『藤井聡太の角換わり』棋書アンバサダーによるレビュー ナイン様|将棋情報局

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『藤井聡太の角換わり』棋書アンバサダーによるレビュー ナイン様

『藤井聡太の角換わり』棋書アンバサダーによる第四弾をお届けします!

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最後にご紹介するのはナイン様。棋力は級位者で、四間飛車から居飛車党への転身を図っているそうです。
それでは、早速どうぞ。

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 この度、棋書アンバサダーを務めさせていただくことになりましたナインと申します。レビューを書くにあたり、まずは私の将棋との出会いや棋力についてご紹介いたします。
 私が将棋と出会ったのは小学生の頃です。きっかけは覚えていませんが、母に棋書と将棋盤を買ってもらい、ルールを覚えました。その後は駒の動かし方を知っている程度で、テレビで将棋番組を見かければ観る、というぐらいの関わりでした。
そんな私の将棋熱が再燃したのは、藤井聡太七冠の登場です。「藤井フィーバー」をきっかけに、再び指し始めるようになりました。
 現在の私の棋力は、初心者に毛が生えた程度の級位者です。長らく四間飛車を指していましたが、性格的に攻め将棋を好むため、居飛車に挑戦するようになりました。居飛車を指すにあたり、角換わりも学びたいと考えていたところに『藤井聡太の角換わり』が出版され、ちょうどアンバサダーの募集もありましたので、申し込ませていただきました。

 少し前置きが長くなりましたが、ここからは級位者の視点から本書の良かった点を3つ挙げさせていただきます。

 1つ目は、棋譜が付いている点です。

 この手の本は中盤からの解説が中心となることが多いですが、級位者の私にはその局面に至るまでの流れが分からないことがよくあります。
 その点、本書には棋譜が付いているため、1局の流れを掴みやすく、また棋譜並べを通じて角換わりの手順を学ぶこともできます。

 2つ目は、森内先生の解説が非常に分かりやすい点です。

 多くの棋書では本局の流れ以外の変化手順も多く取り上げられますが、級位者の私は「~と進んで先手良し」とあっても、どこが良いのか理解できないことが多々あります。その点、本書では森内先生が丁寧に解説してくださっており、「なぜその手が良いのか」、「なぜ疑問手なのか」を非常に理解しやすかったです。森内先生のまえがきも、とてもよかったです。



 3つ目は、章のまとめに実戦に生かしたいポイントが挙げられている点です。
 正直、級位者の私が本書の全てを理解して活かすのは難しいと思いますが、各局のポイントがまとめられているため、それだけでも実戦に取り入れられるよう努力しようと思いました。



 以上、級位者の私が本書を読んで良かったと感じた点です。有段者向けの内容ではありますが、級位者でも学べる部分が多く、何より藤井ファンにはたまらない一冊だと思います!

ナイン
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