2015.06.18
新刊「わかる!勝てる!!石田流」 ~左美濃と左穴熊に対する新しい仕掛け~
お得で気軽に参加できる将棋大会『第6回 将棋情報局最強戦オンライン』11月13日開催! エントリー受付中
みなさんこんにちは。編集部の藤原です。
今日も「わかる!勝てる!!石田流」の紹介していきたいと思いますが、その前にカバーが完成したのでちょっとご紹介。
![](/files/user/img/brand/shogi/blog/files/2015/06/%E3%82%8F%E3%81%8B%E3%82%8B!%20%E5%8B%9D%E3%81%A6%E3%82%8B!!%20%E7%9F%B3%E7%94%B0%E6%B5%81.jpg)
今までの「わかる!勝てる!!」シリーズと少し変えてみたのですがいかがでしょうか?
今回紹介するのは左美濃と左穴熊に対する指し方。
まずは左美濃。石田流に対する左美濃は持久戦の中ではよく指される形ではないでしょうか。本書ではその左美濃に対する画期的な仕掛けが紹介されています。その局面がこちら!
![](/files/user/img/brand/shogi/blog/files/2015/06/%E2%96%B2%EF%BC%92%E4%BA%94%E6%A1%82.png)
何と左美濃相手に端から桂を跳ねて攻めていっています。玉側の桂を跳ねていくので少し不安になりますが、7七角のラインが強烈で意外や意外、これで手になっています。
ちなみにこの仕掛けは著者である宮本先生ご自身が実戦でも指された形。実戦ではこの局面と少し違う変化になりましたが、仕掛けが成功して見事勝利を収めています。
左美濃に苦戦しているという方にはぜひ読んでいただきたいところです。
次に、紹介するのが最近流行している左穴熊。中飛車党の選択肢を増やしただけでなく、対石田流の対策としても指されていて困っているという石田流党も多いのではないでしょうか。
まずは石田流側が普通に指すとどうなるか。だいたいの駒組みが完了したのが下の図。
![](/files/user/img/brand/shogi/blog/files/2015/06/%E5%B7%A6%E7%A9%B4%E7%86%8A%E5%8B%9D%E3%81%A1.png)
先手陣もバランスがよく良い勝負かもしれませんが、後手も穴熊がしっかり完成しており、6二の銀も5三~4四と活用できるので実戦的には先手が勝ちにくい展開しょうか。どうやら普通に指すのは作戦負けになるようです。
これを防ぐために先手は早い段階からアクションを起こします。
それが下の図。
![](/files/user/img/brand/shogi/blog/files/2015/06/%E2%96%B2%EF%BC%96%E4%BA%94%E6%AD%A9.png)
早々と角道を開け、角交換を狙っていくのがポイント。
△3二金▲4八銀△1二香▲7六飛△1一玉▲7八金△2二銀▲5六歩と、囲いは▲4八銀で済ませて動いていくのが良い構想になります。
![](/files/user/img/brand/shogi/blog/files/2015/06/%E2%96%B2%EF%BC%95%E5%85%AD%E6%AD%A9.png)
図から△5六同歩▲3三角成△同金▲5六銀までは一本道。
![](/files/user/img/brand/shogi/blog/files/2015/06/%E2%96%B2%EF%BC%95%E5%85%AD%E9%8A%80.png)
そこで6一の金を囲いにくっつけようとするのは、▲6四歩△同歩▲6三角の筋があり駄目。またそれを防いで△7二銀とするのは、▲8二角と打たれる筋を作ることになるので、どちらにしても左の金銀をくっつけにくい展開に持ち込むことができます。
左美濃と左穴熊。二つとも石田流にとって厄介な敵ですが、ぜひこの本を読んで勝率アップを目指していただきたいと思います。
発売は7月中旬になります。お楽しみに。 お得で気軽に参加できる将棋大会『第6回 将棋情報局最強戦オンライン』11月13日開催! エントリー受付中
今日も「わかる!勝てる!!石田流」の紹介していきたいと思いますが、その前にカバーが完成したのでちょっとご紹介。
![](/files/user/img/brand/shogi/blog/files/2015/06/%E3%82%8F%E3%81%8B%E3%82%8B!%20%E5%8B%9D%E3%81%A6%E3%82%8B!!%20%E7%9F%B3%E7%94%B0%E6%B5%81.jpg)
今までの「わかる!勝てる!!」シリーズと少し変えてみたのですがいかがでしょうか?
今回紹介するのは左美濃と左穴熊に対する指し方。
まずは左美濃。石田流に対する左美濃は持久戦の中ではよく指される形ではないでしょうか。本書ではその左美濃に対する画期的な仕掛けが紹介されています。その局面がこちら!
![](/files/user/img/brand/shogi/blog/files/2015/06/%E2%96%B2%EF%BC%92%E4%BA%94%E6%A1%82.png)
何と左美濃相手に端から桂を跳ねて攻めていっています。玉側の桂を跳ねていくので少し不安になりますが、7七角のラインが強烈で意外や意外、これで手になっています。
ちなみにこの仕掛けは著者である宮本先生ご自身が実戦でも指された形。実戦ではこの局面と少し違う変化になりましたが、仕掛けが成功して見事勝利を収めています。
左美濃に苦戦しているという方にはぜひ読んでいただきたいところです。
次に、紹介するのが最近流行している左穴熊。中飛車党の選択肢を増やしただけでなく、対石田流の対策としても指されていて困っているという石田流党も多いのではないでしょうか。
まずは石田流側が普通に指すとどうなるか。だいたいの駒組みが完了したのが下の図。
![](/files/user/img/brand/shogi/blog/files/2015/06/%E5%B7%A6%E7%A9%B4%E7%86%8A%E5%8B%9D%E3%81%A1.png)
先手陣もバランスがよく良い勝負かもしれませんが、後手も穴熊がしっかり完成しており、6二の銀も5三~4四と活用できるので実戦的には先手が勝ちにくい展開しょうか。どうやら普通に指すのは作戦負けになるようです。
これを防ぐために先手は早い段階からアクションを起こします。
それが下の図。
![](/files/user/img/brand/shogi/blog/files/2015/06/%E2%96%B2%EF%BC%96%E4%BA%94%E6%AD%A9.png)
早々と角道を開け、角交換を狙っていくのがポイント。
△3二金▲4八銀△1二香▲7六飛△1一玉▲7八金△2二銀▲5六歩と、囲いは▲4八銀で済ませて動いていくのが良い構想になります。
![](/files/user/img/brand/shogi/blog/files/2015/06/%E2%96%B2%EF%BC%95%E5%85%AD%E6%AD%A9.png)
図から△5六同歩▲3三角成△同金▲5六銀までは一本道。
![](/files/user/img/brand/shogi/blog/files/2015/06/%E2%96%B2%EF%BC%95%E5%85%AD%E9%8A%80.png)
そこで6一の金を囲いにくっつけようとするのは、▲6四歩△同歩▲6三角の筋があり駄目。またそれを防いで△7二銀とするのは、▲8二角と打たれる筋を作ることになるので、どちらにしても左の金銀をくっつけにくい展開に持ち込むことができます。
左美濃と左穴熊。二つとも石田流にとって厄介な敵ですが、ぜひこの本を読んで勝率アップを目指していただきたいと思います。
発売は7月中旬になります。お楽しみに。 お得で気軽に参加できる将棋大会『第6回 将棋情報局最強戦オンライン』11月13日開催! エントリー受付中
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