中井女流六段が１月22日の女流名人戦に勝って、女流初の公式戦通算600勝を達成したそうです。

 

 

「600勝」って男性棋戦でも十分すごい記録で、1971年から2015年現在の35年で35人しか出ていない（それ以前には木村義雄十四世名人、大山康晴十五世名人が達成している）。達成者には将棋栄誉賞が贈られる。

女流は棋戦数が少ないため、男性の600勝より難易度は間違いなく高いと思われる。表彰こそないようだが、素晴らしい記録だ。

 

ちなみに現役女流棋士の勝ち数トップ10はこんな感じ（敬称略）。



なお、蛸島彰子女流五段は、プロデビューこそ1966年と早いが、女流最初の棋戦である女流名人位戦が1974年に創設されるまで公式対局はなかった。
２位の清水市代女流六段は600勝達成まであと30勝に迫っているが、３位の斎田晴子女流五段でもまだ150勝以上。やはりこの２人は突出している。
次の大記録に期待したい。


 

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