お得で気軽に参加できる将棋大会『第６回 将棋情報局最強戦オンライン』11月13日開催！ エントリー受付中 皆さんこんにちは。風邪をひいてのどを痛めてしまった藤原です。
やはり将棋も体調も油断は禁物ということですかね…。皆さんも体調にはくれぐれも気をつけてください。



今日は宮本広志四段の新刊「わかる！勝てる！石田流」の紹介をいたします。
現代中飛車、相振り飛車、急戦矢倉と続いているこのシリーズですが、ついに石田流が登場します。

石田流といえばアマチュアにも人気のある戦法ですが、最近は居飛車側の対策も進んできておりなかなか簡単にはいかないのが現状です。
そこでこの本では宮本先生が石田流でさばくコツを分かりやすく解説。
「石田流は積極的に仕掛けて攻めていけるのがいいところであり、本書でもなるべく自分から攻めていけるような変化を選んだつもりである」（まえがきより）と随所に石田流らしい積極的な順が見られます。







上の図は前述のまえがき通り▲８六歩と積極的に仕掛けた局面。ここでは▲６六銀～▲７七桂と進めるのもありますが、千日手模様になりやすく先手番としては不満。というわけでこの本では▲８六歩を推奨しています。対して後手は飛車交換に備えて△７二金と上がってきますが…。






以下▲８五歩△同飛に▲８八銀！





△８五同飛に▲８六飛とぶつけるのがこの形ですが、△同飛▲同銀△６九角と打たれ先手自信なし。この変化は先ほどの△７二金の効果がよく現れています。

そこで▲８八銀があまり見たことのない銀引き。手損ですが、次に▲７七桂～▲８五歩～▲８六飛として８筋を逆襲する狙いを秘めています。その狙いを避けて後手も△８二飛と引きますが、それでも構わず▲７七桂と跳ねて▲８五歩を狙います。





実はここで△８九角！







という鋭い手があり、受け方を間違えるとひどいことになるのですが、それについては次の機会に触れたいと思います。後手の陣形と関連して綺麗な返し技があるので、ぜひ考えてみていただければと思います。
発売は７月を予定しております。お楽しみに。
お得で気軽に参加できる将棋大会『第６回 将棋情報局最強戦オンライン』11月13日開催！ エントリー受付中

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