新刊案内「藤井聡太推薦!将棋が強くなる実戦1手詰」|将棋情報局

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新刊案内「藤井聡太推薦!将棋が強くなる実戦1手詰」

1月23日に発売した藤井聡太四段推薦の詰将棋問題集について、『詰将棋探検隊』の著者の角さんに語っていただきました

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島田「よろしくお願いいたします」

角「こちらこそよろしくお願いいたします」

島田「今日は角さんに発売したばかりの新刊『藤井聡太推薦!将棋が強くなる実戦1手詰』について語っていただきたいと思います。ざっと目を通していただきましたが、いかがでしたか?」

角「最初の方にいろいろと工夫があっていいと思いました。初心者の方も取り組みやすそうです」

島田「ありがとうございます。そうなんですよ。この本は冒頭部分が見どころなんです。将棋のルールから始まって、『駒を動かして王手をかける問題』や『詰みでしょうか?』を収録しているのも本書ならではの特長です」



駒の動かし方など、将棋のルールから解説



「王手をかける問題」で駒の動かし方を確認



「詰みでしょうか?」で詰みについて確認

角「『詰みでしょうか?』というのは新しい切り口でした。これ、難しい問題も作ろうと思えば作れますよね。合利かずの詰みのように見えて実は中合があるとか、詰みと見せかけて移動合で詰まないとか」

島田「相変わらず人が悪いですね」

角「個人的にはそのあとの『王手のパターン別問題』がとても良いと思いました。頭のなかに整理されて入っていく感じがしました」



王手のパターンを10通りに分けて出題しています


駒を動かす問題


駒を打つ問題
 

島田「ランダム問題を解く前にこのパターン別問題を解くのがいい準備体操になりますよね」

角「1秒で答えてやろうとか思うと、うっかり間違えそうになるものもありますよね。まぁ間違えないですけど」

島田「いや、私なんてさっきの『駒を動かす問題』の第1問で普通に▲1五竜まで、と思っちゃいましたよ。答えを見て愕然としました」


角「いやいやいや、それはないでしょう(笑)」

島田「これ、あまりにも恥ずかしくて誰にも言えなかったんです。ちなみに角さんが間違えそうになった問題ってどれですか?」

角「例えばこの問題」


角「玉方の飛車が利いていて、うっかり▲2二金寄だと飛車で取られて詰みません。詰将棋に慣れていないと結構間違いやすいと思います。これを『動けない攻め駒』というくくりで分類したのはわかりやすくていいと思います」

島田「他にはどうですか?」

角「これも1秒で解こうとすると間違えそうです」


島田「確かに、つい▲1四竜とか▲1四角成とかしたくなりますね」

角「次の問題も詰将棋に慣れていると逆に盲点になりそうです」


島田「あ、分かります!気持ち的には断然▲2四銀と出たいです」

角「これ、玉が1三でも良かったんじゃないかな。そうすればより▲2四銀と出たくなりませんか?」

島田「確かにそうですね。両王手!とか言って」

(と、ここで将棋世界編集部の國澤さんが通りかかる)

國澤「1三玉だと▲1四銀で詰んでません?」

角「あっ!(絶句、そして頭を抱える)。1三玉なら1五が歩でも詰みでしたか(笑)。失礼しました」

島田「さすが國澤さん、お強い」

角「他にももしかしたら余詰があるかな、と思って意地悪で探しましたけど、なかったです(笑)。例えばこれとか」


角「初手▲2一飛成も続きそうですけど△1三玉▲4一桂成△4三歩で詰みません」

島田「なるほど。だから4二に歩があったんですね。今知りました・・・。いろいろと見ていただいてありがとうございました。最後にまとめていただいてよろしいでしょうか」

角「ルールから解説してありますし、1手詰でサクサク進むので、将棋を勉強する最初の1冊として非常に良いんじゃないでしょうか。将棋初心者の方でも気持ちよく将棋の世界に入れると思います。あと、先ほども言いましたけど『パターン別問題』は良かったです。1手詰の問題集ってどうしても雑然としたものになりがちなんですが、それをパターン別に分類した、というのは新鮮で、分かりやすいと思いました」

島田「ありがとうございました。多くの方に読んでいただけるように頑張ります」

角「はい。こちらこそありがとうございました」



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藤井聡太推薦!将棋が強くなる実戦1手詰」は23日に発売しました。

これから将棋を勉強したい方はもちろん、周りに将棋を始めたい人がいらっしゃる方にもオススメの1冊です。

どうぞよろしくお願いいたします!!

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