詰みの定跡 (6)|将棋情報局

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詰みの定跡 (6)

終盤の基本定跡を覚えることが実戦の終盤での閃きにつながる。
最も効率よく手筋を覚えてもらおうというのが本連載の趣旨である。いろいろな手筋をパターンに分け、それぞれ基本問題と応用問題を掲載している。初心者から有段者まで、終盤力をつけて勝率アップしたい方は必読だ。

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詰みの定跡11 二枚飛車の詰み  ――飛の活用④

【第1問】









【第1問 正解図は▲2二飛まで】

すそからの銀打ち

正解=▲2二飛
本問は飛車を使った送りの手筋。持駒が金だと▲2二金に△4一玉で詰まないが、飛車なら▲2二飛で詰む。以下は①△2二同玉なら▲4二飛成△3二合▲3一銀△1二玉▲3二龍。②△4一玉なら▲4二飛右(左)成。
 
【第2問】







 

【第2問 正解図は▲4一飛まで】

上下からの飛車

正解=▲4一飛
本問は上下からの飛車による詰み筋。図以下△4一同玉▲4三龍△4二歩▲5二金△3一玉▲4二金△2二玉▲3二金△1二玉▲1三歩△1一玉▲4一龍(参考図)までの詰み。
 
【第2問 参考図は▲4一龍まで】
 

詰みの定跡12 角と桂のコンビ  ――角の活用①

【第3問】









【第3問 正解図は▲3五角まで】

角の利きで桂は取れない

正解=▲3五角
角と桂のコンビによる詰みも基本だ。▲3五角と打てば、2四に何の合駒をされても▲2五桂までの詰み。問題図で▲2二角は△2四玉で失敗する。
 

【第4問】







 

【第4問 正解図は▲1二歩まで】

 

穴熊を詰ます

正解=▲1二歩
鉄壁を誇る穴熊も角と桂の前には、ひとたまりもないことがある。図以下は△1二同玉▲2四桂△1一玉▲1二香(参考図)まで。角の利きのため▲2四桂は取られない。

【第4問 参考図は▲1二香まで】
 
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