2017.09.29
28連勝男、神谷広志八段の面白すぎるコラム
神谷八段による戦術書「禁断のオッサン流振り飛車破り」のコラムを掲載します
お得で気軽に参加できる将棋大会『第６回 将棋情報局最強戦オンライン』11月13日開催！ エントリー受付中
藤井聡太四段の29連勝で大いに沸いた将棋界ですが、28連勝の記録を持っていたのが神谷広志八段です。
この神谷八段、個性的な方が多いプロ棋士の中にあって、１、２を争うほど面白い先生です。
先日、その面白さが全開に発揮された書籍、「禁断のオッサン流振り飛車破り」が見事、第29回将棋ペンクラブ大賞技術部門の大賞を受賞しました！
神谷八段の独特の対振り飛車戦術の素晴らしさはもちろん、戦術書らしからぬユニークな語り口が評価されたのだと思います。
今回、この受賞を記念して、特別に書籍のコラムを掲載いたします。
他の将棋書籍では見られないほどの力のこもったコラムです。とくとご覧あれ！
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容疑者Xの献身
これからオッサンの大好きな「容疑者Ｘの献身」について書きます。ネタバレがありますのでこれから読んで楽しもうという方は読了までこのページは読まないでください。
東野圭吾さんの小説「容疑者Ｘの献身」という小説がとにかく大好きです。どれくらい好きかと言いますと単行本はもちろん持っているのですが、東京などに仕事にいく時にリュックに入れておく文庫本が読み返し過ぎてすぐにボロボロになってしまい、現在のがいったい何冊目か分からないほど何度も買っているほどなのです。
もちろん東野さんの作品では第一位なのですが（ちなみに二位は「天空の蜂」です。原作発表から20年たって映画化されたときには本当にうれしかったです）、この作品が直木賞を取ったときにはガッカリしました。なぜならこれほどの大々々傑作が他の直木賞作品と同じレベルの作品という評価が定着してしまうかもしれないと考えたからなのです。福山さん主演（本当は堤さん主演）の映画も原作ほどではありませんが大好きで（でも雪山のシーンはいらなかったかな）、東京にいて仕事のない日は隅田川沿いのロケ地によく行きます。そしてロケの行われた弁当屋（映画では美里という名ですがもちろん実物は違います）で弁当を買って（原作に出てくるおまかせ弁当はメニューにないので大抵からあげ弁当です）、ロケに出てくる浜町公園で食べます。
それから石神と湯川が歩いた道を歩き、湯川と花岡靖子が座ったであろうベンチに座ります。
そしてネットで調べたロケで使われたアパートの近くにいってそのアパートを30分～１時間くらい眺めたりしています。
何の変哲もないアパートをニヤニヤしながら眺めているのは立派な変質者ですが、それはオッサンですのでどうか通報はしないでください。
「容疑者Ｘの献身」のどこが好きかと聞かれますと、まあ全部に近いのですがやはり容疑者である石神のキャラが一番かと思います。
その緻密な犯罪計画が最後思わぬところで破綻するのですが、それは彼の愛が通じたとも言え、ある意味ハッピーエンドなのかもしれません。
ここから思いっきりこの本を私物化します。
この場を借りて作者の東野圭吾さんにお願いがあります。ラストの後石神と花岡靖子は刑務所に入ることになり多分靖子の方がかなり早く出所するのでしょう。そしてその後かなり時間がたった後石神も出てくるのでしょうが石神にはどうしても幸せになってほしいのです。
別に二人が結婚しなくても構いません。
近所の茶飲み友達として仲良くなっているという作品を読みたいのです。長編でなくても構いません。たとえ10ページくらいの本だとしても５万円までなら必ず買って読みます。
無理なお願いとは重々承知の上ですがどうぞどうぞ私の願いを聞いてください。ペコリ
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・・・・。
かつてこんな将棋書籍のコラムがあったでしょうか？いや、ありません（笑）。
おっと！ここで朗報です。
現在、受賞を記念して、本書の書籍版を弊社サイトにてご購入の方に期間限定で神谷八段のサイン入り書籍をお届けしています！
毎回ユニークなサインを書いていただく神谷八段、ぜひ皆様もこの機会にサイン本をゲットしてください。
→「禁断のオッサン流振り飛車破り」購入ページはこちら！
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この神谷八段、個性的な方が多いプロ棋士の中にあって、１、２を争うほど面白い先生です。
先日、その面白さが全開に発揮された書籍、「禁断のオッサン流振り飛車破り」が見事、第29回将棋ペンクラブ大賞技術部門の大賞を受賞しました！
神谷八段の独特の対振り飛車戦術の素晴らしさはもちろん、戦術書らしからぬユニークな語り口が評価されたのだと思います。
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他の将棋書籍では見られないほどの力のこもったコラムです。とくとご覧あれ！
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容疑者Xの献身
これからオッサンの大好きな「容疑者Ｘの献身」について書きます。ネタバレがありますのでこれから読んで楽しもうという方は読了までこのページは読まないでください。
東野圭吾さんの小説「容疑者Ｘの献身」という小説がとにかく大好きです。どれくらい好きかと言いますと単行本はもちろん持っているのですが、東京などに仕事にいく時にリュックに入れておく文庫本が読み返し過ぎてすぐにボロボロになってしまい、現在のがいったい何冊目か分からないほど何度も買っているほどなのです。
もちろん東野さんの作品では第一位なのですが（ちなみに二位は「天空の蜂」です。原作発表から20年たって映画化されたときには本当にうれしかったです）、この作品が直木賞を取ったときにはガッカリしました。なぜならこれほどの大々々傑作が他の直木賞作品と同じレベルの作品という評価が定着してしまうかもしれないと考えたからなのです。福山さん主演（本当は堤さん主演）の映画も原作ほどではありませんが大好きで（でも雪山のシーンはいらなかったかな）、東京にいて仕事のない日は隅田川沿いのロケ地によく行きます。そしてロケの行われた弁当屋（映画では美里という名ですがもちろん実物は違います）で弁当を買って（原作に出てくるおまかせ弁当はメニューにないので大抵からあげ弁当です）、ロケに出てくる浜町公園で食べます。
それから石神と湯川が歩いた道を歩き、湯川と花岡靖子が座ったであろうベンチに座ります。
そしてネットで調べたロケで使われたアパートの近くにいってそのアパートを30分～１時間くらい眺めたりしています。
何の変哲もないアパートをニヤニヤしながら眺めているのは立派な変質者ですが、それはオッサンですのでどうか通報はしないでください。
「容疑者Ｘの献身」のどこが好きかと聞かれますと、まあ全部に近いのですがやはり容疑者である石神のキャラが一番かと思います。
その緻密な犯罪計画が最後思わぬところで破綻するのですが、それは彼の愛が通じたとも言え、ある意味ハッピーエンドなのかもしれません。
ここから思いっきりこの本を私物化します。
この場を借りて作者の東野圭吾さんにお願いがあります。ラストの後石神と花岡靖子は刑務所に入ることになり多分靖子の方がかなり早く出所するのでしょう。そしてその後かなり時間がたった後石神も出てくるのでしょうが石神にはどうしても幸せになってほしいのです。
別に二人が結婚しなくても構いません。
近所の茶飲み友達として仲良くなっているという作品を読みたいのです。長編でなくても構いません。たとえ10ページくらいの本だとしても５万円までなら必ず買って読みます。
無理なお願いとは重々承知の上ですがどうぞどうぞ私の願いを聞いてください。ペコリ
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・・・・。
かつてこんな将棋書籍のコラムがあったでしょうか？いや、ありません（笑）。
おっと！ここで朗報です。
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