渡部記者の将棋三昧@アマ王将戦四国予選遠征記|将棋情報局

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渡部記者の将棋三昧@アマ王将戦四国予選遠征記

お得で気軽に参加できる将棋大会『第6回 将棋情報局最強戦オンライン』11月13日開催! エントリー受付中  また全国を旅する季節がやってきました。そう、アマ王将戦の予選シーズン。アマチュア大会は基本的に在住地区ですら出られないのですが、このアマ王将戦だけはどの地区からでも、何度でも出られるのが特徴。この数年、私も首都圏以外に遠征をしています。
 
 今年最初の遠征は四国予選へ。先週の北近畿予選が開幕戦だが、そちらは社団戦と被っていたため不参加。比較的アクセスがよく、岡山駅から1時間ほど瀬戸大橋からの絶景を眺めながら香川の坂出へ到着。
 
 香川と言えばうどんでしょう。香川のうどん屋は夜に閉まってしまうところが多いが、地元の方に聞くとうどんは朝と昼に食べるもので、夜に食べるものではないらしい。とりあえず坂出駅にある人気店「亀城庵」へ。さすが本場。味、ボリュームとも申し分ないですね。
 

 大会会場は「坂出グランドホテル」。昨年の竜王戦第4局の前夜祭会場にもなったホテルです。会場で受付をしたあと面子を見ると知った顔が多数(笑)。東京からは遠征のはしりである元アマ王将Hさん、そして元奨励会の方2人。大阪からは全国優勝多数のKさん。最近全国どこでも見る奈良の若手Kくん。岡山の若手強豪の2人。山口の若手Tくん。会場が立派なホテルということもあり、まるで全国大会。だが、これだけの面子が揃ったが、最も遠方からの参加者は私のようで内心(勝った!)と。東京駅から1時間半かかる埼玉の奥地に住んでいることもあり、西日本に遠征すると大体移動距離ナンバーワンだ。
 
 初戦からトーナメントのため、遠征組にとっては1局で終わると切ないものがある。
 いきなり遠征組の若手と当たり苦しい将棋だったものの、うまくパンチが入って最後は逆転勝ち。2,3回戦は地元(?)の方に勝ってベスト8へ。
 この時点でのメンバーは地元四国が1人で、あとは東京2、埼玉、大阪、京都、奈良、山口と、もはや四国予選のおもかげはありません(笑)。
 準々決勝の相手は昨年全国3位の山口の若手。盤上盤外とも才気溢れる強敵だ。後手で相穴熊となりかなり悪い形勢だったが、受けているうちに好転。最後は完切れに追い込んでから反撃に出て勝ち。
 準決勝は京都の若手と。つい先日まで奨励会1級だった方で、ネットで交流はあったが、リアルで会うのは今日が初めて。その日にいきなり勝負将棋を戦うとは不思議な縁。後手の相矢倉で、序盤にどっちつかずの作戦を指して不利に。その後意味のない手を指してさらに差が広がり、形も作れない酷い将棋になり敗退。地方では山陰、南東北、そして今回の四国と、なかなか準決勝の壁が破れません。
 
 決勝は元三段の天野さんが圧勝で2年連続の四国代表に輝きました。今週末は山陰予選、そして関西予選の1日目がありますが、どうなるでしょうか。私もどうするでしょうか(笑)。 お得で気軽に参加できる将棋大会『第6回 将棋情報局最強戦オンライン』11月13日開催! エントリー受付中
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