「問われているのはタイトルホルダー」藤井聡太竜王・名人の驕らないメンタル|将棋情報局

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「問われているのはタイトルホルダー」藤井聡太竜王・名人の驕らないメンタル

『令和6年版将棋年鑑』のご紹介

お得で気軽に参加できる将棋大会『第6回 将棋情報局最強戦オンライン』11月13日開催! エントリー受付中 皆さんこんにちは。「昨日から学び、今日を生き、明日へ期待しよう」でお馴染みの編集部島田です。

今日もまた『令和6年版 将棋年鑑』の紹介をしにやってまいりました。
 


紹介するのは藤井聡太竜王・名人へのロングインタビューの一部です。とても短いのですが、島田的に大変感動したポイントでしたので、ぜひ皆さんと分かち合いたいと思い筆をとった次第です。

今回のインタビューでは八冠達成までの道のりを振り返っていただいたのですが、八冠全部取ると当然ながら全部防衛戦になるので、防衛する上での心構えについてうかがった部分でございます。

では早速、ご覧ください。

――王座戦を制して見事八冠を達成されました。防衛する側は維持か失冠かしかないので守り続けるというのは気持ち的にも大変かなと思いますが、その辺りはいかがですか?

「毎回決勝戦から出られるというイメージでいれば、0かマイナス1か、という感じはしません。防衛か失冠か、ということを過度に意識する必要はないのかなと思います」


はい。将棋年鑑を毎年読んでいるか将棋情報局の記事をよく読んでいる方はピンときたかもしれません。この「タイトルホルダー=決勝戦から出られる人理論」は藤井先生の独特の考え方で以前にも紹介させていただいたことがあります。面白いですよね。
待ち受けるチャンピオンというような偉そうな感じじゃないのがいいところです。

しかし、今回の私はさらに一歩踏み込んで質問したのです。それに対する藤井先生のお答えが素晴らしかったのでぜひ読んでみてください。

――中原誠十六世名人にインタビューした際には、挑戦者のほうが勝ち続けている勢いがあるので、挑戦より防衛のほうが大変だったというお話をされていました。

「確かに、挑戦者のほうはタイトル戦に出るまでに勝ち上がってきているので間違いなくその舞台に立つ資格があるわけですけど、タイトルホルダー側は前年のタイトル戦で勝ったということだけなのでコンディション、実力含めて問われている部分は大きいのかなと思います」


・・・どうですか、この考え方。すごくないですか?

タイトルホルダー=偉そうなチャンピオンどころか、むしろタイトルホルダーの方が問われているのだと。
藤井先生は決して驕らない方だと知ってはおりましたが、ここまでとは。
挑戦者へのリスペクト、そしてタイトルホルダーである自分に対する厳しい態度。

このマインドがあるから、どれだけタイトルを取っても将棋への思いや謙虚な姿勢は微塵も変わらない。

藤井先生ホントにすごいなーと心から思った2024年の春でした。


・・・と、いうことでこんな藤井聡太竜王・名人への超ロングインタビューが読めるのは『令和6年版 将棋年鑑』だけ!

現在豪華特典付きで予約受付中ですので、皆さんぜひ購入してじっくり読んでみてください。



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