『りゅうおうのおしごと』&『復讐ゲーム』|将棋情報局

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『りゅうおうのおしごと』&『復讐ゲーム』

お得で気軽に参加できる将棋大会『第6回 将棋情報局最強戦オンライン』11月13日開催! エントリー受付中 皆さま、いかがお過ごしでしょうか。小野寺です。
暑い夏も過ぎ、もう秋ですね、きっと。
読書の秋ですね。多分。
そういうわけで、最近読んだ将棋小説の紹介です。
以下、ネタバレ注意? でしょうか。

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『りゅうおうのおしごと!』



白鳥士郎さんが著者で、『のうりん11』と同日発売で、GA文庫(SBクリエイティブ発行)で、西遊棋が監修で、610円+税で……という情報はまあ、ご存じのはずでしょう。

さて、ヒロインが2人?いるのですが……。

雛鶴あい。
9歳。小学3年生。
将棋のルールを覚えたのは3か月前のこと。
家事全般が得意で、『図巧』を全問解いて、「むつかしかったです。まる」という感想の天才。
展開の都合で、最後(とプロローグ)は小学4年生になっています。一応。

空銀子。14歳。
2歳で将棋のルールを完全マスター。
指導対局で負かされたため、ネットで住所を調べて毎日電車に乗ってリベンジマッチ、というのが4歳。
奨励会二段で、女流タイトル二冠。

そして、9歳が14歳に向かって「おばさんはだまっててください!」と言い放つのが、序盤の見どころです(きっと)。
ついでに後半では、小学生女児を自宅に集めて喜ぶ主人公(16歳)がお目にかかれます。

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『復讐ゲーム ―リアル人間将棋―』



『王手桂香取り!』の青葉優一さんの新刊。
発売は昨日(9月24日)。
電撃文庫ではなく、メディアワークス文庫から出ています(610円+税)。

前半はダブルデートや文化祭の準備といった、高校生の学園生活が描かれています。
後半はタイトル通りで、人間将棋をします。復讐劇の始まり始まりです。

目の前で死んでいくにもかかわらず、指し続ける両者が怖いです。
ラストは相穴熊特有の千日手を使えば違ったエンディングになるのでしょうが、自ら誘導できるほど都合がよくいきませんか。

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皆さまもぜひ読んでみてください。 お得で気軽に参加できる将棋大会『第6回 将棋情報局最強戦オンライン』11月13日開催! エントリー受付中
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