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将棋入門 ~ルールから勝つためのコツまで簡単マスター

将棋入門豆知識 有段者でも意外と知らない「と金」の正体

編集部員2人が知らなかった驚愕の事実とは!?

将棋ファンの皆様、こんにちは。

この記事を読んでいる方で「と金」を知らない、という人はいないでしょう。

言うまでもなく、「歩」が成ったものです。

「歩」は目の前のマスに一つ進めるだけ、つまり利きが1カ所しかありませんが、「と金」になると「金」と同じ動きになり前、右前、左前、右横、左横、後ろと利きが6カ所に増えます。

このように成ったときのパワーアップ具合が他の駒と比べても群を抜いているため、実戦で歩が成れるのに成らないということはほぼありません。

なぜ私がこんな将棋ファンにとって当たり前のことを言っているかというと、11月27日に発売開始となる羽生善治棋聖著の将棋入門書「楽しく覚えよう!将棋ビギナーズガイド1 入門編」(日本将棋連盟発行、定価:780円+税)の編集中に驚愕の事実を発見したからです。


その事実を私に教えてくれたのがこのページ。

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写真は将棋ファンならあまりにも見慣れた光景で、金と小駒の成り駒です。つまり、全部「金」の動きをするものですね。

問題は上段のテキスト部分の最後の段落です。こう書いてあります。


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それぞれに字の形が違いますが、成銀・成桂・成香・と金の4つの駒はすべて「金」と書かれています。

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・・・・えっ!!!!!

し、知らなかった。。。

そう、そうなんです。小駒の成り駒はかなり文字が崩れてますが全部「金」という文字だったんです。

このページに書いてあるとおり、成銀と成桂は確かに「金」に見えます。
が、成香とと金はどう頑張っても「金」に見えないじゃないですか。
私、このページを読むまで歩の裏には最初から「と」と書こうと思ってあの文字が書かれたのだと思っていました。

将棋編集者としてあまりにも恥ずかしくて誰にも言わないでおこう、と心の奥にしまっていたのですが、ある日この本の再校を行っていた私の前に座っている編集部員が

「え! そうだったの!?」

まさかと思って聞いてみると、なんと彼も知らなかったのです。
私たちは同じ忘れ物をした小学生のように意気投合。だよね、知らなかったよね。だってあれ、「と」じゃん、「金」じゃないじゃん。

そう考えると「と金」って、「金金」と言ってるのと同じだからなんか変ですね。


皆さんはこの事実、知ってましたか?

知らなかったという人は恥ずかしがらずに手を挙げましょう。
私たちは仲間です(笑)。

 

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