鈴木記者のチョイネタばらし「豊島七段“魔の時間帯”乗り切る」|将棋情報局

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鈴木記者のチョイネタばらし「豊島七段“魔の時間帯”乗り切る」

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みなさま、こんにちは。将棋世界編集部の鈴木です。

王座戦第3局を取材してきました。
結果はご存知だと思いますが、豊島将之七段が1勝を返し、初タイトル奪取に望みをつなぎました。

いちばん印象に残ったのは、夕食休憩のときのことです。
王座戦の夕休は午後6時から7時なのですが、豊島将之七段は6時25分には対局室に戻ってきて盤の前に座りました。

第1局では夕休直後に敗着の△6六歩を出してしまったこともあるので、指し手を読むのはもちろん、きっと同じ轍を踏むことのないよう、集中力を切らさないようにしていたのだと思います。

王座戦五番勝負の夕休明けは通称「魔の時間帯」と呼ばれて、ミスが出やすいとされています。過去に出場した棋士には「通常の5時間の対局に比べて進行が1時間早いので、違和感があった」という人もいました。

しかしこの日の豊島七段は絶対王者の羽生善治王座を相手に、難解な終盤戦を乗り切り見事初勝利を上げました。


 

解説の飯塚祐紀七段は、「今日の豊島七段は朝の雰囲気からして違った」とおっしゃっていましたが、ようやくいい状態になってきたのだと思います。

第4局は10月7日に甲府市の「常磐ホテル」で行われます。こちらの取材も行けることになったので、とても楽しみです。

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