新刊案内「穴熊戦の絶対手筋105」|将棋情報局

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新刊案内「穴熊戦の絶対手筋105」

お得で気軽に参加できる将棋大会『第6回 将棋情報局最強戦オンライン』11月13日開催! エントリー受付中

みなさんこんにちは。
編集部の島田です。

先日打ち上げの話を書いた大平先生の新刊書籍を
紹介いたします。

タイトルは「必修!穴熊戦の絶対手筋105」です。

まず、表紙画像がこちら。

現代将棋の最重要囲いである穴熊の攻めと受けの手筋を105個紹介、解説した書籍で、実用度120%です。
私もこの本を読んで、すぐに覚えた手筋を試してみたくなり、スマホを手に取った次第。

今日は本書で私的に一番感動した手筋をご紹介したいと思います。

まずはだまされたと思って下の図を見てください。

ここで▲3二竜と取ります。
すると▲2二金までの詰めろですから後手は△2二金とか受けてきます。
そこで▲5二竜と取ります。

やりました!金2枚得。これはでかい。

この問題を見て▲3二竜~▲5二竜で金2枚も取れる、と思った方、安心してください。私と同じです。

ただ、この問題の正解は▲3三角!です。

まじ?そんな手が?
私も目をうたがいましたよ。
△同桂とは取れない。△同金は▲2二銀なので、△2二銀としてきますが、以下▲同角成△同金▲3三銀!△3二金打▲2二銀成△同金▲3三金(下図)で必至。

なんということでしょう。金2枚得なんて喜んでいた自分が恥ずかしい。
You should be ashamed of yourself. (恥を知れ、恥を!)

結局この形、△3二金打ができなくなった時点で必至なんですね。

と、いうことで私はこの手筋をこう呼ぶことにしました。
相手の金がなくなるまで3三に打ち込み続ける手筋

略して「3三地獄車」です。

もし実戦やネット対局でこの「3三地獄車」を使った人がいたら
教えてください。
私が褒め称えます。

大平先生のこの本にはこんな素晴しい手筋が105個も載ってます。

しかもそれぞれの問題が論理的につながって解説されているので、
読み終わったときには「あ、穴熊ってそういうことね」となるのです。

現代将棋という名のダンジョンをクリアする上での魔神の斧、
すべての将棋ファンの方に読んでいただきたい一冊です。

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