下村記者の棋楽にいこう 第9手 輪島に行ってきました(前)|将棋情報局

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下村記者の棋楽にいこう 第9手 輪島に行ってきました(前)

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 皆さんこんにちわ。週刊将棋の下村です。先週は王位戦第1局の取材で石川県輪島市に行ってきました。出張慣れしている筆者ですが奥能登の輪島市は行ったことがなく楽しみでした。

 羽田空港から名称が7月7日のこの日変わったばかりの「のと里山空港」へ1時間のフライトです。台風8号の影響なのか、視界不良で羽田空港に引き返すかもしれないとのアナウンスがあり不安でしたが、定刻より遅れて無事に到着です。

 輪島といえばやはり輪島塗は全国的にも有名です。街には至るところに漆器屋さんがありました。今回対局に使われた盤駒は、お隣の珠洲市在住の愛棋家、塩井一仁さん所有のもの。本紙でも何回か紹介しています。今回は駒箱が輪島塗のものということなので、取材メモではそこにスポットを当てて書きました。写真はモノクロですので、ブログでは改めてカラーで再掲します。ちなみに写っている手は羽生王位のものです。

 小豆色で溜塗りという技法で漆を何度も盛っているとのこと。完成するまで2~3年もの歳月をかけた逸品です。渋い小豆色に漆の光沢が美しいですね。

 輪島はそのほかにも朝市が有名、港町なので海もきれいです。対局場の「八汐」は海水浴場を見渡す高台にあり、日本海が広がっています。羽生王位、木村八段も美しい景色を見ながらの対局で、気持ちよく指せたのではないでしょうか。滞在中は台風の影響はなく天候にも恵まれました。

 前夜祭ではご当地のゆるきゃら「わんじま」くんが登場。男の子5人兄弟で誕生日は10月1日(いーおわんの日)とプロフィールがありました。ということはこの会場には5人兄弟の1人だけ来たのでしょうね。美術館で眠っていたら、ある日突然足が生えて動けるようになったとのことです。そりゃ驚きますよね。

 来週は後編。レンタサイクルで街を走り回りました。





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