2015.08.04
第1回 グロービス・トライボーディアン選手権を振り返ってみる
お得で気軽に参加できる将棋大会『第6回 将棋情報局最強戦オンライン』11月13日開催! エントリー受付中
皆さんこんにちは。
先日の一斉予選の疲れがまだ抜けない編集部の島田です。
私は全体の遊軍的なポジションだったんですが、女流の対局→大盤解説会→アマ大会→トライボーディアンというかんじでグルグルと回っておりました。
と、いいつつほとんどの時間をトライボーディアンの会場で過ごしていました。
とても面白そうだったので。
会場の様子はこんな感じです。
対戦相手と向い合って、スマホとにらめっこしてます。
普段なかなか見られない光景です。
開会式ではグロービスの代表の堀様があいさつされて
「普段囲碁をされている方」
「普段将棋をされている方」
「普段リバーシをされている方」
というふうに質問をされました。
囲碁勢が一番多くて、リバーシ勢が一番少なかったです。
マイナビ女子オープンと一緒にやるので、てっきり将棋勢が一番多いのかと思ってましたが違いました。普段将棋をやっていて囲碁もできる、という人より、普段囲碁をやっていて将棋もできる、という人のほうが多いんですかね。その辺は謎です。
参加者は当日欠席された方も何人かいて、結局64人でした。
普段から行いがいいからこういう組み合わせがしやすい数字に恵まれるんだなと。
会場を見学にきた私はとりあえず私の誘いを引き受けて参加してくださった上野先生と田中先生を冷やかしに応援しに行きました。
※真剣に対局する上野先生
※囲碁(?)対局中の田中先生
今大会には将棋から2名、囲碁からも2名プロ棋士にご参加いただき、オセロ界からも世界ランキング10位以内に入っておられる方が2名出ていただいたんですが、その中では上野先生が最上位で7位でした。
三村先生と大橋先生は12位で田中先生は20位でした。オセロの佐谷さんは11位で山川さんは12位でした。
一つの世界ではプロ棋士、世界ランカーといえどトライボーディアンでは最高で7位。この辺りがトライボーディアン選手権の恐ろしいところです。
正直、参加無料だし、賞金も10位まで出るしで3種目のルールを知っているくらいの人もいるのかなと思っていましたが、とんでもない。ガチ勢の多さに驚きました。
上野先生はブログで「グロービス・トライボーディアン選手権出場記」を書かれてます。
最終戦でオセロの世界ランカーの方と当たったそうで、
局後に定石やストーナーという手筋、辺の取り方等、基本的なことを懇切丁寧に教えて頂きました。(ちなみに、この方との将棋の対戦では嬉野流!を指されました)
と書かれてます。
このストーナーというオセロの必殺技(?)については山川さんがニコ生で解説してました。将棋で言う2二のマスに打つ手がまさか決め手になるとは。。。まじで感動しました。
※山川さんにストーナーをくらう上野先生
その山川さんが嬉野流を採用されたのがまた面白いです。山川さん自身、あいさつの中で「将棋で3勝もできるとは思わなかった」とおっしゃってましたが、これも嬉野流のおかげですね。
トライボーディアンを通じて上野先生と山川さんと嬉野さんがつながったようで、なんかうれしかったです。ちなみに優勝したのは元奨励会1級の栗生直樹さんなんですが、栗生さんは嬉野流の本を書いた天野さんと社団戦で同じチームだそうな。
これで上野先生、山川さん、嬉野さん、栗生さん、天野さんまでつながりました。
まさにトライボーディアンがつなげる、友だちの輪。
友だちの輪といえば上野先生と山川さんの場合もそうですが、感想戦でお互いの得意種目を教えあうのが印象的で、なかなか見られない光景でした。
三村先生もご自身のブログ「トライボーディアンの結果」の中で
対局終了後は、お互いの苦手種目を相手に教わるシーンが多く見られた。負けても次の戦いがある3種競技ならではの、和やかな良い風景だと思った。
と、書かれています。
全体としてとても良かった。第2回にも期待。
ということなんですが、唯一残念なのが私の予想が外れたことです。(どーでもいい)
ほとんどの人が忘れている、もしくは知らないと思いますが、
トライボーディアン選手権では「リバーシと何かの2種目が強い人が優勝する」というのが「島田予想」だったんです。
でも優勝した栗生さんは将棋が強くて、そのあと囲碁も強くなった、リバーシは3日くらいしか練習していないという方でした。
・・・完全に外しました。「リバーシが強い人はそれほどいないからリバーシが強い人は有利」、という考え方だったんですが、それを栗生さんにいうと、「リバーシが強い人があまりいないから、私のような人間でも3勝できました」と言われました。
ふむ。確かにそうか。
そう考えると囲碁、将棋が強い人がたくさんいてリバーシが強い人があまりいないという状況では、やっぱり囲碁、将棋が強い人が有利、ということになるんですかね。
まだ第1回が終わったばかりなんでなんとも言えないです。第2回以降の結果を待ちたいと思います。
なにはともあれ栗生さん、おめでとうございました!記念すべき初代チャンピオン!!
表彰式での「こんな大会を待っていました」というセリフが印象的でした。
実は将棋のプロ棋士でこの大会に誰か出てくれないかと探していたとき、瀬川先生から「栗生は優勝候補ですよ」という話を聞いておりました。本当にそうなるとは驚きです。
※上位10名。前列真ん中が優勝の栗生さん
これから先トライボーディアンがどうなるか、第2回の開催をご期待くださいませ。
次は自分もでたいなー。 お得で気軽に参加できる将棋大会『第6回 将棋情報局最強戦オンライン』11月13日開催! エントリー受付中
先日の一斉予選の疲れがまだ抜けない編集部の島田です。
私は全体の遊軍的なポジションだったんですが、女流の対局→大盤解説会→アマ大会→トライボーディアンというかんじでグルグルと回っておりました。
と、いいつつほとんどの時間をトライボーディアンの会場で過ごしていました。
とても面白そうだったので。
会場の様子はこんな感じです。
対戦相手と向い合って、スマホとにらめっこしてます。
普段なかなか見られない光景です。
開会式ではグロービスの代表の堀様があいさつされて
「普段囲碁をされている方」
「普段将棋をされている方」
「普段リバーシをされている方」
というふうに質問をされました。
囲碁勢が一番多くて、リバーシ勢が一番少なかったです。
マイナビ女子オープンと一緒にやるので、てっきり将棋勢が一番多いのかと思ってましたが違いました。普段将棋をやっていて囲碁もできる、という人より、普段囲碁をやっていて将棋もできる、という人のほうが多いんですかね。その辺は謎です。
参加者は当日欠席された方も何人かいて、結局64人でした。
普段から行いがいいからこういう組み合わせがしやすい数字に恵まれるんだなと。
会場を見学にきた私はとりあえず私の誘いを引き受けて参加してくださった上野先生と田中先生を
※真剣に対局する上野先生
※囲碁(?)対局中の田中先生
今大会には将棋から2名、囲碁からも2名プロ棋士にご参加いただき、オセロ界からも世界ランキング10位以内に入っておられる方が2名出ていただいたんですが、その中では上野先生が最上位で7位でした。
三村先生と大橋先生は12位で田中先生は20位でした。オセロの佐谷さんは11位で山川さんは12位でした。
一つの世界ではプロ棋士、世界ランカーといえどトライボーディアンでは最高で7位。この辺りがトライボーディアン選手権の恐ろしいところです。
正直、参加無料だし、賞金も10位まで出るしで3種目のルールを知っているくらいの人もいるのかなと思っていましたが、とんでもない。ガチ勢の多さに驚きました。
上野先生はブログで「グロービス・トライボーディアン選手権出場記」を書かれてます。
最終戦でオセロの世界ランカーの方と当たったそうで、
局後に定石やストーナーという手筋、辺の取り方等、基本的なことを懇切丁寧に教えて頂きました。(ちなみに、この方との将棋の対戦では嬉野流!を指されました)
と書かれてます。
このストーナーというオセロの必殺技(?)については山川さんがニコ生で解説してました。将棋で言う2二のマスに打つ手がまさか決め手になるとは。。。まじで感動しました。
※山川さんにストーナーをくらう上野先生
その山川さんが嬉野流を採用されたのがまた面白いです。山川さん自身、あいさつの中で「将棋で3勝もできるとは思わなかった」とおっしゃってましたが、これも嬉野流のおかげですね。
トライボーディアンを通じて上野先生と山川さんと嬉野さんがつながったようで、なんかうれしかったです。ちなみに優勝したのは元奨励会1級の栗生直樹さんなんですが、栗生さんは嬉野流の本を書いた天野さんと社団戦で同じチームだそうな。
これで上野先生、山川さん、嬉野さん、栗生さん、天野さんまでつながりました。
まさにトライボーディアンがつなげる、友だちの輪。
友だちの輪といえば上野先生と山川さんの場合もそうですが、感想戦でお互いの得意種目を教えあうのが印象的で、なかなか見られない光景でした。
三村先生もご自身のブログ「トライボーディアンの結果」の中で
対局終了後は、お互いの苦手種目を相手に教わるシーンが多く見られた。負けても次の戦いがある3種競技ならではの、和やかな良い風景だと思った。
と、書かれています。
全体としてとても良かった。第2回にも期待。
ということなんですが、唯一残念なのが私の予想が外れたことです。(どーでもいい)
ほとんどの人が忘れている、もしくは知らないと思いますが、
トライボーディアン選手権では「リバーシと何かの2種目が強い人が優勝する」というのが「島田予想」だったんです。
でも優勝した栗生さんは将棋が強くて、そのあと囲碁も強くなった、リバーシは3日くらいしか練習していないという方でした。
・・・完全に外しました。「リバーシが強い人はそれほどいないからリバーシが強い人は有利」、という考え方だったんですが、それを栗生さんにいうと、「リバーシが強い人があまりいないから、私のような人間でも3勝できました」と言われました。
ふむ。確かにそうか。
そう考えると囲碁、将棋が強い人がたくさんいてリバーシが強い人があまりいないという状況では、やっぱり囲碁、将棋が強い人が有利、ということになるんですかね。
まだ第1回が終わったばかりなんでなんとも言えないです。第2回以降の結果を待ちたいと思います。
なにはともあれ栗生さん、おめでとうございました!記念すべき初代チャンピオン!!
表彰式での「こんな大会を待っていました」というセリフが印象的でした。
実は将棋のプロ棋士でこの大会に誰か出てくれないかと探していたとき、瀬川先生から「栗生は優勝候補ですよ」という話を聞いておりました。本当にそうなるとは驚きです。
※上位10名。前列真ん中が優勝の栗生さん
これから先トライボーディアンがどうなるか、第2回の開催をご期待くださいませ。
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