2015.09.14
三浦&阿部健の居飛車研究
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涼しくなってきて、プロ野球選手の引退ニュースが気になる季節になってきました。
今年は豊作(?)ですね。
編集部の米澤です。
今日は10月発売予定書籍の紹介を。
皆さん、「兄弟弟子」と聞いて思い浮かぶは誰と誰の組み合わせですか?
さらに限定すると、少し年が離れていて、二人とも居飛車党。
皆さんあの二人が思い浮かんでいることかと思います。
タイトルで答えを出しちゃいましたが、三浦弘行九段と阿部健治郎五段の二人が25のテーマについて見解を述べ合う書籍を、現在編集中です。
面白いやり取りもありますよ!
居飛車党の2人による書籍ですが、対抗形も半分弱取り上げていますので、振り飛車党も買いましょう。
ちなみに本書、かなりガチです。
三浦先生のまえがきを一部引用しておきます。
==========================================
実際やってみると25のテーマについて真剣に考え、それを言葉にし、さらに阿部五段と共に結論を突き詰めるのはかなり大変だった。プロ棋士の雑談の中で本書と同じシリーズの『久保&菅井の振り飛車研究』を見て「これならしゃべるだけだから簡単そう」と言っていた若手棋士がいたが、「そんなことはないよ」と、言いたかった。書籍の発売前ということもあり、言えなかったが。
(※一部太字にしました)
==========================================
発売前に書いてしまいました。
私も一度、本書のために「ああでもない、こうでもない」をしているところをのぞかせていただいたのですが、もう符号とか早すぎて、局面を頭の中で追うのが精いっぱい。
そんなスピードで優劣の判断をしつつ、それを何時間もぶっ続けで行うという、なかなかハードな検討風景でした。
皆さんも、決して、簡単そうって思わないように。
さて、今日は対抗形から1つ、面白いと思ったテーマ図を少し紹介します。

居飛車穴熊対四間飛車です。
まず、三浦先生は「居飛車側を持ってみたい」という見解。
3年前に「四間飛車激減の理由」という本を書いた阿部先生は当然「居飛車持ち」かと思いきや…。
「どちらかと言えば居飛車持ちですが持ち時間が短いと指す気はしません」
なんだってー。
途中の議論はさておき、最後もこんな感じの会話で終わります。
阿部 テーマ8図は先手が勝ちにくいと思いますか。形勢が良ければ構いませんか。
三浦 時間が短いとかなり逆転されそうだよね。
阿部 なるほど。かなり中盤が難しい将棋ですので、できれば4時間は欲しいですよね。
私のようなドシロウトからすると、「四間飛車側が形勢良くなることも多いけど、穴熊がすごい堅いから実戦的に四間飛車が勝ちづらい」という理解だったのですが、むしろ逆のようです。
むむむ。
アマチュアの四間飛車党には朗報ですねぇ。
ちなみに、テーマ図からは▲2四歩と突き捨て、△2四同角▲4八銀△2二飛▲7七角△1二飛(下図)に▲6五歩という手順が両先生から示されています。

難しすぎて私には解説不能のため、この先は書籍にて。
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今年は豊作(?)ですね。
編集部の米澤です。
今日は10月発売予定書籍の紹介を。
皆さん、「兄弟弟子」と聞いて思い浮かぶは誰と誰の組み合わせですか?
さらに限定すると、少し年が離れていて、二人とも居飛車党。
皆さんあの二人が思い浮かんでいることかと思います。
タイトルで答えを出しちゃいましたが、三浦弘行九段と阿部健治郎五段の二人が25のテーマについて見解を述べ合う書籍を、現在編集中です。
面白いやり取りもありますよ!
居飛車党の2人による書籍ですが、対抗形も半分弱取り上げていますので、振り飛車党も買いましょう。
ちなみに本書、かなりガチです。
三浦先生のまえがきを一部引用しておきます。
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実際やってみると25のテーマについて真剣に考え、それを言葉にし、さらに阿部五段と共に結論を突き詰めるのはかなり大変だった。プロ棋士の雑談の中で本書と同じシリーズの『久保&菅井の振り飛車研究』を見て「これならしゃべるだけだから簡単そう」と言っていた若手棋士がいたが、「そんなことはないよ」と、言いたかった。書籍の発売前ということもあり、言えなかったが。
(※一部太字にしました)
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発売前に書いてしまいました。
私も一度、本書のために「ああでもない、こうでもない」をしているところをのぞかせていただいたのですが、もう符号とか早すぎて、局面を頭の中で追うのが精いっぱい。
そんなスピードで優劣の判断をしつつ、それを何時間もぶっ続けで行うという、なかなかハードな検討風景でした。
皆さんも、決して、簡単そうって思わないように。
さて、今日は対抗形から1つ、面白いと思ったテーマ図を少し紹介します。

居飛車穴熊対四間飛車です。
まず、三浦先生は「居飛車側を持ってみたい」という見解。
3年前に「四間飛車激減の理由」という本を書いた阿部先生は当然「居飛車持ち」かと思いきや…。
「どちらかと言えば居飛車持ちですが持ち時間が短いと指す気はしません」
なんだってー。
途中の議論はさておき、最後もこんな感じの会話で終わります。
阿部 テーマ8図は先手が勝ちにくいと思いますか。形勢が良ければ構いませんか。
三浦 時間が短いとかなり逆転されそうだよね。
阿部 なるほど。かなり中盤が難しい将棋ですので、できれば4時間は欲しいですよね。
私のようなドシロウトからすると、「四間飛車側が形勢良くなることも多いけど、穴熊がすごい堅いから実戦的に四間飛車が勝ちづらい」という理解だったのですが、むしろ逆のようです。
むむむ。
アマチュアの四間飛車党には朗報ですねぇ。
ちなみに、テーマ図からは▲2四歩と突き捨て、△2四同角▲4八銀△2二飛▲7七角△1二飛(下図)に▲6五歩という手順が両先生から示されています。

難しすぎて私には解説不能のため、この先は書籍にて。
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