ひふみん、ルンルン気分

2014.07.16

こんにちは。将棋世界の国沢です。

先週末、秩父の「ホテル美やま」というホテルに宿泊しました。軽いハイキングをし、宿に戻って温泉に入ってと、１泊でしたがなかなか有意義でしたが、何となくこのホテル、聞いたことがあるような、ないようなで気にかかっていたんですね。

帰ってから調べてみたら、どうもこのホテル、囲碁のタイトル戦など、結構やっているらしい。

普通、そういうホテルって、色紙とかを目立つところに飾っていることが多いので、すぐに気づくんですが、今回は気づきませんでした。私がうっかりしていただけかもしれませんが…。

しかし、私は囲碁はやりません。囲碁のタイトル戦をやったホテルなんて覚えているわけないんだけど、と思ってさらに調べてみると、どうもこのホテル、以前は「美やま温泉」という名前だったらしい（ホテルのサイトに載っていたわけではないので確かではありませんが）。

そこで何となく思うところがあって、将棋世界の古い合本（バックナンバーの束）を見てみたら、ありました。それがこれ↓右下にキャプションがあります。

で、何で記憶に残っていたかというと「ひふみんムック」を作っている時に、加藤九段の印象的な文に衝撃を受けたからかもしれません。それがこれ↓

……気づきましたか？　そうです。「ルンルン気分」です。

対局中、しかもタイトルが懸かった大一番で「ルンルン気分」になれる棋士が他にいるでしょうか。

少なくとも私は羽生先生や森内先生の口から、「ええ、この手を指して、もう、ルンルンでしたね」などという感想を聞いたことはありません。

ちなみに、上の画像の第４図が、加藤九段ルンルン中の図です。

と、書きましたが、本当にこのホテルであってるんですよね？　行く前に気づいていればホテルの方に聞いてみたんですが…。惜しいことをした。

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