鈴木記者のチョイネタばらし「11年前の大みそかに行われたリベンジマッチ」|将棋情報局

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鈴木記者のチョイネタばらし「11年前の大みそかに行われたリベンジマッチ」

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みなさま、こんにちは。将棋世界編集部の鈴木です。

大みそかから元旦にかけて、「将棋電王戦リベンジマッチ 森下卓九段VSツツカナ」の取材をしてきました。




このリベンジマッチを見て思い出したのが、2003年の大みそかに行われた「PRIDE SPECIAL 男祭り 2003 吉田秀彦VSホイス・グレイシー」。元柔道金メダリストとグレイシー一族を代表する格闘家の一戦です。

実は前年の2002年に吉田選手の格闘家デビュー戦として同一カードが行われており、そのときは吉田選手が締め技を決めて、「(ホイス選手が)落ちた、落ちた」とアピール。判定により吉田選手の勝ちになりましたが、ホイス選手が猛烈に抗議して遺恨を残していました。

迎えた“男祭り”の再戦は、リベンジに燃えるホイス選手が吉田選手を終始圧倒しました。規定のラウンドを戦い終えて判定はなく引き分けとなりましたが、明暗は誰の目にもくっきり。ホイス選手は試合後観客に向けて、「どうですか? どちらが強いか、わかりましたよね?」というジェスチャーをしていたのが印象に残ります。

今回行われた電王戦リベンジマッチの結果は森下九段が必勝の局面を作り上げたところで指し掛けに。決着こそ持ち越しになりましたが、継ぎ盤を使った森下九段には一つのミスもなく、プロ棋士の強さをまざまざと見せつけました。将棋世界3月号には自戦解説が載ります。森下九段は大変謙虚な人柄なのでホイス選手のような派手なアピールはありません。それでも負ければ何を言われても仕方がない戦いで、何を考えどのように戦ったかが述べられています。ぜひご覧ください。

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