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 12日にマイナビ女子オープンの一斉予選組み合わせ公開抽選会があった。創設当初から棋戦の特長としてウリにしているイベントだ。今回は「駒桜」ファンイベントとのタイアップで、参加した女流棋士がそのまま抽選会にも参加し、自分でくじを引くという方式だった。イベントに来場したファンのみなさんが、ほとんど抽選会にも残ってくれた。
 
 筆者は何年か続けて、この抽選会の進行役を仰せつかっている。今さら人前に立つことにびびったりはしない。しかし、今回はやや緊張を強いられる事態が発生した。
 ファンイベントのスペシャルゲストである渡辺明二冠が、抽選会にも出演することになっていた。会場に来ていない女流の分のくじを引いてもらおうという趣向だった。
 渡辺二冠そのものに緊張したわけではない。進行上、掛け合いもあるし、何よりも呼びかけなければいけない。
「節目では渡辺二冠と肩書きで呼び、流れの中では渡辺さんで通そう」と決めていた。
 
 抽選会はファンの笑顔と拍手、渡辺二冠のさすがのサービス精神で、明るく楽しく進行した。特に入念な打ち合わせを行ったわけではないのだが、渡辺二冠とのトークの仕事はやりやすい。
 今にして思えば、明らかに緊張感が緩んでいた。そして、言ってしまった。
 
「わたなべりゅっ」
 
 ギリギリで寸止めしたつもりだった。しかし、取材にまわっていた部下には「最後まで言ってましたよ」と、はき捨てられた。
 客席からは笑いが起こっていた。ひょっとしたら止め切れなかったのかもしれない。何かフォローをしたのかどうか、言った直後数秒の記憶は飛んでいる。
 
 同じように言ってしまった人は、きっと大勢いる! オレダケジャナイーー
 
 筆者は編集長になって7年目に入っている。連続期間としては歴代最長らしい。とはいえ永世称号ではないので、そのうちこの肩書きはなくなる。そのとき、やはり同じように間違えて呼ばれることがあるのかもしれない。
 
「あめみやへっ」
 
 止めなくていいです。間違えても最後まで言ってください。
 

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