「広瀬流穴熊終盤の極意」の手筋が実戦で出現！

2013.11.13

今日は「広瀬流穴熊終盤の極意」にまつわる「読者の声」を紹介いたします。
この仕事をしていると、読者の方の反応が本当にエネルギーになります。

先日、友人からメールがきました。

内容は、「広瀬流穴熊終盤の極意」を読んで香車一本分は強くなったよ、という感想に加え、
明日の大会は穴熊で勝負してきますという報告でした。

これだけでもうれしかったのですが、次の日。

なんと大会で、▲４一龍△３一金▲５一龍という、
「広瀬流穴熊終盤の極意」の中で紹介されている手筋（※）を使って勝ち上がり、
数年ぶりの全国大会出場を決めたと聞いて驚きました。

本に書いてある手順をそのまま実践しての勝利というのは、
私自身もほとんど記憶にありません。
本当にうらやましいです。

この本では広瀬七段の実戦を題材に、
穴熊の終盤戦でよく出てくる手順・手筋を、わかりやすく解説しています。
上に書いたような例は出来過ぎかもしれませんが、
とても実践的な一冊であることは間違いありません。

穴熊党に限らず、穴熊に興味はあるけど指すのは不安…という方も、
ぜひ一度手に取ってみてください。

※▲４一龍△３一金▲５一龍の手筋

△４二歩と受けた手に対して、自然な手は桂馬を取る▲５一龍です。
しかし実戦の進行は▲４一龍△３一金▲５一龍。
一見、手順に固めさせて損なようですが、
以下、△６六角▲４九歩△９九龍▲１五桂と進んで下図。

▲１五桂が厳しい一着!
こうなるともうお分かりかと思いますが、
△３一金を強要して穴熊の上部を薄くする、
３手一組の手筋が見事に決まりました。

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「広瀬流穴熊 終盤の極意」の手筋が実戦で出現！