『実戦で学ぶダイレクト向かい飛車の勝ち方』棋書アンバサダーによるレビュー ハマチ様|将棋情報局

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『実戦で学ぶダイレクト向かい飛車の勝ち方』棋書アンバサダーによるレビュー ハマチ様

『実戦で学ぶダイレクト向かい飛車の勝ち方』棋書アンバサダーによるレビュー第6弾です!

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最終回となる第6弾はハマチ様に書いていただきました。

なんと中学3年生!ということで、この受験で大変な時期によくぞ書いてくださいました(;^_^A

それでは、どうぞ!



こんにちは!

 この度、『実戦で学ぶダイレクト向かい飛車の勝ち方』の棋書アンバサダーを務めさせていただきます、ハマチと申します。

 軽く自己紹介をすると、私は将棋アプリ「将棋ウォーズ」で三段の中学生です。普段は居飛車を指していますが、最近プロ間でも振り飛車が見直され、振り飛車の採用数が増えてきているのがきっかけで、私自身も振り飛車を採用するようになりました。

 そんな振り飛車については初心者の私が、今回はその初心者目線から本書の良さを解説していきます。

【本書のレビュー】

 本書の著者はトップ棋士・佐藤康光九段です。タイトル通算獲得数13期で、前・日本将棋連盟会長ということもあり、将棋に詳しくなくても名前を知っている方は多いと思います。

 また、佐藤九段は本書で紹介されているダイレクト向かい飛車の元祖としても知られており、公式戦でも多く採用しています。NHK「将棋フォーカス」の講座「剛腕!康光流バーディー振り飛車」の講師も務めていて、本書はその講座でも紹介されているダイレクト向かい飛車の指し方を本人の実戦譜をもとに、分かりやすく解説したものです。

 振り飛車はAIによる評価は低いものの、伸び伸びと指せるため、アマチュアには人気の戦法です。ダイレクト向かい飛車も、AIの評価値を気にせず、伸び伸びと指したいという方におすすめの戦法です。

 話が長くなってしまいましたが、ここから本題に入ります。私が紹介したい本書の魅力は大きく3点あります。


①ダイレクト向かい飛車の色々な戦型が分かりやすく分類して書かれている



 本書は「対▲6五角」「△5三歩型」「△5四歩型」「番外編」の4章からなり、ダイレクト向かい飛車という戦法における様々な形が分類されています。

 各章では、佐藤九段の公式戦の熱戦譜をもとにそれぞれの戦型の指し方や方針などがまとめられています。


②ダイレクト向かい飛車を指す上でポイントとなる部分が詳しく書いてある



 上の画像のように、ダイレクト向かい飛車を指す上で重要なポイントとなる部分が太字で書かれています。さらに、重要な局面が図で紹介されていて、読みやすいレイアウトとなっています。



 また、上の画像のように各章及び各節の最後にはまとめのページがあり、学んだことを簡単に復習することができます。


③随所に佐藤九段に関するイラストが載せてあり、楽しんで読み進めることができる



 上のイラストは、佐藤九段のファンなら見た瞬間に何について描かれているかわかるでしょう。そう、佐藤九段の棋風ともいえる「丸太」をイラスト化したものです。

 また、下のイラストは佐藤九段の趣味であるゴルフのイラストです。


 このように、各所にイラストが散りばめられており、楽しく読み進めていくことができます。


【まとめ】

本書は佐藤九段により[伸び伸びと指せるダイレクト向かい飛車]について解説されています。ダイレクト向かい飛車は、対策をよく知らない人が多いということもあり、序盤からリードを広げられる優秀な戦法です!
 
 佐藤康光ファンやダイレクト向かい飛車に興味がある人だけでなく、居飛車党も振り飛車党も対抗形党も観る将の方も老若男女問わず、誰しもに読んでほしい棋書です!!このレビューを読んでくださったあなたも是非買って読んでみてください!! 限定記事や限定動画など特典が盛り沢山!将棋情報局ゴールドメンバーご入会はこちらから
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