雨宮編集長のコゴト@日経|将棋情報局

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雨宮編集長のコゴト@日経

お得で気軽に参加できる将棋大会『第6回 将棋情報局最強戦オンライン』11月13日開催! エントリー受付中  毎朝、会社最寄りの九段下駅を出て、会社まで徒歩数分の間にある喫茶店に入る。出勤前にコーヒーと読書(とタバコ)をするためだ。日によってはそこで朝食もとるし、電車が遅れたりすると店を素通りして会社へ直行だ。
 昨日の金曜日も、いつもの店に入った。店内は出勤前のサラリーマンがほとんどだ。若い人はスマホをいじっている。自分のように文庫本を読んでいる人もいるし、新聞や雑誌を読んでいる人もいる。すでにノートパソコンを開いて、仕事を始めているような人もいた。
 自分の向かい側の席に座っている人は、新聞を読んでいた。自分より少し年上に見える男性だ。もちろん知らない人だ。なのに、なぜだかこちらをチラチラ見ているような気がする。目が合うと気まずいので、こちらも本を読んでいるふりをしながら、チラ見した。やっぱり、見ている!
 あれ、変な格好してるかな。寝ぐせは? 社会の窓は?
 おかしい。特に変なところはないはずだけど……
 やがて、その人が先に席を立った。手にしていた新聞は、日経だった。

 いやいや、載っちゃいました。日本経済新聞11月20日付朝刊の最終面。顔写真つきです。
 先月の休刊発表後、同紙の将棋担当記者さんからお声がかかり、身の程知らずにも載っちゃったわけです。あー恥ずかしい。
 さっそく古い友人からメールが来たり、社内で冷やかされたり、さすが日経さんの影響力は大きいですな。
 朝の喫茶店の人が、その記事のせいでこちらを見ていたのかどうかは分かりません。全然別の理由かもしれないし、そもそも見ていたのは自分ではないかもしれない。それでも、いざ世間に顔と名前がさらされると気になるなるものですね。しばらくサングラスでもかけようかしら。
 さんざん人様を紙面に出してきたのに、立場が逆になるとこんなものです。
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