2014.03.24
相居飛車で勝つための手筋180問! 究極のガイドブック間もなく発売
「ここで何かいい手があるはず」
そう思って考え込んだものの、
最善手が分からず押し切られて負けた…。
そんな経験、誰しもがあると思います。
「先に悪手を指した方が負ける」といった言葉もありますが、
特に級位者同士では、相手の悪手をとがめられず、勝ちを逃してる場面の方が多いのではないでしょうか。
4月15日に「ひと目の仕掛け 相居飛車編」が発売となります。
本書のテーマはその名の通り「仕掛け」。
敵陣の急所を突いて一気に攻めかかる手順を、
次の一手形式で計180問収録しています。
これらの手順は、まさに「相居飛車の基本手筋」。
具体的な優勢の導き方を習得しながら、
相居飛車の定跡をバランスよく覚えることができます。
著者の金井恒太五段がまえがきで
「仕掛けの方法だけでなく、成立する条件などについてもできる限り記しました」
と述べているように、解説も実戦的な内容になっております。
ぜひ、この一冊で「勝ちに結び付ける指し方・感覚」を養ってください。
最後に相矢倉から1問紹介いたします。
問題図から3手一組の好手順があります。
腕に自信のある方はそのあとの変化も読み切ってみましょう。
正解は▲1五香△同香▲3五角。
敵陣の端に隙アリと見ての華麗な香捨てでした。
このあと、正解図から△2五桂という変化(次問)には、
▲1三角成!!
この角捨てが目の覚めるような決め手。
ここまですぐに読める方は確実に有段以上という感じでしょうか。
いま紹介した相矢倉に限らず、
「相掛かり」「角換わり」「横歩取り」という様々な形を一度に学ぶことができる一冊です。
相居飛車にまだ慣れていない方も、この一冊をきっかけに「バンバン攻める居飛車党」に転身していただければと思います。
4月15日、こうご期待ください。