将棋情報局

新春インタビュー 藤井聡太四段 「2018年は“ 飛翔”の年に」

日本中を席巻した15歳の俊英がさらなる飛躍を誓う

【12月29日発売、将棋世界2018年2月号に掲載の本記事一部をご紹介します】

soutaint01.JPG

撮影:河井邦彦

 

―― デビューから1年が過ぎました。振り返っていかがですか。

藤井  プロになってからいろいろな経験をさせていただいて、大きく成長できた1年だったと思います。

―― 連勝中は取材が殺到し、ものすごい熱気でした。対局する上で気になったりやりづらかったりはしませんでしたか。

藤井  毎回たくさんの報道の方が来られて、注目してくださっているというのは感じていました。でも、対局が始まってしまえば盤上に集中するだけなので、やりづらさといったものは特になかったです。

―― 体調を崩したということは。

藤井  特に病気をしたりということはなかったです。いままでインフルエンザにかかったこともないので。

―― 29連勝を達成するまでの7ヶ月。心が折れそうになったことはなかったですか。

藤井  自分の将棋を指すだけですので、特に精神的には苦しいと思ったことはありません。

―― そうはいっても、澤田真吾六段(棋王戦予選)と阪口悟五段(上州YAMADA杯)との将棋は奇跡的な大逆転でした。

藤井  将棋の面ではそうですね。特に澤田戦は形勢がずっと苦しく、はっきり負けという局面にきていたので。阪口戦のほうは、途中まではこちらがよかったと思うんです。それを連続でミスをして気持ちの切り替えがなかなかできなかったのは反省点です。最後に捕らえられたのはよかったですが。

―― 連勝中は、あの状況の中で集中力を保つのは大変だったでしょう。

藤井  意識的に何かをしていたということはないです。一手一手最善手を探して、その積み重ねが結果につながるわけで。最初から結果を意識してもしかたがないことだと思っていました。

―― 記録達成後は、現時点(取材時の11月4日)で通算49勝7敗。今期でいえば39勝7敗。この成績はどう感じていますか。

藤井  いまは短期的な結果ではなくて、長期的に自分の中でどれくらい強くなったかという感覚を大事にしていきたいです。今期の成績については、少なくとも自分の実力が出せなかったということは全くないですし、むしろ実力以上の結果が出たと思います。

―― 記録部門はどれもトップクラス。4部門独占の可能性もあります。

藤井  自分としては、記録はいまの時点ではそこまで気にしてはないです。負けた将棋も含めて、全て自分の現状の実力としかいいようがありません。もちろん、反省すべき点はたくさんありますけど、それは不満というよりも、少しでも強くなれるように頑張っていきたいです。

続きは将棋世界2018年2月号にてお楽しみください。

 

※本記事はWEB掲載用に本誌記事から若干の変更を加えております


撮影:河井邦彦
将棋情報局では、お得なキャンペーンや新着コンテンツの情報をお届けしています。

著者

将棋世界編集部(編集)