雨宮編集長のコゴト@女流に感謝|将棋情報局

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雨宮編集長のコゴト@女流に感謝

お得で気軽に参加できる将棋大会『第6回 将棋情報局最強戦オンライン』11月13日開催! エントリー受付中  本日、3月9日号を校了、印刷します。残すところ3号となりました。

 筆者は編集長になる前に、レディースオープン・トーナメントの担当記者でした。この棋戦は週刊将棋主催として1987年に創設され、2006年度まで20回開催しました。決勝が三番勝負のトーナメントです。女流棋戦では初めて予選にアマチュアや女流育成会員枠を設けました。
 担当したのは2000年くらいからだったと思います。その年のトーナメントでは関根紀代子女流四段が「還暦の決勝進出」を果たして話題になりました。
 最後の決勝三番勝負の対戦は矢内理絵子女流名人と里見香奈女流1級。「女流名人vsセーラー服」が社会的なニュースになりました。
 これでレディースオープン・トーナメントは発展的解消となり、現行のマイナビ女子オープンに引き継がれました。編集長になったのは第1期の五番勝負が開幕した2008年の4月です。棋戦担当は荒井記者に引継ぎました。あっという間に第9期となり、2日には挑戦者が室谷由紀女流二段に決まりました。
 本戦が開幕するときには室谷挑戦を予想できませんでした。しかし、清水市代女流六段との準決勝と、西山朋佳三段との挑戦者決定戦は見事な勝ち方だったと思います。週刊将棋で五番勝負をお伝えできないのは誠に残念ですが、加藤桃子女王との五番勝負にご注目ください。

 レディース担当時代から十数年。この間の女性のレベルアップはたいへんなものでした。奨励会の有段者が複数おり、しかもその奨励会員らと互角に戦える女流棋士が何人もいるのです。女性初のプロ棋士誕生のニュースを紙面にできなかったことは残念ですが、これも実現は時間の問題と思います。

 女流棋戦を担当したおかげで、多くの女流棋士と接する機会がありました。近年の若手のみなさんとはご縁が薄いのですが。
 現役のみなさんはもちろん、引退した方、退会した方。みなさん、ほんとうにありがとうございました。
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