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新刊案内「角換わりの新常識」 ~第1章に書いてあった▲4八金・2九飛型の基本~

ここでは新刊「角換わりの新常識 ▲4八金・2九飛型徹底ガイド」を紹介します。

こんにちは。豚キムチうどんが普通に食べてみたい編集部島田です。

今日も梅雨空を吹き飛ばすような新刊案内いきます。本日紹介するのは7月14日発売の小林裕士先生の新刊「角換わりの新常識 ▲4八金・2九飛型徹底ガイド」です。



角換わり先後同型が盛んに指されていた時代はどこへやら。今も毎日のようにプロ間で角換わりが指されていますが、右を見ても左を見てもこの▲4八金・2九飛型ばかり。

プロではやっているみたいだけど、アマチュアにはその狙いも戦い方もチンプンカンプン。そう思っている方は結構いらっしゃるんじゃないでしょうか?かくいう私もその1人でした。

そこで今回小林七段にお願いしてこの新型角換わりを徹底解説していただいたと、そういうわけです。


今日は本書の中から▲4八金・2九飛型の基本的な狙い筋を一つ紹介したいと思います。

では早速次の図を見てください。





先手の▲4八金・2九飛型に対して、後手が普通に組んだらこうなる、という局面です。
ここで先手の次の手は何でしょうか?

▲7九玉? ノンノン

▲6六歩? ノンノンノン


ここから▲3五歩△同歩▲4五桂!!とするのです!





あちょーーー!!!

将棋のスピード化時代を象徴するような早仕掛け。こんなんでいいんでしょうか?


いいんです!!
これでいいんです!!!

▲4五桂の局面で△2二銀は▲7一角があるので後手の選択肢は△4四銀か△4二銀しかありません。

しかし、△4四銀に対しては、▲2四歩から飛車先の歩を交換して▲2九飛と引いておいてすでに先手十分です。





この後どこかで一歩入手すれば▲3三歩△同桂▲3四歩△4五桂▲同歩が激痛になります。


と、いうか、本書には何回も出てくるのですが、新型角換わりにおいて「桂が4五に居座れればだいたい先手有利」といえます。

確かに「桂の高跳び歩の餌食」にさえならなければ、桂がすごくいい位置で大いばりできますからね。桂が跳んだときに角打ちのスキがないのが▲4八金・2九飛型なわけですから、先手としては作戦成功といえます。


で、問題は▲4五桂に△4二銀と逃げたときです。




後手の次の狙いはもちろん△4四歩からの桂取りです。

いつもなら「ここから先は書籍でご確認ください」となるところですが、今日は出血大サービスでもう少しいきます。

△4二銀には▲6六角!!が狙いの一手になります。




あちょーーーーーー!!!!

この角を打ちたかったから▲6六歩と突かなかったんですね。

後手はとりあえず香取りを受けなければいけませんが意外に受けが難しい。△2二金は▲2四歩、△3三桂は▲1五歩でギリギリ攻めがつながります。

ここでは一番普通に見える△4四角を紹介したいと思います。△4四角に対しては▲2四歩△同歩▲同飛といきます。





後手は当然のように△2三歩ですが、そこで▲2九飛と引いてはいけません。▲4四飛!!と角を取るのです。△同歩▲同角と進んで下図。





△3三桂には▲3四歩で先手優勢。△2二金と寄って来たらそこで心のなかで「待ってました」といいながら▲6六角打!!と打ってください。





あちょーーーー!!!!!!!

ああ気持ちいい。
これにて一丁上がりです。


今日は新型角換わりの基本の狙い筋を紹介しましたがまとめるとこうです。

(1)▲4八金・2九飛型を作る
(2)仕掛けは▲3五歩△同歩▲4五桂
(3)△4四銀なら飛車先を切って有利
(4)△4二銀には▲6六角が狙いの一手
(5)▲6六角に△4四角なら十字飛車で角を取って▲6六角打まで
(6)それが僕らの新型角換わり
(7)ありがとう、いい薬です


以上です。

書籍には今日紹介した以外のいろいろな後手の受け方と、それに対する先手の指し方が紹介されています。

また、後手の△6二金・8一飛型や▲4五桂急戦なども詳しく解説されています。


最先端の角換わりを指しこなしたい方にはもちろん、プロの将棋を理解する上でも非常に役立つ一冊です。


 
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