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都成四段直伝!「対中飛車 角道不突き左美濃」の基本

2月26日発売の都成竜馬四段の新刊「振り飛車最前線 対中飛車 角道不突き左美濃」を紹介します。


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本書は先手中飛車に対して、角道を突かずに戦う新戦法について、この戦法に精通している都成四段が解説したものです。

加藤桃子女王などがタイトル戦で採用しているので「見たことある!」という方も多いかもしれません。

今日は「序章 本書の概要」からこの戦法の基本的な考え方をわかりやすく紹介したいと思います。

と、偉そうに言ってますが、いつも通り書籍からの完全な受け売りでございます。今年も順調に恥ずかしい人生を送っております。


さて、まずは穏やかな心で次の図を見て下さい。

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この図は先手中飛車に対して角道を突かない指し方の成功例です。振り飛車の角頭の弱点が露呈していて、8筋をうまく受けることができません。

これがもし、▲1六歩△3四歩の2手が入っていると▲5四歩でむしろ先手有利となります。

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怖いですねぇ。恐ろしいですねぇ。(淀川長治)

中飛車の▲5四歩にしても四間飛車や三間飛車の▲6五歩にしても、居飛車からするとせっかく銀をノコノコ出ていったのに目の前で角にフラれるようで、いつも悲しい気持ちになります。俗に言う、「おいおいどこ行くどこ行く状態」です。
このように振り飛車には常に最後の手段として「角交換からの大サバキ」が残されています。

そして、それを封じてしまおうというのが角道不突きの基本的な考え方です。
角のサバキさえ封じてしまえば角頭の弱点だけがクローズアップされることになります。

対して振り飛車側の有力な対策が「早めのパブロン」ならぬ「早めの▲6六銀型」です。この銀対抗の形を作ることで居飛車からの角頭攻めに備えます。

居飛車としては銀の動きを封じられて二の矢がないようですが、そこで登場するのが本書の眼目である左美濃+△1三角なのです。


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△3一玉型の左美濃に構えることで強い戦いを可能にし、△1三角の端角と△7三桂~6五桂、あるいは△6五銀の組み合わせることで非常に攻撃的な布陣になっています。

そこでこの決めゼリフが登場するわけです。
「先手中飛車に攻められっぱなしの読者には朗報となるだろう」(都成竜馬)

かっこいいー。


本書にはこのあたりの理屈はもちろん、左美濃+△1三角型と先手中飛車の攻防についても詳しく書かれていますからぜひ読んでみて下さい。

私が読んだ感じで、この戦法に対して初見で正しく対応できるアマチュアは5人位です。というわけで、先手中飛車対策に苦しんでいる方にとってはまさに朗報、むしろドル箱戦法になるでしょう。


最後に、これだけはどうしても載せたかった都成先生のコラムを一部掲載したいと思います。本書にはコラムが4つありますが、そのうちの1つです。

それでは、どうぞ!


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小さい頃のこと

 棋書にはコラムが付き物だ。これを楽しみにしている読者の方も多いと思うが、かく言う私もその一人だ。
 いざ自分が書くとなるとなかなか筆が進まないが、まずは小さい頃のことを書こうと思う。
 私が将棋を始めたのは4歳のとき。
 父と兄が楽しそうに指しているのを見て、興味を持ったのだと思う。私の竜馬という名前でも分かる通り、父は大の将棋ファンだ。
 当時のことはあまり覚えていないのだが、1つ上の姉が動かし方を教えてくれていたようだ(そういえば香車は真っ直ぐ進むんだよと教えてもらった気がする)。
 ちなみに私には妹もいて、兄弟全員将棋を指すことができる(何気に妹は筋がいい)。
 小さい頃は、兄と一緒に色々な大会に連れて行ってもらった。車で県外まで出向くこともあったが、今思えばとてもありがたいことだ。
 車の中では母の趣味であろう、カーペンターズの曲が延々と流れていた。あのメロディを聞くと、あの頃の懐かしい記憶が蘇って、なんだかちょっぴり切なくなる。

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どうですか?みなさん。

都成先生の正直で優しいお人柄が表れていて、とてもいいコラムだと思いました。

イケメンで、優しくて、将棋も強い。・・・どこまでも完璧な都成先生。

そして、今ならこの都成先生のサイン本がゲットできます!
なんと先生は字も上手いとか。どこまでもパーフェクトな男でございます。

ぜひ直筆サイン入りの書籍で、この新戦法をマスターしてください。

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