2016.04.15
新刊案内「将棋・囲いの守り方110」 ~覚えておきたい柔軟な受け~
お得で気軽に参加できる将棋大会『第6回 将棋情報局最強戦オンライン』11月13日開催! エントリー受付中
こんにちは。
ギョウザのうまさの半分はニラだと思っている編集部の島田です。
本日は4月14日、つまり昨日発売されたばかりの及川先生の新刊「全戦型対応!絶対に覚えたい 将棋・囲いの守り方110」を紹介いたします。
本書は同じく及川先生に書いていただいた「全戦型対応!囲いの破り方」のアンサー・棋書です。
タイトルの通り、いろいろな囲いの受けの手筋を紹介しております。
まずは目次をご覧ください。
美濃、矢倉、穴熊、その他、という感じで受けの手筋を解説しております。
今日は110個の手筋の中から独断と偏見で何問か紹介したいと思いますので、受けに自信のある方もそうでない方もぜひ挑戦してみてください。
では早速第1問!矢倉の手筋からいきます。
ジャジャン!
8六に歩がタラちゃんの状態。(訳:垂らしている状態)
次に△8七銀と打ち込まれるとアウトです。
でもこんなときいい手筋がありますね。
そうです、正解は▲8七歩です!以下△同歩成▲同金(下図)で受かりました。
拠点を消す「合わせの歩」の手筋が正解でした。
・・・ん?ここで△7九銀~△8八歩とされたらどうするの?と思ったあなた、鋭いです!
少なくとも私より将棋強いです。
でも安心してください。その場合の受け方も本の次の問題に書いてありますから。
それは書籍で確認していただくとしてあっさりと次の問題いきます!
第2問は穴熊編からです。
振り飛車VS居飛車穴熊でよくありそうですが、振り飛車に気持ちよく攻められていて居飛穴党の私としては思わず目をそむけたくなる局面です。
・・・っていうか普通に困ってるんじゃね?
持ち駒歩しかないのに受ける手あるんですか?
そう思いましたね?
でもあるんです!!
清潔感あふれる及川先生にふさわしい柔軟剤のような一手が。(←柔軟な一手があると言いたい)
そう、正解は▲9八玉です!
なるほど!これは受かってます。
あえて危険地帯に飛び込むようで指しにくいですが、▲9八玉が柔軟剤のような好手でした(しつこい)。
さて、突然ですが次が最終問題です!心してかかってください。
またしても居飛車穴熊党としては見たくない局面。このパターンで30回は負けた自信があります。
▲9九玉まで収まっていれば受かるんですけどねー。居飛車が一手遅れてますよ、これ。
・・・と、思うじゃないですか。
でもこの場合一手遅れてるのは振り飛車の方です!!
なぜならここで及川先生推奨の柔軟剤のような一手があるからです!(まだ言う)
そう、ここでポンっと▲5五歩!!の突き出しがあるじゃないですか!
以下△同角▲5六銀(下図)で受かってます。
やわらけ~。及川先生、柔らかいっす!!
及川先生の解説を読んでみましょう。
=====================================
問題図で▲9九玉と囲うのは△6六歩▲同銀△6五歩で先手危険です。
また▲6四角は△6六歩▲同銀△6五歩▲5五銀△8一玉で次に△5四歩を見せられ、先手が焦る展開です。
▲5五歩が柔らかい受け。△同角と取る一手ですが▲5六銀で後手の攻めを押し返すことができました。
正解図以下△3三角▲6五銀△4六歩▲6四角で先手ペースの進行です。
正解手順の▲5六銀では▲5六金もあり、以下△3三角▲6五金△6三金▲7五歩も有力です。
=====================================
なんという丁寧かつ分かりやすい解説。及川先生ありがとうございます。
本書にはこんな感じで覚えておくと便利な守りの手筋が110個載ってます。
どうも受けが苦手という方も、受けの手筋を再確認したいという方もぜひ読んでいただきたい一冊です。
本書を読んで「受けて勝つ」喜びを味わってください。
それではみなさん、今週も良い週末将棋ライフを!!
~~~~~~~~~~~~~~~~~
抽選で将棋書籍をプレゼント!
→4月のアンケートはこちら
お得で気軽に参加できる将棋大会『第6回 将棋情報局最強戦オンライン』11月13日開催! エントリー受付中
ギョウザのうまさの半分はニラだと思っている編集部の島田です。
本日は4月14日、つまり昨日発売されたばかりの及川先生の新刊「全戦型対応!絶対に覚えたい 将棋・囲いの守り方110」を紹介いたします。
本書は同じく及川先生に書いていただいた「全戦型対応!囲いの破り方」のアンサー・棋書です。
タイトルの通り、いろいろな囲いの受けの手筋を紹介しております。
まずは目次をご覧ください。
美濃、矢倉、穴熊、その他、という感じで受けの手筋を解説しております。
今日は110個の手筋の中から独断と偏見で何問か紹介したいと思いますので、受けに自信のある方もそうでない方もぜひ挑戦してみてください。
では早速第1問!矢倉の手筋からいきます。
ジャジャン!
8六に歩がタラちゃんの状態。(訳:垂らしている状態)
次に△8七銀と打ち込まれるとアウトです。
でもこんなときいい手筋がありますね。
そうです、正解は▲8七歩です!以下△同歩成▲同金(下図)で受かりました。
拠点を消す「合わせの歩」の手筋が正解でした。
・・・ん?ここで△7九銀~△8八歩とされたらどうするの?と思ったあなた、鋭いです!
少なくとも私より将棋強いです。
でも安心してください。その場合の受け方も本の次の問題に書いてありますから。
それは書籍で確認していただくとしてあっさりと次の問題いきます!
第2問は穴熊編からです。
振り飛車VS居飛車穴熊でよくありそうですが、振り飛車に気持ちよく攻められていて居飛穴党の私としては思わず目をそむけたくなる局面です。
・・・っていうか普通に困ってるんじゃね?
持ち駒歩しかないのに受ける手あるんですか?
そう思いましたね?
でもあるんです!!
清潔感あふれる及川先生にふさわしい柔軟剤のような一手が。(←柔軟な一手があると言いたい)
そう、正解は▲9八玉です!
なるほど!これは受かってます。
あえて危険地帯に飛び込むようで指しにくいですが、▲9八玉が柔軟剤のような好手でした(しつこい)。
さて、突然ですが次が最終問題です!心してかかってください。
またしても居飛車穴熊党としては見たくない局面。このパターンで30回は負けた自信があります。
▲9九玉まで収まっていれば受かるんですけどねー。居飛車が一手遅れてますよ、これ。
・・・と、思うじゃないですか。
でもこの場合一手遅れてるのは振り飛車の方です!!
なぜならここで及川先生推奨の柔軟剤のような一手があるからです!(まだ言う)
そう、ここでポンっと▲5五歩!!の突き出しがあるじゃないですか!
以下△同角▲5六銀(下図)で受かってます。
やわらけ~。及川先生、柔らかいっす!!
及川先生の解説を読んでみましょう。
=====================================
問題図で▲9九玉と囲うのは△6六歩▲同銀△6五歩で先手危険です。
また▲6四角は△6六歩▲同銀△6五歩▲5五銀△8一玉で次に△5四歩を見せられ、先手が焦る展開です。
▲5五歩が柔らかい受け。△同角と取る一手ですが▲5六銀で後手の攻めを押し返すことができました。
正解図以下△3三角▲6五銀△4六歩▲6四角で先手ペースの進行です。
正解手順の▲5六銀では▲5六金もあり、以下△3三角▲6五金△6三金▲7五歩も有力です。
=====================================
なんという丁寧かつ分かりやすい解説。及川先生ありがとうございます。
本書にはこんな感じで覚えておくと便利な守りの手筋が110個載ってます。
どうも受けが苦手という方も、受けの手筋を再確認したいという方もぜひ読んでいただきたい一冊です。
本書を読んで「受けて勝つ」喜びを味わってください。
それではみなさん、今週も良い週末将棋ライフを!!
~~~~~~~~~~~~~~~~~
抽選で将棋書籍をプレゼント!
→4月のアンケートはこちら
お得で気軽に参加できる将棋大会『第6回 将棋情報局最強戦オンライン』11月13日開催! エントリー受付中
将棋情報局では、お得なキャンペーンや新着コンテンツの情報をお届けしています。