窮地を救う逆転の決め手を見つけ出せ!|将棋情報局

将棋情報局

窮地を救う逆転の決め手を見つけ出せ!

お得で気軽に参加できる将棋大会『第6回 将棋情報局最強戦オンライン』11月13日開催! エントリー受付中 「仕事中は靴を脱ぐことが多い派」の米澤です。

今日は10月発売予定の文庫本を紹介します。
4月に発売した「将棋・必殺の決め手」の対となる一冊です。



ちなみに、上の図面部分は「将棋・必殺の決め手」のものが入っています。
正しい図面は書籍でのお楽しみということで。
図面が間違っていることに今気付いた。危なかった。

「将棋・逆転の決め手」と題して、絶体絶命の窮地を救う一着を答える次の一手問題180問を集めました。
勝つか負けるか、究極の最終盤ばかりです。

具体的には、「自玉は詰めろ、相手玉は詰まない」という状況です。
起死回生の攻防手を繰り出すしかありません。
実際の対局でそんな勝ち方ができれば、最高ですよね?
本書で逆転のテクニックを身に付けていただければと思います。

しかし、いきなり攻防手を考えなさいと言われても、何も思い付かないという方も多いかと思います。
今回の書籍は、冒頭の序章で例題を用意しました。
攻防手を7パターンに分けて紹介しています。

例えばこの第7図。



これは「邪魔駒消去」の攻防手の例です。

その名の通り、実は邪魔駒があります。

4一の角がなければ、▲4一金までの1手詰。
ここに気付けるかどうかが最初のポイントです。
といって、▲5二角成などでは、△7八香成▲同玉△7七銀打▲8九玉△8八金で詰まされてしまいます。

整理すると、1.自玉は詰めろ、2.相手玉は4一角が邪魔で詰まないという状況です。

一見、先手が勝てない局面のようですが、▲7四角成が盤上この一手の妙手。



成功図を見てください。
相手玉は▲4一金▲4一馬、▲4一桂成までの詰めろ。
自玉は香筋が泊まり、即詰みはありません。
1手で状況が逆転しました。
これが攻防手です。
成功図は後手にこの状況を覆す攻防手がないため、先手の勝ちとなります。

こうした決め手を7パターン、序章でじっくり解説していますので、次の一手問題に不慣れな方もご安心ください。

実際の問題は書籍にて。
もしかしたら来週以降、ここで紹介するかもしれませんが。
ではでは。 お得で気軽に参加できる将棋大会『第6回 将棋情報局最強戦オンライン』11月13日開催! エントリー受付中
将棋情報局では、お得なキャンペーンや新着コンテンツの情報をお届けしています。

著者