級位者も横歩取りで斬り合って棋力アップ！?

2014.05.19

「横歩取り」にはアマチュアの方の新手が定跡になった局面も幾つかあるし、派手な斬り合いは一手一手をより集中して指すので棋力アップも見込めるし、指さなかったり踏み込まないのはあまりにももったいない。

（まえがきより）

☆☆☆☆☆☆☆☆☆

皆さんこんにちは、編集部の米澤です。

本日は今週金曜日発売の「横歩取りの教科書」（日本将棋連盟刊）の紹介です。

プロ棋士の間では採用数の多い横歩取りですが、

間違えると一気に負けてしまうイメージもあってか、

アマチュア級位者の方で横歩取りが好きという方は少ないようです。

しかし、「間違えると一気に負けてしまう」ということは、

研究量の差で勝てる可能性が高い上に、まえがきの通り、棋力アップに最適な戦型です。

すぐに使える実戦的な手順を多く解説しているので、

是非この機会に横歩取りをマスターしましょう。

今日は、△８五飛戦法の後手番ですぐに使える仕掛けを一つ紹介します。

先手が▲３六歩と突いたのを見て、第３図から△２五歩とするのが機敏な仕掛けの第一歩。

飛車の横利きが止まった瞬間に７六の歩を狙って動き出します。

△２五歩と打ったことで、先手は７六の歩をうまく守る方法がありません。

第３図から

△２五歩　▲２八飛

△８六歩　▲同　歩

△同　飛　▲２五飛

△７三桂　▲３七銀

と進んで第５図。

実はこの第５図はプロの実戦でも現れた局面です。

ここから一気に先手陣に襲いかかる好手順があります。

ヒントは、「先手の飛車の位置」。

軽快な攻めの手順を５手、考えてみてください。

続きは木曜日に公開いたします。お楽しみに！

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