新刊案内「奇襲振り飛車戦法」 ~角頭歩恐るべし~|将棋情報局

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新刊案内「奇襲振り飛車戦法」 ~角頭歩恐るべし~

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みなさんこんにちは。
週末は鍋を作る予定の島田です。

さて、ネット将棋が空前のブームとなっている昨今。
持ち時間の短い将棋では自分は知っているけど相手は知らない戦型に持ち込めればそれだけでかなりのアドバンテージになります。

このたび、飯塚先生がそんなネット将棋の強い味方となる素晴しい戦術書を書いてくださいました!



タイトル:奇襲振り飛車戦法~その狙いと対策~
著者:飯塚祐紀
価格:1,540円+税
発売日:2014年12月23日


どーですか、この将棋書籍らしからぬ赤いカバー。

本書では振り飛車系の10個の奇襲戦法が解説されています。

今日はその中から「角頭歩」をちょっとご紹介。

「角頭歩」はみなさんご存じかと思いますが、▲7六歩△3四歩▲2六歩という平凡な立ち上がりでいきなり△2四歩!!と突くあれです。やられるとびびります。

当然ここは▲2五歩、ですよね?行きたくなりますよね?

しかしそうすると角交換されて桂を跳ねられてこんな感じになります。
(詳しくは書籍で!)


ん?ラッキー!飛車が成れる。と思って▲2一飛成、もしくは▲2三飛成としたくなりますよね?でもそれは角頭歩の思うツボ!角頭歩側が良くなります。
(詳しくは書籍で!)


ということで▲2五歩みたいな激しい手はやめて▲6六歩として、穏やかにいきましょうよ、となるわけです。自分なら▲2五歩はいかにも罠っぽいのでこっちを選びそう。



しかしここで△4四角が好手!(だそうです!)

以下、なんだかんだでこんな感じなります。
(詳しくは書籍で!)



確かにこれは角頭歩側が良さそう。

げに恐ろしきは角頭歩。

居飛車の最善策は書籍の204ページに書いてあります。
ただ、そうされたとしても角頭歩側も十分戦えるという!

序盤に、かなりの確率で自分から仕掛けられて、有力そうにみえる罠が二つもあって居飛車が最善を尽くしても戦えるとは何という戦法でしょうか。目からウロコが20枚くらい落ちました。


この本には角頭歩以外にも、こんな奇襲戦法が9個、つまり合計で10個の戦法が載ってます。


自分にあってそうな戦法を見つけて、ぜひ日々の将棋で採用してみてください。

角頭歩を使って勝った!という人がいたらご連絡ください。
特に何もありませんが私が褒め称えます(意味なし)。

それでは皆さん、よい週末将棋ライフを。

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