こんにちは。将棋世界編集部の渡辺です。

日ハムと楽天はドラフト運強すぎだと思います！

 

この時期は大きな対局が目白押しですね。

 

本日は新人王戦第３局が行われています。第１局と同じく横歩取りに進んでいましたが、後手の佐々木五段が２４手目に△５一金と寄って変化しました。勝った佐々木五段のほうから変化するあたり、深い研究が感じられます。

 

昨日は王座戦第５局がありました。羽生王座が難解な将棋を制して防衛。豊島七段が指しやすそうという評判を見たときには、最強世代に風穴を開けたかと思いましたが、羽生王座のここ一番の勝負強さはさすがとしか言いようがありません。

 

先週は竜王戦七番勝負が開幕。第１局はハワイ対局でした。関西のもう１人の刺客、糸谷七段は初の番勝負、初の海外と慣れぬ環境をものともせず堂々と勝利。先手番を引いたのと、森内竜王が角換わりを受けてたったのが力を出せた一因だったように思います。次局以降、森内竜王がギアを上げて立ちはだかるのか。戦型選択にも注目です。

 

女流王将戦三番勝負は、香川女流王将が第３局に勝ち初防衛しました。こちらも現在は関西所属。関西熱いですね。将棋の模様は囲碁将棋チャンネルで放送されます。是非ご覧ください。香川女流王将の将棋は、見た目とは裏腹に（？）スリリングな手がばしばし飛び出すので見ていてとても面白いです。そしてさらっと予告。１月号で自戦記を寄稿していただく予定です。今回の初防衛戦はどんな心境だったのでしょうか。お楽しみに。

 

明日、明後日は加古川青流戦三番勝負が行われます。こちらは関東の藤森四段と石田四段が争います。対局場所は加古川です。２日で３局を指すのは非常にハードですが、若々しい将棋を見せてもらいたいです。藤森四段は、２年連続新人王戦で準優勝しており、３年連続のシルバーコレクターは避けたいところ。ちなみに石田四段は上記ハワイでの竜王戦第１局で記録係を務めています。

 

来週には女流王座戦が開幕します。史上初の奨励会員同士の番勝負。段位は西山さんのほうが上ですが、女流棋戦の経験、実績では加藤女王に一日の長があります。女流棋士とはまた違った毛色の将棋になりそうで、非常に興味深いです。好勝負必至です。
 

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