では△5五桂や△8三飛ならば、いずれも後手が有利な局面だった。
△7七銀以降は優位に立った牧野さんが、ひるむことなく攻め続けて、リードを拡大していった。
優勝した牧野さんは「強い人がいっぱい居るので優勝できると思わなかった」「グランドチャンピオン戦では、他の研修会の強い会員と指せるのが楽しみ。がんばります」と感想を伝えてくれた。
北海道研修会は、2020年10月に発足して約5年半。数百キロ離れた場所から参加している会員もいて、毎回20名前後が参加して棋力を磨いている。札幌市在住で研修会副幹事を務める久津知子女流三段や北海道支部連合会の地道な活動は大変ありがたく、道内で将棋を指せる環境は充実しつつある。
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