加藤桃子女王の決意 第8期マイナビ女子オープン女王就位式|将棋情報局

将棋情報局

加藤桃子女王の決意 第8期マイナビ女子オープン女王就位式

お得で気軽に参加できる将棋大会『第6回 将棋情報局最強戦オンライン』11月13日開催! エントリー受付中 こんにちは。将棋世界編集部です。

第8期マイナビ女子オープンで、上田初美女流三段の挑戦を退け、防衛を果たした加藤桃子女王の就位式が、7月14日東京都千代田区のマイナビ本社で行われました。



約230人の方が訪れ、いつもは広く感じるマイナビルームもこの日ばかりは満員電車のよう(←言い過ぎ)。まあ、かなり混雑していたのは本当です。

中川信行株式会社マイナビ代表取締役社長、谷川浩司日本将棋連盟会長の主催者挨拶に続き、加藤女王の地元牧之原市より、坪池洋牧之原市教育委員会教育長が祝辞を贈り、その後、マイナビ杯・賞金目録・就位状が授与されました。

式の最後に行われた謝辞で、加藤女王は「上田さんの隙のなさに困っていました。そこで伸び伸び指そう、個性を出そうと強く意識していきました。未熟なものであってもオリジナルな手を盤上で表現できたことはとても嬉しかったです。これからも走り続けるためにスタイルを少しずつ崩していって、基礎からこつこつ積み上げていきたいと思っています。それでも3連覇は狙いたいので、来期もよろしくお願い申し上げます」と今シリーズを振り返りました。

スピーチの途中、やや涙ぐみ声を詰まらせた加藤女王。きっと苦しかったことなどが一気に思い出されたのではないでしょうか。

スピーチの中で感心したのは、「走り続けるために(いまの自分の)スタイルを少しずつ崩していく」という部分。
加藤女王はタイトルホルダーですが、現役の奨励会員でもあり、奨励会のほうでは苦しい戦いが続いています。いまのスタイルを維持するだけではさらなる飛躍は難しいと感じているのでしょう。とはいえ、ある程度完成した形を崩すのはやはり怖いもの。これからの加藤女王の挑戦に注目したいと思います。

あとは、写真でどうぞ

花柄の着物で登場した加藤女王を拍手で出迎える


中川信行マイナビ社長の挨拶


谷川浩司日本将棋連盟会長の挨拶


加藤女王の地元・牧之原市の教育長、坪池洋氏。手には加藤女王が載った市の広報誌。この日、公務で参加できなかった西原茂樹牧之原市長の祝辞を代読した


加藤女王にマイナビ杯を手渡す中川社長


恒例の賞金ボードを持っての記念撮影


笑顔の記念撮影で就位式は閉幕


続いて行われた祝賀会は神谷広志八段の乾杯で幕明け


乃木坂46の伊藤かりんさんがお祝いの言葉を贈る。「将棋を指す女性はこんなにもかっこよくて素敵なんですね」


そして5ショット? 左から塚田恵梨花女流2級、伊藤かりんさん、和田あき女流初段、鎌村ちひろさん、山口恵梨子女流初段


滝口直樹常務取締役出版事業本部長の挨拶で中締め


でお終いと思いきや、最後にかりんさんから加藤女王にプレゼント

  お得で気軽に参加できる将棋大会『第6回 将棋情報局最強戦オンライン』11月13日開催! エントリー受付中
将棋情報局では、お得なキャンペーンや新着コンテンツの情報をお届けしています。

著者