2016.01.12
「下村記者の棋楽にいこう」 第64手 吉兆か!?
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皆さんこんにちは。週刊将棋の下村です。年があけて最初の対局取材は竜王戦&B1順位戦2局でした。年明け早々に持ち時間5時間、6時間の将棋3局は、長年取材していても体力的にはけっこう堪えます。
この日は木曜日。終局は竜王戦は両者秒読みなら22時~23時。順位戦は日付が変わる深夜0時~1時頃です。そこから感想戦は2時間コース!で、運が悪ければ?よければ?持将棋や千日手で明け方までということもあるかもしれません。オーバーな表現ですが、新年早々、覚悟を決めて取材に臨みました。
ところが…です。竜王戦6組の石井四段戦-吉本アマ戦はあっという間に指し手が進み、夕休前の5時半前には終わってしまいました。筆者も会社でネット中継はチェックしていたのですが、終局近しの異変を感じ取って、慌てて将棋連盟に駆けつけてなんとか間に合いました。
それでも、順位戦の2局はA級昇級に絡む重たい一戦だし、残り2局は簡単に終わらないだろうと思っていたのですが、丸山九段-稲葉七段戦は9時半前、三浦九段-橋本八段戦は10時半頃に立て続けに終わってしまったのです。
順位戦の取材は10年近くやってきましたが、電車があるうちに帰れたのは数えるほどしかありません。ましてや複数局の取材なので全部早く終わるのは奇跡的です。これは何かの吉兆なのでしょうか。今年は良い年になるといいな。
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