「これからの相矢倉」からponanza新手に対する見解

2015.01.08

こんにちは。編集部の米澤です。
月曜日に引き続き、「これからの相矢倉」から将棋ソフトの新手の紹介です。

今日はponanza新手です。

☆ponanza新手とは

ponanza新手は宮田新手の先の変化で出てくる新手です。

大ざっぱに整理すると、宮田新手は先手番の手で、ponanza新手は後手番の手です。

背景などは説明し切れないので、ここでは該当の局面だけ簡単に紹介します。

宮田新手はこの局面。

そこから数手進んでponanza新手。

平成25年の名人戦▲羽生―△森内戦で現れた局面なので覚えている方も多いでしょう。

プロ的には盲点となっていた一着で、名人戦でも後手の森内名人（当時）が勝ち防衛を決めています。

△３七銀以下、▲５八飛△２六銀成▲１四銀△２五成銀▲同銀△１三桂▲３六銀△３七角成…。

この名人戦の進行は後手良しのようです。

その後、先手も工夫します。

先ほどのponanza新手の局面をもう１度ご覧ください。

この手前で先手番が少し変化するようになりました。

?角の引き場所が６八→５七に

?端の垂れ歩が▲１三歩→▲１四歩（下図）に

ここから先の変化を、本書では掘り下げています。

例えば、70図以下△３七銀▲６八飛△２六銀成の変化は先手良し。

そこで今度は後手が△２六銀不成と変化して…。

結論：変化は多岐に渡り、課題局面多し。難解。

真相は書籍でご確認いただければと思います。

ではでは。

将棋情報局では、お得なキャンペーンや新着コンテンツの情報をお届けしています。