プロ編入試験と西村一門骨肉の争い(?)|将棋情報局

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プロ編入試験と西村一門骨肉の争い(?)

お得で気軽に参加できる将棋大会『第6回 将棋情報局最強戦オンライン』11月13日開催! エントリー受付中 昨日は職団戦からの自宅でプロ編入試験とタッグマッチの観戦、さらにはネット対局という将棋三昧の一日でした。米澤です。
 
昨日のプロ編入試験第1局は皆さんご覧になりましたでしょうか?
ニコニコ生放送で生中継ということで、私も帰宅後に観戦しておりました。
後手番の今泉さんは自らの得意戦法「中飛車左穴熊」を相手にすることになりましたが、難解な終盤戦を制して見事勝利!
今泉さんに先手中飛車の書籍を書いていただいた編集部としてはまさかの展開でしたが、第2局以降も楽しみです。
 
今泉さん渾身の名著「最強アマ直伝!勝てる将棋、勝てる戦法」は、今泉さんがプロになったら「最強アマ(元)」となってしまいますね…。
 

今日は別の書籍の話を一つ。
 
明日9月25日、「将棋順位戦30年史 1984~1997年編」が発売となります。
そして編集部では既に、この上巻に続く下巻の編集作業が絶賛進行中です。
 
話は飛びますが、「将棋電王戦タッグマッチ2014」が13日に開幕。
13日の放送も見ていたのですが、藤井九段・三浦九段の西村一門コンビによる解説は本当に面白くて、思わずにやついてしまいました。
 
その中の一幕で、藤井九段が、
「A級順位戦で毎年、(三浦九段が)右四間飛車をやってくるんだよ。同じ戦法ばっかり…(以下略)」
といったぼやきがあったのですが、なんと順位戦30年史下巻の作業をしていたら出てきました。
▲三浦―△藤井の右四間飛車vs四間飛車。
 
 
平成11年10月1日。B級2組5回戦。
三浦六段対藤井竜王の一局です。(肩書は当時)
 
まさか15年前、B級2組での一局までさかのぼるぼやきだったとは…。
 
「結果は勝ったり負けたり」(藤井九段)とのことでしたが、この将棋は三浦六段がかっこよく勝っています。
この一局は棋譜も収録される予定です。
 
 
余談。
藤井九段が三浦九段に、
「また振り飛車指さないの?」
と尋ねるシーンもありました。
 
三浦九段の振り飛車穴熊は、タイトル戦30年史の編集中に何度か目にしました。
「三浦先生、また振り飛車穴熊やらないかなぁ」と思っていたのを覚えています。
 
今では完全に居飛車党の三浦九段ですが、若手のころはそうでもなかったようです。
振り飛車穴熊についても、当時の週刊将棋の記事を読むと、たまに指していたというよりも「伝家の宝刀」「エース」といった扱いだった記憶があります。
 
このように、30年史シリーズは一通り読むと、観戦の楽しみも増えて超お得。
おすすめです。
 
今日はこの辺で。ではでは。
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