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予約開始!「村山聖名局譜」 ~村山九段の名局を羽生・先崎が解説した名著が復活~

こんにちは。
ファミリーマートで買い物をして、店を出た直後に自分がT-ポイントカードを持っていたことを思い出す編集部島田です。
 

もし「今年の将棋界のニュースベスト10」があるとしたら、佐藤天彦新名人の誕生や郷田真隆九段の結婚が入る(?)と思いますが、外せないのは村山聖九段の生涯を描いた「聖の青春」の映画化でしょう。

11月19日封切りとのこと。私、予告編の時点で感動してしまいました。


さて、村山先生といえば「寄せは村山に聞け」と言われた驚異的な終盤力を武器に活躍された棋士。29歳の若さで亡くなるまでに数多くの名局を世に残しています。

そんな名局の数々を同世代の羽生善治三冠と先崎学九段が、村山九段の思い出とともに語っている、将棋書籍の中でも非常に珍しいスタイルの本があることをご存知でしょうか?

それが『村山聖名局譜』です。



解説されているのは以下の10局。

第1局 羽生善治五段戦 ライバルとの初顔合わせ
第2局 佐藤康光五段戦 千日手指し直しの大熱戦
第3局 大山康晴十五世名人戦 大名人に完勝
第4局 米長邦雄九段戦 タイトル初挑戦を決める
第5局 谷川浩司王将戦 タイトル戦デビュー
第6局 谷川浩司王将戦 順位戦で谷川を破る
第7局 森下 卓八段戦 執念の逆転勝ち
第8局 羽生善治名人戦 鬼手が炸裂
第9局 丸山忠久七段戦 秒読み、深夜の大激闘
第10局 木村一基四段戦 一点の曇りなき絶局


中身はこんな感じになっています。(第1局、羽生善治五段戦の冒頭部分)




羽生先生と先崎先生のフランクな会話が読んでいて面白く、村山先生の将棋が高いレベルで解説されているので勉強になります。


本書は日本将棋連盟から発行され、絶版となっておりましたが、このたびオンデマンド書籍として復活することになりました!

オンデマンド書籍とはお客様の注文に応じて一冊ずつ書籍を制作しお送りするもので、マイナビ出版ではこれまでに

・『大山康晴名局集』
・『中原誠名局集』
・『鈴木大介の将棋 四間飛車・三間飛車編』
・『鈴木大介の将棋 相振り飛車・力戦相振り編』

の4冊をすでに発売しています。

そして今回『村山聖名局譜』『有吉道夫名局集』の2冊が新たにラインナップに加わることになったのでございます。


さらになんと!書籍購入時にはT-ポイントが使えるのですが、2016年9月23日(金)~2016年11月30日(水)までT-ポイント5倍キャンペーンを実施いたします!!

対象書籍は『村山聖名局譜』、『大山康晴名局集』、『中原誠名局集』、『有吉道夫名局集』の4冊です。

5倍は大きいです。このチャンスをお見逃しなく。


最後に『村山聖名局譜』の羽生先生と先崎先生のまえがきを掲載します。


【まえがき 羽生善治】
 今回、改めて彼の将棋を並べてみて感じたことは、実に野生味と闘争心あふれる将棋だなあということだった。
 これは、対戦をしていた時は気づかなかったので、新たな発見だった。
 調べた将棋の中には難解で、はっきりした結論はよく分からないものもあったが、読者のみなさんには盤に棋譜を並べていただいて、彼の息吹や情念を感じてもらえればとても嬉しい。棋士にとって最後に残るのは棋譜だけなので、こういった形で記録として残るのは重要なことだと思う。
 できることなら本人の解説が入っているのが一番良いわけで、その代役としてきちんとできたかどうかは分からない。
 彼がこの本を見たら何と言うだろうか?


【まえがき 先崎学】
 故村山聖の生きた歴史や人となりについては、本やTVなどで、少しずつでも公になっているが、肝心の指した将棋の内容となると、これまで、ほとんど知られることがなかった。
 虎は死して皮を残し、棋士は死して棋譜を残す。棋士にとって棋譜は永劫に残るモニュメントである。だから、村山聖という一棋士にとって本書の持つ意味は決しておろそかなものではない。
 彼は体調の変動により、力を充分に出せなかった将棋も多かったが、この本に取りあげた将棋にはそのような内容のものはない。
 理知にあふれた序盤。そして悪くなってからの相手を幻惑させるような怪しげな終盤。このデジタルとアナログの両極が、彼の将棋の一大特徴であり、その矛盾には、なにか村山という人間の生き方、人生観が投影されているような気にさせる。
 ともあれ彼の将棋は我々二人を唸らせるほどに才気あふれ、魅力的であった。この本を作るのにたずさわれて、光栄なことだと思う。


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